たくさんの美術館、博物館に囲まれた広場周辺が、平成21年から
3年ほどかけてリニューアルされました。以前から、ランドマークとして
有名だった大噴水は、池の広さはあまり変わっていませんが、
噴水の規模はちょっと小さくなってしまった感じです。とはいえ、
以前にも増して様々なパターンの噴水の形を楽しめるようになりました。
竹の台噴水とは?
が、戊辰戦争の時に焼失してしまいました。
明治になって本堂跡に博物館を建てることになり、その前庭として、
大噴水と緑地公園が計画されました。博物館に向かって左右対称の景観
となるように作られた噴水は、日本で初めて誕生した噴水でした。
根本中堂があった当時、竹のうてな(高台)があり、その一帯の
地名として「竹の台」の名がつきました。が、今は「竹の台噴水」
というより、「上野の大噴水」と言う方が通じます。
広場周りの空間も整理され、視界が広々と開けたようです。
噴水の両側には、ウッドデッキの客席のあるオープンカフェと
レストランができました。アスファルトの塗装も石畳になり、
以前より全体が華やかな広場になりました。
竹の台噴水の魅力
大噴水の広場からまっすぐ伸びる公園内の通路は、桜並木に続いていきます。緑に囲まれた広場は、四季折々の趣が味わえます。
公園周囲にはは幹線道路や新幹線が走り、多くの高層ビルも立ち並びますが、
広い空と緑と水が溢れる空間の噴水広場は、都会の喧騒を忘れられる、
明るくのびやかな雰囲気が漂います。
たくさんの吹き出し口から勢いよく水を舞い上げる噴水の景観は、
見ていると刻々と変化していきます。夏の夕暮れなど、水の音と
涼やかな風に、しばし疲れたからだを休める人で賑わいます。
竹の台噴水の見どころ
水の織りなす芸術
リニューアル後の噴水の凄いところは、長辺のサイド近くから、ミストが出て来ることです。ミストと、3列の噴水が様々に 組み合わさり、
いろいろな表情の噴水ショーを見せてくれます。
たぶん、コンピューターで制御されているのでしょうが、
次々変わる噴水のパターンは、見ていて飽きません。
優しい曲線ラインの水辺
デザインになりました。以前の直線的でカチッとした池の淵よりも、
優しく、とっつきやすい雰囲気となり、水辺により親しみが感じられます。
見通しのいい開放感
ランダムに並んだ木々や、その他の景観を遮るものが整理され、東京国立博物館から池を超えて桜並木の辺りまで、ストーンと
広く見通し良い景観になりました。空も広場もずっと広く感じられ、
気持のよい開放感に浸れる空間となっています。
竹の台噴水の基本情報
■ 基本情報
- ・名称:上野恩賜公園 竹の台噴水
- ・住所:東京都台東区上野公園・池之端3丁目
- ・アクセス:
- JR「上野」駅公園口から徒歩6分
JR「鶯谷」駅南口から徒歩8分 - ・開園時間:5:00~23:00(時間外立ち入り禁止)
- ・電話番号:03-3828-5644
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/ueno/index_top.html
素材提供:トリップアドバイザー