見れないものをどうして見るのか、見てしまうと「目が潰れる」という言い伝えも。さあ、どうしましょう!
1.「居籠祭(いごおりまつり)」とは?
いずれも恨みを持って亡くなった人の怨霊が村に祟り疫病が流行したことから、それを鎮めるために祈りを捧げた「忌みこもり(洞窟に籠って祈祷をする)」が始まりのようです。後に農耕の神への祈りとなって引き継がれ、室町時代に農耕儀礼が加わって現在の形になったと言われています。
簡単に言えば神様を山からお迎えして、一緒に食事をして、農耕を守ってくださいとお願いし、役目を果たされた神様をまた山へ送り出すという神事です。
2. 「居籠祭」の魅力
氏子で作られた4つの宮座によって行われ、3日間で6つの神事が執り行われます。なかでも「野塚神事(のづかしんじ)」と「御供炊き神事(ごくたきしんじ)」「森まわし」は「他見をはばかる神事」で見てはいけない神事なのです。見てはいけないとなると見たくなるのですが、そんなミステリアスな雰囲気を漂わせるお祭りなんです。
3.見どころ
見てはいけない神事
見てはいけない神事が3つあります。そのうち「森まわし」はお役目を果たされた神様を山へお送りする神事だそうで、白装束で鈴を鳴らしながら山道を辿り、山へお送りする神事ですが、鈴の音を聞いたら、外にいても家のなかに閉じこもって、絶対に見てはならないそうです。
古老の言い伝えによると、「姿を見たら目が潰れる」そうです。恐ろしい!
古老の言い伝えによると、「姿を見たら目が潰れる」そうです。恐ろしい!
不思議?
人の足跡や動物の足跡さえしめ縄のなかには残っていないのです。でも、召し上がって無くなっちゃうんです。不思議ですね。
神とともに生きる
居籠祭は毎年の豊作を祝い、いろいろな農耕儀礼が多く組み込まれています。農家が少なくなってきた現代でも、家々では神様を迎える準備や行事が年頭にむけて行われます。長い歴史に息づいたこの地方の人々にとって、山の神様と生活とは切っても切れない関係として、今も行き続けているのです。4.口コミ
昨日に続きまして 京都府木津川市にある涌出宮で行われた 居籠祭をご紹介します! 本日は居籠祭で最も人気のある「大松明の儀」です。 居籠祭 2015・大松明の儀(涌出宮)|京都のITベンチャーで働く女の写真日記 http://t.co/CJr0ogKsI9 #京都 #Kyoto
— 京子 (@kyoko075) 2015, 2月 23
2013-02-16(土)・涌出宮(和伎神社)・居籠祭(京都府木津川市): http://t.co/RZzWEtLD @youtubeさんから
— 河童 (@Kappa2700) 2013, 2月 19
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 涌出宮
- ・住所: 京都府木津川市山城町平尾里屋敷69-1
- ・アクセス: JR奈良線「棚倉駅」下車すぐ
- ・開催スケジュール:毎年2月第3週の土日 1日目19:00~21:30、2日目13:00~16:30
- ・電話番号: 0774-75-1216(木津川市観光商工課)
- ・参考サイトURL: http://www.city.kizugawa.lg.jp/index.cfm/1,html
歴史息づく奇祭ですね。見てはならない神事が未だに守られているって不思議ですね。ミステリアスなお祭りです。