日本最北、奇跡の風景に癒される花の浮島”礼文島”の魅力をまとめてご紹介！

日本で一番北にある離島。海抜0mなのに高山植物が咲くという奇跡的な自然が今も残っている利尻島を紹介したいと思います。

礼文島とは?

礼文島は日本で一番北にある島です。その立地状況から礼文島独特の植物がみられ、花の浮島とも呼ばれています。めったに訪れることのない最果ての地ですが、たくさんの花や自然に恵まれている島です。昔から漁業や観光の町として栄えています。また、多くの地域が利尻礼文サロベツ国立公園に指定されています。

礼文島は、どこにある？

礼文島はどこに位置するかというと、北海道北部、宗谷海峡に近い日本海に浮かぶ島です。礼文町の一島一町で宗谷地方に属しています。稚内から西へ約60km。アクセスは、稚内港からのフェリーでのアクセスのみとなります。

礼文島には、何がある？

【魅力その１．高山植物の楽園】
礼文島の観光シーズンは6月ごろから10月ごろまでの間、レブンコザクラや特定国内希少野生動植物に指定されているレブンアツモリソウなど300種類もの花が咲きます。トレッキングなどでたくさんの花が見たい場合は6月から8月ごろがおすすめの時期ですね。

礼文島のトレッキングコースは適度な高低差で植物が楽しめる桃岩展望台コースや徒歩でしか立ち寄れないゴロタ岬を含んだ岬巡りコースなど6つのコースがあります。

【魅力その２．美しい海と新鮮な海の幸】
高山植物のお花畑に映える美しい海。それだけではありません。ウニ、ホッケ、タラ、コンブ・・・新鮮な海の幸がいっぱいな”食の島”でもあります。特に礼文のウニは、自然豊かな海の栄養たっぷりの昆布を食べているそうで、甘くてコクがあり最高に美味しいのだとか。

美しい景色だけでもおなかいっぱいになりそうだけど、ウニやホッケグルメでぜひ、おなかをいっぱいにしてあげて。

礼文島へ行ったらココへ！

<北部>

スコトン岬

礼文島の最北端の岬。良く晴れた日にはサハリンの島影も見ることができます。無人島で海鳥の楽園、夏はゴマフアザラシなども見ることができるとど島も見えます。5人以上集まれば、白浜漁港から漁船で送迎してもらえるようです。

澄海岬（すかいみさき）

礼文島で一番美しい場所。湾曲した断崖に囲まれた入り江から光の射し方や水深などによってエメラルドブルーやライトグリーンなどさまざまに変化する海を見ることができます。

透明度が高いので晴れた日には底にある石なども見ることができるようです。夏には入り江の周りにかわいい花がたくさん咲いて自然の美しさを見ることができます。

ゴロタ浜（鉄府浜）

ゴロタ岬から澄海岬につながる海岸線の砂浜。鉄府集落にあることから鉄府浜とも呼ばれています。砂浜上には穴の開いた二枚貝、通称”穴あき貝”が見られることで、有名です。また、ここからゴロタ岬を眺めることができ、大きくそびえる様は圧巻です。

久種湖（くしゅこ）

礼文島唯一で、日本最北の湖沼。最北の湖はクッチャロ湖かと思う人も多いのでは。でも、実はこちらが最北。湖畔の湿原には4月中旬にミズバショウが咲き誇るほか、野鳥の観察ポイントとしても知られています。冬にはハクチョウ、マガモなど渡り鳥や、春にはアマサギなどを観察できます。

また、オートキャンプ場や自然散策路も整備されています。
<中部>

礼文岳

礼文島でもっとも標高の高い礼文岳。標高わずか490mながら山岳の雰囲気は十分に味わえます。頂上からは北にスコトン岬やゴロタ岬、久種湖、南に利尻富士をのぞみ、壮大なパノラマを楽しむことができます。
登山口のある内路地区から約4.5kmのトレイルコース・礼文岳コースで山頂を目指します。往復約4時間。


<南部>

桃岩展望台

目の前に迫る巨大な岩・桃岩を正面に観ることのできる展望台です。桃岩のほかに、猫岩、利尻富士ものぞめます。

また、傾斜が緩くて歩きやすいため、初心者でも安心して楽しめる桃岩展望台コースへのトレッキングが人気です。たくさんの花々に出会え、高山植物のお花畑を満喫することができます。礼文島のトレッキングコースの中でももっとも親しまれているコースです。

元地海岸

礼文島の南に位置する元地海岸メノウ浜は礼文島で一番夕日がきれいな場所。運が良いとメノウの原石を拾うことができるとか。海に面した場所にはお地蔵さんが手を合わして立っているように見える高さ50mもある地蔵岩があります。この地蔵岩は学問や縁結びにご利益があるとも言われています。

ハイジの谷

礼文林道から礼文滝に向かう山道沿いの谷。斜面にはたくさんの高山植物が咲き誇り、”アルプスの少女ハイジ”の世界が広がる素敵なスポットです。ハイジの谷へ向かう途中には、ハイジの谷を見渡すように広がる丘があり、この丘を”ペータの丘”と呼んでいます。ハイジの谷をさらに進むと礼文滝に到着します。

日食観測記念碑

昭和23年に日本の歴史的大事業として日食の観測が日米共同の科学者1500人によって行われました。この観測は世界の歴史にも残され、以来、礼文島は天体科学の地としても知られるようになり、この偉業をたたえるために日食観測記念碑が建てられました。最果ての地にある日本の歴史ですね。

礼文島で絶対食べて帰りたいおすすめグルメ！

礼文島でこの２つを食べずして帰るなんてできませんよ！という絶対食べて帰りたいおすすめグルメをご紹介します。

礼文島名物「ホッケのちゃんちゃん焼き」

礼文島名物「ホッケのちゃんちゃん焼き」はごはんによく合う、おすすめグルメ。肉厚のホッケの上には味噌とたっぷりのねぎ。目の前で炭火で焼いていただきます。おすすめは、「ホッケのちゃんちゃん焼き」発祥のお店、「炉ばた ちどり」です。

ちなみに、実が薄い尾（しっぽ）の方から崩して食べていくのが「ホッケのちゃんちゃん焼き」流の食べ方なんですって。とにかく、最後までお箸が止まらない美味しさです。

甘くてコクがあるうにたっぷりの「うに丼」

自然豊かな海の栄養たっぷりの昆布を食べている甘くてコクがある礼文のうには最高！特にうにの季節、６～7月が一番美味しい時期。そんな、うにはやっぱり丼でいただきたいですね。おすすめはフェリーターミナルから徒歩10分弱のところにある「酒壺」です。

うに丼（汁付き）3300円。おにぎりの上にちょこんとうにが乗った「うにぎり（500円）」や、極めつけはうに1キロをそのまま乗せた「丼うに（30000円）」なる一品も。10人くらいでならいけるかな？

礼文島で泊まるならここがおすすめ！

三井観光ホテル

礼文島観光の拠点に。客室、レストラン、露天風呂付き大浴場からのぞむ、青い海に浮かぶ利尻富士は絶景。特に朝夕の景色は最高です。また、新鮮な海の幸を使ったメニュー満載の食事も好評です。

花れぶん

桃岩展望台の山並を背にして建つ、絶景”利尻富士”と香深港の風景が眼前に広がる旅情の宿。北の海の幸をふんだんに使用した味だけでなく、見た目も楽しめる懐石料理や、雄大な利尻富士と海をのぞめる展望大浴場、露天風呂付き客室が自慢。

ペンション うーにー

オーナーはじめスタッフみなさんの、アットホームなおもてなしが心地よいペンション。礼文の魚介をふんだんに使用した、洋風にアレンジした料理が自慢で、ボリュームも満点。島内観光の行程などのアドバイスも親身になってしてもらえます。オリジナルキャラクター「う～に～ちゃん」グッズも◎。

桃岩荘ユースホステル

ミーティングがウリ！みんなで歌って踊れるユースホステル。一歩足を踏み入れたら異次元の世界といってもいいくらい特殊なホテルです。自分の時間は持てないと思って。そこにハマってしまう人もいれば、苦手という人も。顔も知らない、名前も知らない旅人同士が礼文島西海岸を歩く「愛とロマンの8時間コース」を開拓したのがここ。

アザラシの見える宿　礼文島スコトン岬

礼文島の最北端スコトン岬に位置する見晴らしのいい宿。客室は6室のみ。全客室とも海に面しており、天気のいい日にはウニ漁の際は、客室から漁の様子を眺めることができます。名前のとおり、運がよければ野生のゴマフアザラシの姿を発見できるかも。一面に広がる日本海を独り占めできるお風呂もおすすめ。

礼文島へのアクセス

礼文島に行くにはフェリーしか手段がありません。稚内港と礼文島の香深港を結び、約2時間の航路です。1日2～3便。また、利尻島（鴛泊港・沓形港）と礼文島を結ぶ航路もあります。約40分。

稚内～礼文島（香深港）の料金は、1等ラウンジ座で席指定料含む4630円（210円）、1等和室は4100円（210円）、2等は2370円（210円）です。（　）は燃料油価格変動調整金。

時刻表はこちら→ハートランドフェリー　利尻・礼文航路
◎稚内港フェリーターミナル　稚内市開運２-７-１　TEL　0162-23-3780
◎香深港フェリーターミナル　礼文郡礼文町香深　TEL　0163-86-1662

礼文島内の交通機関

次に、香深港フェリーターミナルに到着後の、礼文島内の交通手段についてご紹介します。

路線バス

礼文島を走る路線バスは宗谷バス。路線は3方向に伸びていて、北側に位置するスコトン、南部にあるキンバイの谷方面の知床、西に向かう元地があります。

時刻表はこちら→宗谷バス 定期路線バス時刻表

レンタカー

離島料金のため、割高ですが、自由にまわることができるのが魅力です。レンタカー取扱い会社はフェリーターミナル周辺にあります。
・礼文観光レンタカー（日産レンタカー）　　TEL 0163-86-1360　
・トヨタレンタカー　TEL 0163-86-1117
・ニッポンレンタカー（ホテル礼文1F）　TEL 0163-89-6677　

礼文島定期観光バスもありますよ。

3時間ほどでスコトン岬、澄海岬、桃岩、北のカナリアパークなど島内の観光スポットをまわる定期観光バスもおすすめ。香深フェリーターミナルから出発。料金は3300円～なので、団体行動で時間の融通はききませんが、レンタカーを借りるより安上がりなところが◎。運転に自信がない人にもおすすめです。

礼文島に行った人たちの声

スコトン岬からスカイ岬へ。途中ヒッチハイクで軽トラの荷台に乗ったり、登ってる最中道から外れて迷子になり360度草しかない状態で泣きそうになったり色々ありました。#礼文島 pic.twitter.com/cPzu9AjhUP
— イオタ (@Jota_pk) 2015, 9月 15

礼文島で食べるウニ丼はこんな感じです。エゾバフンウニ。 利尻コンプを食べて成長したウニはこんなにも他の地域のウニと違うのかと痛感させられますよ pic.twitter.com/9gZecWcBEy

— 北海道ＬＯＶＥＲＳ (@hokkaido_lovers) 2015, 9月 4

日本一周してて、というかほとんど北海道ですが日本一夕日が綺麗なのは礼文島の桃岩荘YHの前から見る夕日だと確信しています。桃岩トンネルを越えた先の景色は日本離れしていてるし夕日綺麗だし一度は訪れた方がいい場所。 pic.twitter.com/ZyYRSo8UVP

— セツ子 (@setsuco250) 2015, 9月 14

礼文島についての詳細

地図はこちら

素材提供：トリップアドバイザー