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安曇野市(あづみのし)は、2005年10月1日に南安曇郡豊科町・穂高町・三郷村・堀金村と東筑摩郡明科町が合併し、誕生した街です。人口は約10万人で長野県内6位となっています。北アルプスの山々に囲まれ、たくさんの自然にあふれた安曇野では、様々なアウトドア体験はもちろん、美術館やガラスなどの芸術に触れる事も出来ます。今日はそんな安曇野の魅力を、たっぷりご紹介したいと思います。1.安曇野市とは?
安曇野では北アルプスの雪どけ水が、約半年かけて穂高・豊科・明科地域の扇状地末端地域に湧出しています。この雪どけ水は、安曇野のおいしい水として販売されているほか、わさび栽培、ニジマスの養殖など、地域産業の形成にも大きな役割を果たしてきています。特に豊科地域北部一帯の湧水は「安曇野わさび田湧水群」として、昭和60年に環境庁から名水百選の一つに選定されおり、平成7年3月には国土庁から湧水群周辺地域を「水の郷」とする認定を受けています。安曇野へ行ったら、ぜひその清冽な水の冷たさを体験してみて下さいね。
2.安曇野市の魅力
信州サーモンに、凍り餅。地ビールやワインと、幻の黒豆と呼ばれる「信濃黒」。信州りんごに信州そば、玉ねぎ。そして安曇野の名水や安曇野のお米、わさび、にじますと・・・安曇野ご当地自慢の特産品を並べ挙げるだけでも、魅力的ですよね。安曇野にはこれ以外にも、温泉や登山、トレッキング、美術館など、たくさんの見どころがあり、毎年避暑に訪れても飽きる事はありません。3.安曇野市に行ったら出来ること
安曇野市は北アルプス表銀座の登山の拠点となっており、毎年多くの登山者が訪れています。山々の眺望や木々の緑を楽しむ軽いトレッキングから、3,000メートル級の峰々を目指す本格的な登山まで、体力や好みに合わせて楽しむ事が出来ます。中房登山口(燕岳方面)、一ノ沢登山口(常念岳方面)、三股登山口(蝶ヶ岳方面)の登山口へそれぞれ向かう事が出来ますよ。昔は自分もよく登ったので、北アルプスの山々の名前を見るだけで、心が弾みます。山に興味がない方は、子連れで1日遊べる大きな公園や日帰り温泉もありますし、たくさんの美術館、ガラスなどの工芸品などのお店もあるので、安曇野のひんやりとした美味しい空気を満喫しながら、心のリフレッシュをする事も出来ますよ。4.おすすめ観光スポット
1.安曇野アートヒルズミュージアム
エミール・ガレの工芸品も見られる【美術館】【ショップ】【ガラス工房】【ワークショップ】【レストラン】である、アートヒルズミュージアム。ここのコンセプトは、ガラスを通して「日々の生活を、豊かに楽しく」そして「日常の喧騒から離れたひと時を過ごす」場所、だそうです。なるほど、ここでたくさんの美しいガラス工芸品たちを眺めていると、穏やかな時間がゆったりと流れて行き、ちょっと贅沢な気分になれます。何か一つお土産に、と思っても、本当にどれもこれも素敵で、次から次へと目移りしてしまいます。外のガーデンに飾ってあるお花たちは、一見本物のチューリップに見えますが、実はガラスで出来ています。絶好の写真スポットなので、お店の中だけでなく、ぜひ外もお散歩してみて下さいね。2.大王わさび農場
大王わさび農場で人気なのが、わさびソフトクリームとわさびコロッケ。大王農場産のわさびを原料にし、その色も辛味も自然のままに味わえます。大王わさびのわさびは、食べた瞬間は不思議と甘いです。でも後から辛い!!!試食させてもらえるので、こちらも是非試してみて下さい。
3.国営アルプスあづみの公園
長野県北西部の北アルプス山麓に広がる、日本の原風景とも称される美しい田園景観に恵まれた安曇野地域に位置し、長野県内はもとより、広く大都市圏の人々の多様なレクレーション需要に対応することを目的に、国土交通省が整備をおこなっている公園です。公園の全体計画は、南部の「堀金・穂高地区」約94haと、北部の「大町・松川地区」約255haの2地区で構成され、現在、「堀金・穂高地区」の一部約44haと「大町・松川地区」の一部約104haが開園しています。全体テーマは『自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現』で、各地区によりコンセプトが異なり、「堀金・穂高地区」は《入門体験パーク》、「大町・松川地区」は《総合体験パーク》となっています。堀金地区では、水路の上流から流れてくる水が下流の池に広がるように流れこんでおり、そこで水遊びをする事が出来ます。巨大な真っ白のトランポリンの、マシュマロドームにも子どもたちは大はしゃぎ。大町地区では、熱気球体験などが出来、園内を走るトロッコ列車も無料で乗れるので、広い園内の移動も楽ちんです。どちらの公園も一日中たっぷり(親はぐったりするほど!)遊べますよ。
5.おすすめ名産グルメ
1.わさび
日本一の生産量を誇る安曇野市のわさびは、豊富な湧水を利用したわさび畑で栽培されています。すりおろして、さしみ、そば、すしなどの香辛料として親しまれているほか、市内の専門店・おみやげ店には、わさび漬やわさびの花のおひたしなど、季節に合わせて、産地ならではの味覚が楽しめ、おみやげに最適です。わさびせんべいや、わさび豆など、わさびを使った御菓子も数多く売られているので、是非試食してみて下さい。2.信州サーモン
安曇野市明科にある「長野県水産試験場」が10年もの歳月をかけて開発した魚が信州サーモンです。 ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを交配して、双方の良いところを受け継いだ「信州サーモン」は、卵を産まない1代限りの魚だそう。卵を産まないことによって、産卵に要するエネルギーがそのまま旨みとなり、その身にギュッと凝縮されるのだそうです。 適度な脂はトロリとした舌触りとなり、また、豊かな風味を醸し出します。 オレンジの<信州サーモン>と書かれた旗が市内で食べられるお店の目印だそうなので、見かけたら要チェックですね。3.信州りんご
北アルプス山麓にある扇状地は、広大なりんご畑が広がっており、安曇野の気候風土など自然条件も整って、安曇野市のりんごは最高級の品質を誇ります。5月にはりんごの白い花が一面に咲きます。主な種類は9月初旬の『つがる』から始まり、『シナノスイート』・『シナノゴールド』・『秋映』、11月の『ふじ』となります。りんごの中に蜜がたっぷり含まれたさわやかな甘さが特徴です。長野といえば「りんご」ですよね。お土産に困ったら、りんごを選んでおけば、間違いないです。6.イベント
1.早春賦まつり
毎年4月29日に行われる、早春賦まつり。「春~は名~のみ~の~風~の寒さや~♪」安曇野の春にぴったりの歌ですが、大王わさび農場から歩いて10分ほどの穂高川沿いに、この歌を刻んだ早春賦の碑があります。29日の午前中に地元の合唱グループが“早春賦”を歌い、春の訪れを感じるイベントが行われ、 午後の第二部は、あづみ野コンサートホールで無料コンサートが開催されます。 また、5月に国営アルプスあづみの公園でも早春賦コンサートが開催されます。2.穂高神社の御船祭り
毎年9月26日に宵祭り、27日本宮例大祭が行われます。安曇族の祖神(おやがみ)を祀る大社として全国的に名高い神社のお祭り、海人族の子孫にふさわしい技法と人形で飾りつけたお船は古い伝統を持ち続けています。26日は穂高の駅前などでお船の飾り付けを行い、翌27日お昼12時過ぎに各地から船を動かし、町内を回って、2時ごろに5艘の船が穂高神社の境内に集結します。3時からがいよいよクライマックス!お船のぶつけあいが行われます。3.穂高神社 奉射祭
毎年3月17日に行われる、安曇野に春の到来を告げる神事です。12本の矢を的に当て、的中率によってその年の天候・豊作を占います。農業・商業・産業の発展を願い、500年前から行われている行事なのだそうですよ。観衆は射られた矢や砕かれた的を持ち帰り、家内安全を祈ります。7.安曇野市へのアクセス
■ 基本情報
- ・名称: 安曇野市
- ・住所: 長野県安曇野市
- ・アクセス: <東京方面から> 中央道高井戸IC~長野道安曇野I・C 約2時間30分
- <大阪・名古屋方面から>
- 名神高速~小牧JCT~中央道~長野道安曇野I・C 名古屋から2時間30分
- ※安曇野市観光協会公式HP参照 http://www.azumino-e-tabi.net/co1+index.id+1.htm
- ・公式サイトURL: http://www.city.azumino.nagano.jp/index.html