あまり知られていない京都府木津川市にある「綺原座健伊那大比賣神社」について

京都は神社や仏閣、寺院がとてもたくさんありますが、今回はその中でもマイナー（？）な神社を取り上げてみます。「綺原座健伊那大比賣神社」、読めますか？最初の『キハラ・・』と最後の『ジンジャ』は読めるけど、その間は日本人の私でも読めません(笑)さて、なんと読むのでしょう？

１．「綺原座健伊那大比賣神社」とは？

漢字文化のある日本でも、ここまで漢字が連なると、ほとんどの人が読めませんよね(笑)
これで、＜きはら（かにはら、またはかんばら）にいますたていなだひめじんじゃ ＞と読むのだそうです。（難しい！）平仮名から推測するに、「ひめ」とつくからご神体が女性なのだろう、くらいしか読み取れません＾＾；。

あまり長い名前なので、ふだんは「綺原神社（かんばらじんじゃ）」という俗称で呼ばれています。驚くのは、「綺原神社」という名前は、奈良時代に編纂された『日本書紀』に登場しているんです。建立年は不明な神社なんですが、相当に古くからあるということだけはハッキリわかります。

２. 綺原座健伊那大比賣神社周辺の観光スポット

天皇の御用達だった井戸？！

聖武天皇の玉井頓宮（とんぐう＝一時的、短期間だけ使用する仮の宮殿のこと）にあったものと言い伝えられているそうで、「公（橘諸兄）の井戸」として語りつがれてきたとの逸話が残っています。

井戸を構成する石版は6枚が組み合わせられていて、これがちょうど六角の形になるので「六角井戸」として親しまれ、こう呼ばれています。道端にポッとあるので、ともすると見逃してしまいますので（＞＜）お気を付けあれ！

国宝が鎮座するお寺「蟹満寺」

国宝なんてめったに見られないと思ってませんか？案外知られていないだけで、近くにあったりするんですよ、とくに仏像なんかは。（＾＾：）ココはそんなマイナースポットのひとつです。

国宝に指定されているのは本尊である釈迦如來像。観光客が多く訪れる場所ではないので、呼び鈴で神官さんをお呼びして拝観させてもらうようです(笑)。御朱印がもらえるので、御朱印帖を持ってる方は是非御朱印をもらうことをオススメします。

私は知らなかったんですが、今昔物語にでてくるお話『蟹の恩返し』で有名なようです（＾＾；）。蟹満寺にはこのお話の絵があるのだそうですよ。あ、念のため言っときますが、『鶴の恩返し』とはお話の内容が違いますのでお間違えなく。

『蟹の恩返し』のお話内容についての参考ＵＲＬ：http://0774.or.jp/mukasi/06kani.html

河原でのんびりするなら不動川公園

公園なので、雨が降ったらちょっと大変ですが、たまにはのんびり空を見上げてぼーっとする時間を持ってはどうでしょう。小さいころにやった「水切り」、あなたは今でもできるでしょうかね？果たして何連するか、童心に帰って遊ぶのも楽しいと思いますよ(^^♪

３．綺原座健伊那大比賣神社周辺のグルメ

ちいさなケーキ＆パンやさん「テトテ」

ちょっと小腹がすいたナ、っていうときにちょうどいいのがテトテ。外観はかわいらしく、いかにも女性が切り盛りしてます、っていうお店がまえ。こじんまりした店の中は、なんかほっこりしてしまうのです(笑)

品揃えは、女性なら思わず目がキラキラしてしまうような、体に優しそう＆よさそうなものばかり！どれにしようか目移りしてしまうのですが、気になったら買ってみるのが吉かもしれませんヨ。

安さとボリュームが売り？！「碗るーむ京」

家庭的（？）な味がいただけるお食事処。ランチは格安、700円以下！ボリュームはしっかりあるので、物足りなさはナシ。出されたら思わず「うわぁ、美味しそう♪」ってしゃべってしまいそうになります。旅行していて、たまーに家庭的な味に出会うと思わずうれしくなってしまいますよね。その感覚が味わえるようなお店です。

スパイシー＆ガッツリがお好みの方は「アイハウス鹿背山」

うって変わって、こちらはカレーや定食が人気のアイハウス鹿背山（アイハウスカセヤマ）。ゆっくりと食事ができるよう配慮されている飲食スペース＆メニューと、いろいろな展示がされている（かもしれない）２Ｆの貸スペースを見ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいます＾＾

人気は週替わりの鹿背中山定食（1080円）と、やわらかい国産牛のビーフカツ定食。手作りオムカレーも捨てがたいです！

実はここ、手ぶらで行ってＢＢＱができちゃうんです。スゴイですよねΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！。もちろん、材料持ち込みでもＢＢＱできます！

４．詳細

お寺めぐりはゆったり行くのが吉。普段の生活とは違う時間軸に身を置いて、歴史に思いを馳せたり、目の前の景色を全身全霊で感じ取る、そんな日があってもいいかもと思います。