Urawa Zero
桶川市(おけがわし)は、埼玉県の中東部にある人口約7万4千人の街です。かつての中山道6番目の宿場町、桶川宿から発展しました。そんな桶川市の魅力を、今日はご紹介したいと思います。1.桶川とは?
「桶川臙脂(おけがわえんじ)」としてその名を知られる桶川の紅花は、山形の「最上紅花」に次いで全国二番目の生産量を誇ります。
2.桶川の魅力
中山道の宿場の面影と、ちょっとレトロな雰囲気の残る町並みを楽しめる桶川。桶川駅を起点に、桶川宿の面影を残す旧旅籠や商家、土蔵など短時間で見て回りたいという方向けの、手軽に楽しめるコースや、旧旅籠や商家、土蔵、古刹など中山道沿いを一通りぐるりと見て回りたい方向けのコースなど、いくつかのコースプランが用意されています。自分の体調に合わせて楽しめるのが良いですね。3.桶川の歴史
現在の川田谷地区には荒川沿いに数多くの古墳や遺跡が発見されていて「川田谷古墳群」といわれています。その中には「原山古墳群」や「熊野神社古墳」などがあり、「熊野神社古墳」は大和政権の力が東に及んでいたことを示す手がかりとして重要視されているそうです。「おけがわ」という地名は古くから文献に現れていますが、「桶川」ではなく「桶皮」という表記もあるので、地名のはっきりした由来は不明です。
古くから農産物の集散地であったために、人が集まり、中山道の6番目の宿場町として栄えました。かつての桶川宿は「中山道もの」といわれる良質な麦や、べに花の集散地として栄えていたそうです。
4.桶川に行ったら出来ること
歴史好きな方ならば、中山道の散策が一番の楽しみになるでしょう。重要文化財や古墳などの遺跡めぐりも魅力的ですね。また6月中旬から7月初旬にかけては、べに花を見るだけでなく、摘みとり体験も出来ます。
荒川沿いの広大な緑に囲まれた敷地にあるホンダエアポートでは、小型機や飛行船などを眺めて楽しんだり、セスナ機でのナイトフライト (夜間飛行)を楽しむこともできるそう。是非訪れてみたいですね。
5.おすすめ観光スポット
1.泉福寺
泉福寺は、荒川に面した高台に建つ天台宗の寺院。広い境内には、山門や本堂をはじめとした江戸時代以来の建物があります。鎌倉時代の弘長2年(1262)に製作されたことで知られる国重要文化財が安置されていますが、文化財としての重要性から、現在は大堂前の耐火収蔵庫内に安置されているそうです。2.桶川市歴史民族資料館
6.おすすめホテル
1.ホテルルートイン上尾
桶川駅から車で3分の、このホテル。和洋食バイキングの朝食が、無料でついているそうです。館内には大浴場も完備され、ロビーでインターネットも無料です。桶川を訪れるには、便利なホテルと言えそうですね。2.上尾東武ホテル
最寄りは桶川駅ではありませんが、大宮駅まで8分、新宿まで乗り換えなしで39分、JR上尾駅より徒歩1分の好立地にあるので、こちらも便利が良さそうですね。7.おすすめ名産グルメ
1.べに花
べに花そば、べに花うどん、べに花ひやむぎなどの麺類から、べに花カステラ、べに花らっきょう、べに花コロッケ、べに花羊羹、べに花まんじゅうなど・・・べに花を使った、様々な食べ物が売られています。どれもこれも興味深いですね。
2.塩大福 力石(大磐石)
力石とは、桶川・稲荷神社にある日本一大きい大盤石(力石)を参考に作られた、無添加の焼き菓子だそうです。厳選された小豆を、純度の高い白双糖だけで練り上げたこしあんに、よく炒って手ですりつぶした黒ゴマと練り合わせたゴマあんを、ペースト状にした黒ごまのたっぷり入った生地で包み焼き上げたそう。 一度食べてみたいですね。8.イベント
1.中山道桶川宿とべに花鑑賞ハイキング
江戸時代、桶川のべに花は山形の最上地方よりも気候が温暖なため、ひと足早い6月に収穫されたので、べに花商人たちに歓迎されました。今も残る、べに花の集散地として栄えた中山道桶川宿の面影を楽しみながら、桶川駅から中山道宿場館までの約7.5km、3時間半のハイキングをするイベントです。2.べに花祭り
毎年6月下旬から7月初旬に街の色々な場所で花を咲かせているべに花。べに花の鑑賞だけでなく、イベント日には農産物の販売や、ステージイベント、ゆるキャライベントに熱気球の試乗会まで、様々な体験が出来ます。是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか。9.桶川へのアクセス
■ 基本情報
- ・名称: 桶川市
- ・アクセス: 東京駅→上野(山手線7分)→JR桶川駅(高崎線42分)
横浜駅→JR桶川駅(湘南新宿ライン約76分)