姫島(ひめしま)へは訪れたことはありますでしょうか?もしかしたら、ご存知なかったという方も少なくないかもしれません。人口は約2,000人ほどで国東半島の北に位置しております。大分県といえば「温泉県」のキャッチコピーや、由布院、別府などの観光地、かぼす、しいたけなどの特産物で有名ですね。最近ではからあげなどのグルメも人気となっています。今回は少しミステリアスな詩情と伝説のある島の魅力を一挙ご紹介いたします。
1.「姫島」とは?

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「姫島(ひめしま)」とは、大分県の国東半島の北に位置しており、瀬戸内海でいうと西のあたりに位置する離島のことをいいます。人口約2,000人ほどの島で、島の中には姫島村と呼ばれる大分県で唯一の村が存在しています。なお、大分県の国東市国見町の伊美港(いみこう)と呼ばれる港からは6キロの距離にあります。
大分県にあるこの島は、南北に約4キロメートル、東西に約7キロメートルと非常に長細い形をしています。そんな島には矢筈山・達磨山・城山があってこの山々の中間部が集落になっています。そして詩情や不思議伝説の島としても有名ですね。国の天然記念物で断崖に露天状態の「黒曜石」が見られる日本国内では数少ない場所でもあります。ここの黒曜石は白っぽくなっていて、普通よく見る黒紫に光るものとはチョット違うんです。これだは旧石器時代に土器としてもよく使われていたそうですよ。
2.「姫島」の魅力
「姫島」はそのうちの4番目に産まれた女島(現在の姫島)とされ様々な言い伝えが語り継がれています。
姫つながりで、ある一つの伝説もあります。それはとあるお姫様が、手拍子を叩いた場所に突然として温泉が湧き出て来たそうです。それが姫島村にある「拍子水温泉」と言われる場所なんです。この温泉は炭酸水素塩泉でお肌ツルツルになりますよ。たま優雅に舞い、白いスナビキソウの花の蜜を求めて秋の終わりに北からやってきて南に渡っていく「アサギマダラ」という蝶も有名ですね。とってもめずらしい蝶を見に出かけていくのもおすすめです。
3.「姫島」のこれがおすすめ
島内一周 ♪ 姫島七不思議 ♪♪

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「姫島」は島内面積は6.79キロと、お世辞にも大きい島ではありません。大きくはありませんが、その反面、自動車や自転車を使用して島内を1周回ることも可能です。「姫島」には姫島七不思議として、様々な神話のスポットがあります。簡単にスポット巡りができますから、お時間に時間があるのであれば、のんびりと楽しまれるのも良いのではないでしょうか?
東国東郡姫島村には、江戸時代に杵築藩主松平家の安産の祈願所の「大帯八幡社本殿」があり産土の神として信仰されています。でも、大昔の火災で旧記や古文書等を消失したためにはっきりとした建興時期や由来は分かっていないとか。姫島の伝説から読み取れるのは、『神功皇后』が豊国宇佐の海に腹帯を海中に落しました。腹帯が漂着した島の住民が、腹帯を担いで南浦に祀ったのが「大帶八幡社」のはじまりと伝えられているそうです。だから安産の守り神なんですね。
夏のお盆はきつね踊り

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「姫島」は、毎年8月14,15日のお盆の時期に盆踊りを行います。盆踊りといえば、いろんな地域の定番となっていますが、「姫島」の盆踊りは独特で、大分県内でも有名なお祭りのひとつとされています。その「姫島」の盆踊りの中でも特に有名なのが、きつね踊りです。以前は大人の踊りでしたが、昭和20年あたりから子供がきつねの格好をして踊るようになりました。かわいいし、おもしろくて毎年テレビ局も撮影にくるほどの人気です。ちなみに、上記画像のような、タヌキ踊りなどもあります。
可愛いですね~、ご先祖様も喜ばれているでしょう。姫島の盆踊りは鎌倉時代にあった念仏踊りが起源のようです。ここの盆踊りのなかの、伝統踊りで有名な踊りがあと3つあります。それは「アヤ踊り」、「猿丸太夫」、「銭太鼓」です。そのうちの「アヤ踊り」は、アヤ棒(青竹で作った棒)を持った男性が優雅に踊る女性の間を踊り跳ねます。どれもユニークで楽しい踊りでなのでこの時期に訪れると貴重な体験ができそうですね。また毎年5月には姫島かれい祭り、10月は姫島車えび祭りと季節ごとに色々なイベントが楽しめちゃいます。
「姫島」といえば、車エビ ♪♪

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「姫島」といったら名産物として有名なものは車エビです。実は、「姫島」やその近辺の国東などは天然の車エビのよく獲れる場所として知られています。「姫島車エビ」という名前で知られているほど車エビ美味しいですよ。刺身でいただいたり、塩焼で焼いて食べたり・・・楽しみ方はいろいろです。「姫島」の周辺海域では、カレイやタイなどの漁業もとっても盛んです。なのでここに訪れると新鮮な海の幸も楽しめます。この地域の車エビは結構有名ですよね。大きくてプリプリのエビはご贈答でもよく見かけます。近年では塩田跡地を再利用して車エビの養殖が盛んです。10月に姫島港フェリー広場で開かれる「姫島車エビ祭」にはたくさんの観光客がフェリーに乗って訪れてくるそうです。なんて言ったって甘くてプリプリの車エビづくしの祭は魅力ですよね。
4.「姫島」に行ってみました ♪♪
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— 海鮮、魚介類、海の幸が好き過ぎる (@kaisen_love555) 2015, 4月 27
大分県・姫島盆踊りのキツネ踊り。提灯を吊るした傘を持ち狐の化粧を施して、白い衣装に頬被りと尻尾を付けて踊ります。先頭には庄屋とおぼしき姿があり、狐が庄屋をからかう様子を表すとも。昭和20年代を境に大人から子供の踊りに変わったそうです。 pic.twitter.com/NSfLCsMRgg
— 狐憑きの狐参社ヌヱ (@kitsunetsuki0w0) 2015, 3月 3
昨日の家族に乾杯でやってた大分県姫島。 ここもアサギマダラの飛来地。 喜界島のあとは姫島に北上するのかな? もしも生まれ変わったらアサギマダラになって、旅して旅して、各地で甘い蜜吸いたい。 pic.twitter.com/d2m8T9B00F
— 兎人(らびっと) (@loveit_rabbit) 2015, 1月 27
5.「姫島」基本情報
■ 基本情報
- ・名称:姫島
- ・住所:大分県東国東郡姫島村
- ・アクセス:JR宇佐駅→大分交通バス伊美行きで約1時間、終点下車、徒歩約5分の伊美港から姫島村営フェリーで約20分、姫島港下船
- ・電話番号:0978-87-2111 (姫島村水産・観光商工課)
- ・公式サイトURL:http://www.himeshima.jp/
6.「姫島」はこちらです ↓
姫島の魅力は十分伝わりましたでしょうか?瀬戸内海の西にポツリとある離島が古くから語り継がれている話にでてくるとは、とても興味深いですね。七不思議として、様々な神話のスポットがありますので、自転車で島を一周しながら、ゆっくり回ってみるのも楽しいですよ♪また夏のお盆には子供が踊るかわいらしい「きつね踊り」が毎年テレビ局も撮影にくるほどの人気です。新鮮な車海老も堪能できますので、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?