東京都にある「万葉植物園」をご紹介します!当時の住職の想いもこもったこの植物園、その見どころや関連情報などをまとめました。
東京都国分寺市の「武蔵国分寺」境内にある植物園です。当時の国分寺住職だった星野亮勝氏が、昭和25年から38年の13年をかけて日本に現存する最古の和歌集「万葉集」に詠まれている植物を収集し造園しました。すべての万葉植物を独力で採集し、丹精して育て、植物ごとに例歌、詠み人が記された札が建てられているという、大変な工夫と気持ちの込められた植物園です。
多種多様な植物だけでも圧巻ですが、その場所に建てられている和歌が記された札は訪れた人が奈良時代の文化や思想を理解しやすいようにと考えられており、お子様とともに親子で学ぶことも楽しめます。例えば、「うめ」の木の札には「春さればまづ咲く宿の梅の花…」という和歌が書かれています。異説のあるものは同じ場所に植えて理解を深める等の配慮もされています。当時の人々の気持ちや感性に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?武蔵国分寺の付近はこの「万葉植物園」のように、都心に近いながらも自然が豊かなスポットが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね!
素材提供:トリップアドバイザー
国分寺 万葉植物園とは?
国分寺 万葉植物園の魅力
「万葉集」当時の日本文化や風習を後世に伝えることを目的として造園されたこの植物園。園内には万葉集関連の植物が約160種、その他の各植物約700種が植えられており、万葉植物園は国分寺市の天然記念物に指定されています。植物、歴史、文化への興味など、多方面から知的好奇心を刺激してくれる場所です。見どころ・関連情報など
武蔵国分寺について
奈良時代に奈良の大仏様を建立した聖武天皇の詔により、同時期に日本各地に建立された国分寺・国分尼寺のうちの1つです。正確にはこちらは武蔵国国分寺の後継寺院にあたります。武蔵国の国分寺は元弘3年(1333年)の分倍河原の戦いで焼失し、建武2年(1335年)、新田義貞により薬師堂が再建されましたが、その後衰退。宝暦6年(1756年)頃に再度薬師堂が再建されました。創建当時の史跡は武蔵国分寺跡として、現在の境内のすぐ南の場所にあります。お子様とも楽しめる!
境内のその他の見どころ
宝暦年間(1751年-1763年)に再建された薬師堂には、国指定の重要文化財・薬師如来坐像が安置されています。その他に宝暦年間(1751年-1763年)建立仁王門、米津寺(東久留米市)の楼門を明治28年に移築したもの楼門などがあり、これら薬師堂・仁王門・楼門は、市の文化財に指定されています。訪れた人の声・写真
国分寺の万葉植物園素敵だったー 万葉集の知識無いけど楽しい(笑) http://t.co/8a0ttTG3g7
— 瑠衣@リコリス No.8 (@rui1208) 2013, 3月 24
今日の歴史散歩は国分寺(+府中)でした。多くの史跡、湧き水群、おもしろ地形、一日で周るのは大変な楽しいエリア。 殿ケ谷戸庭園→お鷹の道→真姿の池→万葉植物園→国分寺跡→東山道跡→姿見の池→府中本町へ→大國魂神社→国府跡、他たくさん! pic.twitter.com/1Z8sYncLcL
— 成瀬つばさ (@tsubasa_n) 2015, 3月 22
今日の散歩。武蔵国分寺、万葉植物園、国分寺公園。真姿の池湧水群。都心から少し離れているだけなのにこの辺は自然がいっぱいです。 pic.twitter.com/zAjSnpx6zi
— tokichild@祈り姫 (@tokichild) 2015, 4月 19
基本情報・地図
■ 基本情報
- ・名称: 国分寺 万葉植物園
- ・住所: 東京都国分寺市西元町1-13-16(武蔵國分寺境内)
- ・アクセス: JR中央線「国分寺」駅下車、徒歩20分または「西国分寺」駅下車、徒歩15分
- ・電話番号: 042-325-2211
- ・料金: 入園無料
- ・公式サイトURL: http://musashikokubunji.jp/
いかがでしたか?武蔵国分寺の付近はこの「万葉植物園」のように、都心に近いながらも自然が豊かなスポットが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね!
素材提供:トリップアドバイザー