二條陣屋は江戸時代後期に建てられた民家で、現在は国の重要文化財に指定されています。ここは、当時大名のお宿として使われたため、様々な細工が施されています。
二條陣屋は小川家の邸宅ですが、一般に公開されています。江戸時代、京都には大名の宿泊所である本陣を作ることを禁止されていたため、商業を営んでいた小川家が本陣の代わりとなりました。大名が泊まるので、民家のままというわけにはいかず、家の中には様々な工夫が施されました。1950年、小川家は国の重要文化財に指定されました。
二條陣屋は天明8年(1788年)の大火で全焼し、嘉永年間(1848~1854年)の再建されました。これを教訓に、屋敷は精巧な防火対策を取っています。飛び火を防ぐために、軒裏に鉄板を引いたり窓に工夫を凝らしたりしています。
完全な防火建築となっているのも特徴で、屋根の先には銅板が張り
巡らせてあったり、庇の樋(ひさしのとい)から水で濡らしたスダレを 垂らして火を防ぐようになっていたり… 土蔵造の防火壁、防火井戸 ここらへんまではへぇ~というくらいだったのですが、 茶室 → 即席の能の舞台へ 天井の武者隠し 落し階段 などに感動! ざっと50分くらいで見学は終了。でも、すご~いの連発でしたわ。
見学は高校生以上、完全予約制です。お屋敷の中は、ボランティアの方が丁寧に案内をして下さいます。
二條陣屋とは?
二條陣屋の魅力
江戸時代、小川家はここで米両替商を営んでいました。商家と武家屋敷の2つが共存した、他に類を見ない独特な構造が見どころです。客をもてなし、守るという二重の目的を持った屋敷には、くつろぎの空間と徹底した仕掛けが施されています。二條陣屋の見どころ
防衛建築
二條陣屋の最大の見どころです。防衛建築とは、攻撃する目的はなく、ひたすら逃げることを目的としたものです。大名の様子を見るために忍者や家人が隠れた小部屋、一旦入ってしまうと外からは分からなくなってしまう吊り階段やはしご、屋根へ抜ける隠し階段など、逃げ道が多く作られていました。防火建築
機智に富む意匠
書院造りの大広間は、透かし彫りを取り入れ柔らかい雰囲気を出し、泊まる者の目を癒す工夫がされています。また、お能の間は中央を掘り下げ、そこに甕を入れて音響効果を上げる工夫がされています。春日の間は、ひょうたんの形の下地窓や京扇子が描かれた襖など、芸術的にも優れた装いです。口コミ
巡らせてあったり、庇の樋(ひさしのとい)から水で濡らしたスダレを 垂らして火を防ぐようになっていたり…
http://toypoo2.blogspot.ae/2012/12/340no.html
http://yaplog.jp/yumenokaori/archive/339
■ 基本情報
- ・名称:二條陣屋
- ・住所:京都市中京区三坊大宮町137番地
- ・アクセス:【電車】JR嵯峨野線 「二条」駅下車 徒歩15分 【バス】京都市バス15号系統 「神泉苑前」下車 徒歩2分、京都市バス9、12、50、67、101号系統 「堀川御池」下車 徒歩5分
- ・営業時間:見学時間は1日4回、定員10名。要予約。
- ・定休日:毎週水曜(祝日を除く)、年末年始
- ・電話番号:075-841-0972
- ・料金:大人1000円、高校生800円(見学は原則として高校生以上)
・公式サイトURL:http://nijyojinya.net/index.html
見学は高校生以上、完全予約制です。お屋敷の中は、ボランティアの方が丁寧に案内をして下さいます。