Nao Iizuka
亀戸駅をこれから利用するという方必見!基本情報や各種見どころスポットなどをまとめました!錦糸町とともに、東京都より副都心として認定されているこの街は、買い物にも、子供と一緒に遊ぶにもとても便利な場所があります。「アトレ」を中心に賑わいを見せており、観光、食べ歩き共におすすめです。特に名物となっている餃子専門店は行列ができるほどの絶品ぶり!あまりにも美味しすぎて何個でもパクパクいけちゃうのだとか!グルメもいちおしの、このエリアのトピックをご紹介していきます。 亀戸駅とは?
亀戸駅は、江東区亀戸の繁華街のすぐそばにあります。1904年に、現在の総武線である総武鉄道と東武鉄道の東武亀戸線がそれぞれ開業しました。駅ビルであるアトレ亀戸に直結しているため、買い物などにもとても便利な駅です。
亀戸駅のある江東区は、隅田川の東側にあたり本所や深川など江戸時代から都市化された場所です。亀戸駅の近くも亀戸天神社などがある古くから栄えた街で、今は隣接する墨田区にある錦糸町とともに、副都心として認定されています。また、亀戸駅にはJR東日本でも旅客数の多いJR総武線が乗り入れており、隣りの錦糸町駅駅とともに副都心の交通の要として多くの人が利用しています。
乗り入れ路線
乗り入れている路線は、JR東日本の総武線、東武鉄道の亀戸線が乗り入れています。
総武線で新宿駅から約30分、市川駅からは約12分です。東武亀戸線で、曳舟駅から約8分です。
都心と千葉県にあるベッドタウンとを結ぶJR総武線は、中央線にも乗り入れており新宿駅から秋葉原駅を経て錦糸町駅や亀戸駅を結ぶ都内でも利用者の多い路線です。また、東武亀戸線は、亀戸駅から東武鉄道の幹線が乗り入れている曳舟駅までを結ぶ路線で、主に沿線住民が利用する路線です。
JR東日本・総武線
総武線には、東京駅と千葉駅との間を走っている総武快速線と、御茶ノ水駅と千葉駅との間を走っている総武緩行線があります。2つの路線のうち亀戸駅に停車するのは、各駅停車となっている総武緩行線です。
総武緩行線は中央緩行線との相互乗り入れを行っており、行き先としては、千葉方面は千葉と津田沼、西船橋で、御茶ノ水方面は、早朝・夜間~深夜を除いて中央線の中野もしくは三鷹となっています。
総武線でも総武緩行線で使われる電車には黄色のラインカラーが使われており、以前は車両全体が黄色に塗られていました。そのため、今でも東京近郊では「黄色の電車」と表現されることがあります。なお亀戸駅のホームの隣りを総武線の貨物用線路が通っており、千葉方面への貨物の運送にも使われます。
東武鉄道・亀戸線
明治37年(1904)の開業当初は東武鉄道本線の役割を持っていた亀戸線は、現在両国駅となっている総武鉄道の両国橋駅までの直通列車が走る駅でした。今では亀戸駅と曳舟駅との間を、ワンマン運転の電車が下町をのんびりと走る、線内各駅停車のみの路線となっています。
亀戸線の電車は、朝6~9時台を除くと平日も土休日もダイヤは変わらず、10~22時台まで10分間隔で、亀戸駅から曳舟駅へと向かっています。
この路線を走る電車は日中は2両編成で、平日の朝のラッシュ時には3両編成の列車も運行されています。 しかし、この3両編成はラッシュを過ぎると亀戸駅の留置線に置かれ、午後は別の路線まで回送されていきます。
のりば・改札口・出入口
亀戸駅の出入口は、北口と東口の2ヵ所となっていて、アトレ口と呼ばれている北口には、総武線と東武線の改札口がそれぞれ独立してあります。もう一つの東口は、総武線だけの改札口となっています。
亀戸駅は、以前は東京の下町と呼ばれた住宅密集地にあり、駅周辺の再開発が進んでいるものの、まだまだ建物が密集した場所です。そのため、駅舎も副都心の駅となったものの意外と小さく、駅の出口も限られています。それでも、アトレ亀戸の周囲にはロータリーが作れており、多くのバスが発着しています。
総武線には北口と東口の2つの改札口があります
総武線各駅停車のホームは1本で、のりばは錦糸町・御茶ノ水・新宿方面が1番線で、新小岩・津田沼・千葉方面が2番線になっており、改札口は北口と東口の2つとなっています。北口改札口はアトレ亀戸内にあり、ホーム中央付近にある階段、エスカレーター、エレベーターを利用して、通路に下りて向かいます。アトレ亀戸からは、バスターミナルと明治通りに出られるようになっています。総武線のもう一つの東口改札口は、平井寄りホーム端にある階段を使って向かいます。
亀戸駅の西側のガード下を明治通りが通っており、通りに面してロータリーがあります。アトレ亀戸がこのロータリーに面している他、明治通り沿いには多くのビルが並んでいます。また、東口は駅南側の車が入れないような細い裏通りに面しており、小さな店が密集した場所です。
亀戸線は改札口は1つとなっています
地平ホームが1本となっている亀戸線のホームは、線路は行き止まりとなっていて、のりばは1番線と2番線で、いずれも曳舟行きが発車しています。改札口は1ヵ所となっていて、ホームから改札口に直接向かうことが出来ます。亀戸線の改札口を出ると、そのままアトレ亀戸に入ることになり、アトレ亀戸からバスターミナルと明治通りに出るられます。亀戸線と総武線との乗り換えは、総武線と亀戸線との乗り換え改札口がありませんので、それぞれの改札口を出てから、乗り換え先の改札口から入ることになります。
亀戸線の2つあるホームのうち、1番線が乗り降りに使われており、2番線は朝のラッシュ時に使われた車両の留置線となります。また、ワンマン運転を行っている亀戸線では、ホームにセンサーが取り付けてあり、安全確認できる仕組みがあります。
どこへ行ける
総武緩行線は、御茶ノ水から千葉までの各駅に停車して、お茶の水からは中央緩行線に乗り入れて、中野や三鷹まで走っています。亀戸線は、曳舟まで各駅に停車して、全列車が曳舟行きとなっています。
総武線は秋葉原・御茶ノ水・津田沼・千葉などに行けます
総武緩行線は各駅停車のため、近隣の駅に向かうには便利ですが、千葉方面には平行して走っている総武快速線に、新小岩で乗り換えて向かった方が早く行ける場合があります。新小岩で総武快速線に乗り換えると、千葉以遠の総武本線、内房線、外房線へ向かうことが出来ます。錦糸町・御茶ノ水・新宿方面は、総武快速線が錦糸町で総武緩行線と分かれて東京に向かい、錦糸町から御茶ノ水までの各駅には、総武緩行線だけが向かうことが出来ます。錦糸町で総武快速線に乗り換えると、東京から横須賀線に乗り入れているので、品川、横浜、鎌倉方面に向かうことが出来ます。
亀戸駅に停車する千葉方面の便の行先は、西船橋駅、津田沼駅、千葉駅で、朝のラッシュ時は約半数は西船橋駅に、また、津田沼行きと千葉行きが交互に出発しています。一方、御茶ノ水方面の行先は、朝早い時間や夜遅い時間を除けば、中央線の三鷹駅か中野駅になります。
亀戸線は曳舟で乗り換えると北千住・東京スカイツリーなどに行けます
亀戸線のもう一方の終点となっている曳舟は、浅草から伊勢崎までの東武鉄道の本線とも言える伊勢崎線が走っています。曳舟駅には、浅草を発着する伊勢崎線の特急・快速・区間快速以外の列車、押上から半蔵門線・田園都市線に乗り入れる全列車が停車します。伊勢崎方面には曳舟駅で乗り換えると、北千住、草加、東武動物公園などに向かえ、北千住で特急・快速・区間快速に乗り換えて日光、鬼怒川温泉、赤城などに行けます。浅草、押上方面では、浅草行きでは、東京スカイツリーと浅草に、押上に行く列車は、表参道や渋谷、二子玉川などに向かえます。
亀戸線は、亀戸駅と曳舟駅とを往復しているだけで、他の路線に乗り入れはしていません。曳舟駅の5番線に停車したら、ホーム下のコンコースを通り、隣りの東武スカイツリーラインのホームに移動する必要があります。なお、2両編成の亀戸線が停まる5番ホームは、他と比べるとかなり短いホームです。
バス路線はバスターミナルや亀戸駅通りバス停から各方面に向かえます
亀戸駅周辺で発着するバスを利用するには、亀戸駅北口にあるバスターミナルと、北口から明治通りを南に向かった所にある京葉道路や明治通り沿いにある亀戸駅通りバス停、東口を出たところにある京葉道路沿いの水神森バス停があります。亀戸駅北口のバスターミナルからは、今井、西葛西駅前、上野公園、日暮里駅前、築地駅前などに向かうバスが走っています。亀戸駅通りバス停からは、葛西駅、小岩駅、錦糸町駅前、両国駅などに向かうバスが、水神森バス停からは、東陽町駅前、今井、両国駅前などに向かうバスが発着しています。
バスターミナル以外の2つのバス停を発着するバスが、北口のバスターミナルを必ずしも経由していないため、目的地に合わせて利用するバス停を選ばなくてはなりません。
亀戸駅周辺はいわいる下町として知られた場所で、高度経済成長時代には工場も多く立ち並んでいました。しかし、広い敷地を求めて郊外に移転してしまい、今は跡地に住宅団地や再開発ビルなどに変わっています。そういった再開発された場所や、副都心を形成する隣りの錦糸町駅や南側のオフィス街にある東陽町駅などと繋ぐ多くのバスが発着しています。
時刻表
JR東日本 総武線
千葉方面、新宿方面ともに、始発は4時台、最終は0時台です。約3〜5分間隔で運行しています。時間によって行き先が異なるため、行き先によっては乗車の際には注意が必要です。
詳しくはこちら → 西船橋・千葉方面 御茶ノ水・四ツ谷方面
東武鉄道 亀戸線
始発は5時台、最終は0時台です。約10分間隔で運行しています。詳しくは こちら
1日の駅利用者数
JR東日本総武線の1日の利用者数は56,693人で、JR東日本では82位です。
東武鉄道亀戸線の1日の利用者数は26,286人で、亀戸線内の駅では一番多く利用されています。
周辺スポット
亀戸天神社
亀戸天神社は、菅原道真を祀り、学業の神様として有名です。受験の時期には受験生やその家族であふれています。また、花の時期によって梅まつり、藤まつり、菊まつりが催され、花の見物客で賑わっています。Sun Street KAMEIDO(サンストリート亀戸)
サンストリート亀戸は、大型おもちゃ店や子供服、雑貨店、ドラッグストアーやスーパー、レストラン、TSUTAYAなどが入る複合施設です。子供が遊べる場所も豊富なため、親子連れにも優しい施設となっています。亀戸緑道公園
サンストリート亀戸の脇にある公園です。都電専用の軌道があったのですが、昭和47年に都電が廃止となったため、その跡地に緑道公園を作ったそうです。公園内の各所には、都電のモニュメントや都電が走っていた当時のことを説明する看板などが設置されています。アトレ亀戸
亀戸駅の駅ビルとなっているアトレ亀戸には、地上8階・地下1階の本館と、地上7階の駐車場棟があります。本館には、地下1階に食料品のお店が集まり、7階と8階には屋上庭園の「そらいどひろば」があり、地下1階でお弁当などを買い求め、そらいどひろばでピクニック気分を楽しむことが出来ます。1階から7階には、ファッション・雑貨など様々な商品・サービスを扱うお店が集まっています。
■ 基本情報
- ・名称: アトレ亀戸
- ・住所: 江東区亀戸5-1-1
- ・アクセス: 亀戸駅直結
- ・営業時間:
- ■ ショッピング|10:00~21:00
- ■ レストラン|11:00~23:00
- ・電話番号: 03-3638-2811(代表)
- ・公式サイトURL: http://www.atre.co.jp/store/kameido
亀戸梅屋敷
亀戸は江戸時代に呉服商の伊勢屋彦右衛門の別邸があり、別邸に咲く梅の木を見ようと、梅の季節になると江戸中の人々が訪れたということです。江戸の人達から「亀戸の梅屋敷」と称された梅屋敷にならって、江戸・下町・亀戸を発信する拠点としたのが亀戸梅屋敷です。亀戸梅屋敷では、江戸を味わうための江戸切子の展示やカット体験、梅屋敷をはじめとした浮世絵の原画の展示に、江戸や下町を楽しめる亀戸梅屋敷寄席などを楽しむことが出来ます。
■ 基本情報
- ・名称: 亀戸梅屋敷
- ・住所: 江東区亀戸4-18-8
- ・アクセス: 亀戸駅から徒歩7分
- ・営業時間: 10:00~18:00
- ・定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
- ・電話番号: 03-6802-9550
- ・公式サイトURL: http://www.kameume.com
亀戸香取勝運商店街
亀戸にある香取神社の参道沿いに、明治時代からの江東区一の歴史を持つ商店街が、亀戸香取勝運商店街で、鳥居がある蔵前通りの入口から香取神社に向かって、下町情緒あふれる商店街が続きます。亀戸香取勝運商店街は、「昭和30年代」をキーワードにした観光レトロ商店街となり、各店が一店逸品を提供して、店主自慢の一品を楽しみながら散策を楽しめます。香取神社への参拝のあとには、ちょっと足を伸ばせば、亀戸天神社や東京スカイツリーも、下町情緒にひたりながら行くことも出来ます。
■ 基本情報
- ・名称: 亀戸香取勝運商店街
- ・住所: 江東区亀戸3丁目(亀戸香取神社参道)
- ・アクセス: 亀戸駅から徒歩7分
- ・営業時間: 店舗によって異なります。
- ・公式サイトURL: http://kame3katori.jp
基本情報と地図
■ 基本情報
- ・名称:亀戸駅
- ・住所:東京都江東区亀戸5丁目(JR東日本)
- 東京都江東区亀戸5−1−1(東武鉄道)
- ・営業時間:7:00〜21:00(JR東日本 みどりの窓口)
- ・電話番号:050−2016−1600(JR東日本お問い合わせセンター)
- 03−3638−3168(東武鉄道)
- ・公式サイトURL
- JR東日本 http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCD=508
- 東武鉄道 http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/2106.html
地図はこちら
亀戸駅の各種基本情報をお届けしました。都心である新宿から、電車一本で行けるなんて便利な立地ですよね。ステーション周辺は再開発されておりとてもきれいですが、少し歩くと下町らしい風情が残る町並みもあります。居酒屋が多いため、お酒が大好きな人にはぴったり。どのお店も美味しい料理を提供しているので、ぜひ一緒に味わってみてはいかがでしょうか?そして、特におすすめしたいのが亀戸天神社の藤!4月下旬にシーズンを迎え、薄紫の花が咲き誇ります。春風を受け、たおやかに揺れる姿は上品で、思わずため息がもれます。このスポットへ訪れた際は立ち寄ってみてくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー