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城めぐりがブームになっています。そんな日本の城の中でも天守が残っているのは、わずか12か所だけなんです。今回は天守が残っている山陰唯一の城「松江城」について、ご紹介したいと思います。1.松江城とは?
外層5層、内部6階で、城内には松江の街や城の関連資料が展示され、最上階は望楼式になっています。
全国に12城ある現存天守と前述しましたが、その中でもたった5城しか存在していないという国宝指定の現存天守なんですよ。さらに、江戸時代からの雛形が現存しているのは国宝天守の中でもこの松江城だけなんです。
2.松江城の魅力
全国で2番目に大きい天守
松江城は、全国に現存する12天守の中で、2番目に広く、高さでは3番目、古さでは5番目を誇る、歴史と風格のあるお城です。ちなみに、天守総床面積は約1,700㎡、天守台を含めた高さは30mほどになります。関ヶ原の戦いでの功績により堀尾忠氏が出雲・隠岐両国の地を拝領し、1611年に築城しました。ところが、長男・忠晴は跡継ぎが生まれる前に没してしまったため堀尾氏は改易となり、後を継いだ京極氏も同様の理由で改易、以後は明治時代まで松平氏の居城となりました。
松江城天守閣最上階にある望楼からの眺め
地上30mから一望する景色は非常に気持ちが良いですよ。街の背後に広がる広大な海と山の風景も美しく、堀尾氏や京極氏、松平氏ら歴代の城主たちも同じ自然の景色を見ていたのかと思うと、歴史のロマンを感じます。
春の桜
淡いピンクの桜に雅やかな天守閣、まさに日本らしい爽やかな春の景色ですよね。毎年花見のシーズンになると日本国内のみならず世界中から観光客が足を運びます。開花状況をチェックして足を運んでみてくださいね。
ライトアップ
http://blogs.yahoo.co.jp/reseda612/9720554.html
昼間とは違って、ライトアップで幻想的な雰囲気を醸し出している松江城も素敵です。10月~3月は17時00分~22時00分、4月~9月は18時00分~22時00分の時間帯にライトアップが行われています。時期によって時間が異なりますのでご注意くださいね。デートスポットとしても人気があるようです。
3.松江城、ココに注目!

http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/highlight.html
松江城天守には見どころがたくさんあります。城めぐりのポイントをまとめてみました。以下でポイントを5つほどご紹介していきます。これらのポイントを事前知識としてチェックしておけば、より一層お城巡りを楽しめること間違いありませんよ。松江城の観光の際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
野面積(石垣)

http://hobo.blog.jp/archives/2011-06-13.html
一見雑に見えますが、自然石をほとんど加工せず積み上げているんです、そのほうが頑丈な積み方なのだそう。松江城のお堀を周遊する堀川遊覧船からも、石垣を眺めることができます。
ちなみに、松江城には「人柱伝説」が残されています。築城の際に石垣が何度も崩れ落ち、なかなか築けずにいたため、盆踊りを開催し、その中で一番美しく踊りの上手かった女性を拐い、人柱として石垣に埋めたそう。

http://paracor.exblog.jp/23801747
重厚感のある下見板張り
http://bonno-darake.at.webry.info/201307/article_15.html
このたび、お化粧直しした白漆喰の姫路城とは違って、大部分が黒く厚い雨覆板で覆われているのが特徴です。松江城の設計には、「太閤記」「信長記」などの著書として有名な軍学者・小瀬 甫庵(おぜほあん)や土木職人の名人・稲葉覚之丞が携わったそうです。ちなみに、滋賀県の膳所城や長野県の高島城と共に「三大湖城」と言われています。
桐の階段
http://tomoko113.seesaa.net/article/394064897.html
1階から4階の各階の間に設けてある階段は防火防腐のため桐でできています。他の城では見られない特殊なものです。ツルツルしているので、ゆっくり歩きましょう。幅1.6メートルほどの階段で、厚さ約10cmの板が使用されています。また、防火防腐のみならず、敵が攻めてきた時など、いざという時に階段を撤去できるよう軽い素材の桐が使用されているのだとも言われています。
木造の鯱鉾

http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/127038/blog/31252742/
松江城天守最上層の屋根に飾られている鯱鉾は、現存する12の天守の中でもっとも大きい鯱鉾です。写真は地階に飾られている旧鯱鉾。現在、天守の上に取り付けら得ているのは1950年代の解体修理際に作りなおされたもので、こちらが築城当時のものになります。高さは約2mほどにもなります。また、木造の鯱としては国内最大になるのだそうです。
ハートの木目
4.訪問者の声
http://www.tabikan.jp/spot.php?s=1159
http://drive.nissan.co.jp/SPOT/detail.php?spot_id=2170
異様なまでに防衛機能が凝らされていて、執着心すら感じます。 石落としはもちろん、すごいのが附櫓。 天守に侵入してもなお攻撃をしかけるべく、屋根裏のように入り組んだ構造になってます。 そして、地下には巨大な井戸と貯蔵倉庫が。篭城戦にがっちり備えてます。
http://46meg.jp/archives/3723
5.松江城の詳細情報
■ 基本情報
- ・名称: 松江城
- ・住所:島根県松江市殿町1-5
- ・アクセス:JR山陰本線 松江駅からレイクラインバスで10分、大手前下車、徒歩すぐ
- ・営業時間:4月~9月 8:30~18:30
- 10月~3月 8:30~17:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 0852-21-4030
- ・料金: 大人560円 / 小人(小・中学生)280円
- 4館共通入場券(松江城天守閣、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居、武家屋敷 )… 大人1160円 小人580円
- 3館共通入場券(松江城天守閣、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居、武家屋敷のうち2館)
- 大人920円 小人460円
- ・公式サイトURL: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/index.html
場所はこちらになります。
素材提供:トリップアドバイザー