【自然美が作り出した絶景】フランスで最も美しい村「ムスティエ・サント・マリー」

フランスで最も美しい村といわれるプロヴァンス地方のムスティエ・サント・マリー。 自然美が作り出した絶景とそこに住む人々の純朴さは、わたしたちを惹きつけてやみません。 山あいの小さな村で私たちを出迎えてくれるのは、果たしてどんな風景でしょうか？

１．ムスティエ・サント・マリーとは

ムスティエ・サント・マリーは、プロヴァンス地方・ヴェルドン渓谷の西側にある人口700人あまりの小さな村です。 この地に人が住み始めたのは5世紀からと言われており、小さい村ながら世界中から多くの観光客でにぎわっています。

２．ムスティエ・サント・マリーの見どころ

ヴェルドン渓谷

高さ100~200mにもなる高い崖に囲まれたヴェルドン川は、はるか昔に氷河によって作られたと考えられています。 乳白色とブルーを混ぜたような不思議な色合いの水が、とても印象的です。

ムスティエ・サント・マリーは、そんなヴェルドン川の崖にへばりつくようにして形成された村です。
雄大な自然と人々の営みがしっくり溶け合うさまは、ここだけ時の流れが止まったかのようですね。

星の伝説

ふたつの断崖をつなぐ鎖に、金色の星がひとつ吊り下げられています。

11世紀より始まった十字軍遠征の際、パレスチナで捕らえられたある騎士が「無事故郷に戻れたら、聖母マリアのために村のふたつの断崖を鎖でつないで星を吊るす」と誓いを立てました。
彼は無事故郷のムスティエ・サント・マリーに戻ることができたため、誓いを守るために星を吊るしたと言われています。
この星の伝説は、現在でも街の紋章として人々に親しまれています。

広大なラベンダー畑

ムスティエ・サント・マリーの特産物のひとつでもあるラベンダー。 例年6～7月ごろになると、薫り高い紫色のじゅうたんが視界いっぱいに広がります。 ラベンダーのアロマグッズやラベンダー蜂蜜など、ラベンダー関連グッズをお土産にするのもいいですね。

陶器「ムスティエ焼き」

ムスティエ・サント・マリーは質のよい土が採れることでも有名で、中世から陶器の産地として栄えてきました。 のちに中国から入ってきた青磁の流行をうまく取り入れてますます発展し、ムスティエ焼きは南フランス一の陶器として今でも多くの人に愛されています。



う～ん、見ているだけでも目の保養になりますね…
繊細であるが故に製造にも手間がかかり、またアンティークものも多いので、お値段もヴェルドン渓谷の崖のようにお高いのだとか！？



小さいサイズのものは比較的お値段が手ごろなものが多いので、おみやげにもオススメです。

ノートルダム寺院

ノートルダム寺院その1「ノートルダム・ドゥ・ラソンプション教会」。
村の真ん中にある煉瓦造りの寺院は、おもに村人たちのために立てられたものです。



ノートルダム寺院その2「ノートルダム・ド・ボーヴォワール礼拝堂」。
険しい岩山の上に建てられたこちらは、おもに修道士たちの修行の場として利用されたそうです。

３．実際に訪れた、体験した人の声

＜＜おとなの旅＞＞南仏プロヴァンス秘境の村、「フランスの最も美しい村」に指定されているムスティエ・サント・マリー。「ラ・バスティード・ド・ムスティエ」へのご滞在がおすすめです。http://t.co/s02wzjMdIW pic.twitter.com/KkxUIiBVna

— Diners Club (@dinersjp) 2014, 9月 26

町の外れの高台にかわいらしい家が並んでいた。かわいらしいドアを見つけた。おもいきり近寄って撮る。写真の基本はおもいきり近寄る。そこから始まる。ムスティエ・サント・マリー、4月の南フランス。 http://t.co/Ds6900D

— 椎名 寿 (シイナ ヒサシ) (@h_ciena) 2011, 4月 1

フランス王室が愛したムスティエ焼き、美しい。買ってよかった。 pic.twitter.com/d4SRkyQzpC

— 中村洋太 (@yota1029) 2014, 11月 1

４．基本情報