足利市のお土産というと、みなさんは何を思い浮かべますか?栃木県南西部に位置し、観光地としても有名なこの場所を旅行先として選択する方も多いのではないでしょうか。市内には、日本最古といわれる足利学校やをはじめ、相田みつを作品を多く展示している美術館が存在するなど、芸術や歴史に触れることができるのも魅力的ですよね。今回は、訪れた際にはぜひ選んで欲しいおすすめ5選をご紹介します。美味しいものから良い匂いまでいろいろありますよ。
1.古印最中(香雲堂本店)
ボリュームたっぷり、甘さ控えめの古印最中、箱詰めの品は形が違うものも入っていて、長四角のものもありますが、重さは同じなのだそうです。古印最中のおいしさそのままに、餡の量を自分好みに調節できる「もなかごっこ」もお勧め。和菓子好きならぜひ一度食べたい品です。
この古印最中、相田みつをさんともご縁の深いものなのだそうです。相田みつをさんが、まだ若く、生活のために商店の包装紙のデザインなどを作っていた頃、この香雲堂さんにも注文を取りに来たそうです。
相田さんを面白く感じた香雲堂主人は、仕事を依頼し、相田さんが包装紙をデザインし、栞のことばを書きました。その言葉は、「ひとつのことでも」というもので、「ひとつのことでもなかなか…」の「もなか」の部分を強調してあるように見えます。
最中一つに心血を注ぎ、全国的に有名になった香雲堂さんの栞にふさわしい、すてきな言葉ですね。この包装紙と栞を、香雲堂さんでは現在も使っているようです。
甘いものが好きなら一度は食べておきたい和菓子です。ボリュームたっぷりの餡にびっくりするかも!?足利市ではもちろん、関東で人気のある最中です。最中には足利学校の古書に押されているハンコ文字「足利学校」「野之国学」が描かれています。買ってきて食べるだけでも歴史を感じます。一つの箱にタテヨコで入っているのも珍しいですよね。
■ 基本情報
- ・名称:香雲堂本店
- ・住所:栃木県足利市通4-2570
- ・営業時間:9:00〜19:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0284-21-4964
- ・公式サイトURL:http://koundohonten.jp/
2.ロールケーキ(プティ フォンティーヌ)
実はこちらも、古印最中を扱う香雲堂さんのお店です。香雲堂八幡店に併設されている洋菓子の店、プティ フォンティーヌ。こちらのロールケーキは、地元民・観光客共に大絶賛のおいしさなのです。フルーツケーキの他、サクサクのシュー生地にナッツがゴロゴロついているシューナッツのロールケーキなどいくつか種類があって、どれもオススメです。フワッフワのスポンジに、甘すぎずほどよい口当たりの生クリーム。リピーターも多いお店で、ケーキの他、パンも絶大な人気を誇っているそうです。
新幹線の中で、車の中で、ケーキやパンをいただくのも楽しい♪持ち帰りが心配な方は、焼き菓子もあります。足利市で洋菓子のおみやげをお探しなら、ぜひ一度訪ねてみて下さい。
ロールケーキ以外にもたくさんの種類が販売されています。シフォンケーキやクッキー、ワッフルにゼリー。スイーツ好きにはたまらない品揃えです。ロールケーキは忘れずに購入しておきたい一品です。種類が多いので選ぶのも楽しいですね!旬のフルーツを使ったフルーツロールケーキはさっぱりと食べやすく仕上がっていて大変おすすめです。
■ 基本情報
- ・名称:プティ フォンティーヌ(香雲堂八幡店)
- ・住所:栃木県足利市八幡町1-2-14
- ・アクセス:足利市駅から徒歩10分~15分前後
- ・営業時間:9:00〜20:00
- ・定休日:毎週水曜日(両店)、第二木曜日(プティフォンティーヌのみ)
- ・電話番号:0284-70-0525
- ・公式サイトURL:http://koundohonten.jp/
3.元祖芋ようかん(舟定屋本店)
看板商品は「元祖芋ようかん」。その名の通り、日本初の芋ようかんを作りだしたお店です。原材料は、さつま芋の他、砂糖と少量の塩のみで、自然のお味を大切にしています。さつま芋は、主に紅あずまを使用し、季節によって厳選したお芋を使っています。ようかんと言うと、日本茶にはもちろん合うお菓子ですが、この芋ようかんはコーヒーとの相性も抜群なのだとか。上品でありながら素朴な味わいを、そのままいただくのもおいしいですが、オーブンで軽く炙ってこうばしさを出すのも、また違った味わいで楽しめるのだそうです。
さつまいもと、砂糖・塩だけしか使っていない自然派のお菓子です。無添加なのであまり日持ちはしないので、ご自宅用にいかがですか?こどもにも安心して食べさせられます。足利では老舗で有名な和菓子屋さんです。店内には他にもお土産になるお菓子があるので、他の人の分も合わせて買って帰れますよ。
■ 基本情報
- ・名称:舟定屋本店
- ・住所:足利市通4丁目2812
- ・営業時間:午前9時30分~午後6時30分
- ・定休日:毎週水曜日と第4火曜日
- ・電話番号:0284-21-3807
4.古都足利(旭森下酒販㈱)
足利産の米と麦を100%使用した足利銘酒「古都足利」。栃木県は、質・量ともに日本一の大麦の産地でもあるのです。古都足利・純米吟醸酒は、足利市の名峰大小山麓で育った酒米「五百万石」を55%まで精白したもの。フレッシュ感のあるやや甘口のお味は、冷やして飲むのにもピッタリです。720mlと500mlがあります。
足利の風土から誕生した二条大麦を使った「古都足利・本格麦焼酎」は、すぐに飲んでもおいしいですが、時間をかけることで円熟した味わいになっていきます。足利産二条大麦の、独特の香りと甘みを持った、軽やかな焼酎です。
この2種の他、特別本醸造、本醸造生貯も加えた4種が、数量限定で販売されています。足利市内の酒販店、コンビニ、スーパーで買えるので、見かけた際はぜひどうぞ。
こちらのお酒は瓶のデザインがいくつかあります。純米吟醸酒720ml、本醸造生貯蔵酒300ml、本格麦焼酎720mlと3銘柄があり、それぞれ中身も量も変わってきます。自分のお好みのものを探してみてくださいね。本社にある在庫が全てなくなってしまうほどの人気ぶりなので、限定品となっている「しぼりたて」を見つけたら是非購入しておきましょう。公式ホームページにより発売開始などの情報がわかるので、気になったらチェックしておきましょう。
- ■ 基本情報
- ・名称:旭森下酒販㈱
- ・住所:足利市助戸仲町490
- ・営業時間:午前8時30分~午後5時30分
- ・定休日:土・日・祝祭日
- ・電話番号:0284-41-2918
- ・公式サイトURL:http://www.watv.ne.jp/~m-honten/index.html
- ・古都足利を買えるお店:http://www.watv.ne.jp/~m-honten/koto/kotohanbailist.html
5.お香(足利の香り 蘭と月)
「足利の香り 蘭と月」は、足利学校から鑁阿寺へと続く石畳通り沿いにあるお香・線香の専門店です。伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)などの、格調高いお香から、よりお手軽なお香まで、全て栃木県内で製造されたものを扱っています。オリジナルの線香「足利の香り」は、「梅・蘭・竹・菊」の4種を独自に配合したもの。鑁阿寺近くのお店だけあって、鑁阿寺のご住職が選ばれたオリジナル線香「鑁阿寺の香り」などもあります。
火を使わずに置くだけで香りを楽しめる「風香」や、手紙などの紙や引き出しに香りをつける「文香」は、お手軽に使えて、おみやげにもピッタリです。
香りものが大好きな方にはとっても楽しめる場所だと思います。懐かしい香りからリラックスしたい時にぴったりな香りまでいろんな種類があります。気分に合わせて変えらえるので、いくつ持っていても困らないものですよね。お土産に買う時に迷ったらお店の人にきいてみて!贈る相手がどんな雰囲気の方かなどを伝えると、そのイメージにあった香りを選んでくれるので失敗することはなさそうですよ!女子には風香、文香が人気のようです。
■ 基本情報
- ・名称:足利の香り 蘭と月
- ・住所:足利市大門通2380
- ・アクセス:JR足利駅より徒歩8分
東武伊勢崎線足利市駅より徒歩12分 - 北関東自動車道 足利ICより約10分 ※足利学校、鑁阿寺からすぐ
- ・営業時間:午前10時~午後6時30分 ※場合により午後6時まで
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0284-22-3300
足利市のお土産5選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?スーパーやコンビニで買えるもの、持ち帰りにも便利な軽いもの、独り占めしたくなるくらい美味しそうなものなど、どれもよさそうで迷ってしまいますよね。特に相田みつをファンにはたまらない、香雲堂の古印最中に付いている栞は、いい記念品にもなりますね。さまざまな文化に触れることができるこの観光地に行かれる際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。きっと新しい感動に出会えますよ。