雪見露天風呂７選。一面が真っ白に染まる、冬ならではの絶景を贅沢に楽しもう！

雪見露天風呂に入って心も身体も温まってみませんか？真っ白に覆われた景色を見ながら入る湯船は、他の季節では味わうことができない冬ならではの醍醐味ですよね。今回は素敵な風景を眺めながら入浴できるおすすめのスポットを、東北や北陸、中部地方から７箇所探してきました。混浴がある宝川温泉や、スキー・スノーボードを楽しんでから行くことができる施設等がありますので、ぜひ参考にしていただいて、素敵な休日を過ごしてくださいね。

1.宝川温泉 汪泉閣／群馬

水上温泉郷には水上温泉を始めとして、藤原湖温泉、谷川温泉など9つの温泉があります。なかでも雪見温泉にオススメなのは、天下一とも言われる大露天風呂がある「宝川温泉　汪泉閣」です。宝川温泉の象徴とも言われる「魔訶の湯」は120畳の混浴露天風呂、さらに200畳の面積を誇る混浴露天風呂「子宝の湯」があります。

女性でも安心して入浴できるように湯浴み着が提供されている他、女性専用露天風呂もありますよ。4本の源泉から溢れるお湯で常時源泉かけ流している贅沢な露天風呂を楽しんでください。

１分間にドラム缶約１０本分も湧き出る４本の源泉は、群馬の伊香保温泉にあるすべての旅館の湯量よりも多く、日本でも有数の湯量を誇ります。現在は、自分しているものは枯れてしまったそうなのですが、一説によると、新潟県で１００年ほど前に降り積もった雪が地下水になって湧き出ているそうですよ。２４時間入ることができる大浴場も天下一の大露天風呂に負けないインパクトがあり、浴室内の巨大な岩が目を引きます。インパクト十分な温泉で日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

2.村杉温泉 長生館／新潟

新潟で最大級の露天風呂が自慢の「長生館」でも、冬は圧巻の雪景色を楽しむことができます。日本でもトップクラスのラジウム含有量を誇る村杉温泉は、雪を見ながらの露天入浴でも体がポカポカと温まります。温泉ソムリエが5人、入浴指導員が7人いるので、より効果的な入浴方法を教えてもらえるのもうれしいですね。

また、冬場は近くの瓢湖に白鳥が飛来するので、早朝に白鳥を見学する無料バスツアーに参加することができます。朝、日の出とともに飛び立っていく白鳥の群れはとても美しいのでオススメです！

こちらの温泉は古くから「子宝の湯」・「痛風の湯」・「万病の湯」として訪れる人たちに親しまれてきていて、心と体がとてもリフレッシュできると評判です。入浴するだけでも大きな効果を得ることができますが、飲泉、そして一番効果が大きいといわれる気体になったラドンを吸い込むのもいいそうですよ。温泉街の空気中にもこのラドンがたくさん含まれているので、深呼吸するだけでも健康増進につながるのだとか。飲んで、吸って、そして入って、様々な方法で温泉を楽しんでくださいね。

3.奥飛騨温泉郷　平湯温泉 ひらゆの森／岐阜

男湯に7つ、女湯に9つもの露天風呂を持つ日帰り入浴施設です。森に囲まれた露天風呂は野趣に溢れ、雪の時期には、美しい雪景色を堪能しながら入浴することが出来ます。源泉かけ流しのお湯は、硫黄の香りが強め。特に雪の時期は、湯温を保つために源泉が多く注がれるので、硫黄泉が好きな方にはとてもオススメの温泉です。

宿泊設備も整えられていて、本館と新館、合掌棟民芸づくりの客室、離れの客室があるので、のんびり温泉に浸かってそのままぐっすり眠りたい方でも安心です。

脱衣所から畳の廊下を少し歩くと脱衣所があります。合掌造りの古民家を移築して作られた吹き抜けの風情ある造りで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるのが特徴です。湯上りにのんびりとごろ寝をしたり、仲間同士でおしゃべりを楽しむのにうってつけ！マッサージチェアなども備え付けてあるので、気持ちのいい湯上りを過ごすことができますよ。湯上り処からさらに進むと自然豊かな森のレストランがあり、床暖房完備の広々としたお座敷や森に面したテーブル席などが広がっており、飛騨牛料理をはじめ、バラエティ豊かな料理が盛りだくさん！日帰りでも１日楽しめそうなスポットです。

4.白骨温泉 小梨の湯笹屋／長野

長野県の白骨温泉は、香りの強い硫黄泉が自慢で、「小梨の湯笹屋」では加温かけ流しで贅沢に利用しています。日本秘湯の会に加盟しているのも納得できる名湯です。肝心の露天風呂は一つしかないため、貸切利用になりますが、なんと無料です。しかも宿泊客だけでなく、立ち寄り湯でも利用できるのが嬉しいですね。

内湯もとても開放的で、窓を開けると半露天風呂になります。貸切露天を利用できなくても、十分雪見風呂を楽しむことが出来ますよ。

白濁した硫黄泉は、古来より「三日入れば三年風邪をひかない」と言われている名湯で、肌に吸い付くような感触のお湯には美肌効果もあるそうですよ。白骨温泉の中でも特に硫黄の香りが強いことが特徴で、「秘境の雰囲気」と「香りが楽しめる温泉」が好きな方にはたまらない温泉かもしれませんね。四季を感じる温泉で、自然の音や風景とともに、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。貸切で入浴料が６００円というリーズナブルさもポイントですよ。

5.小野川温泉 河鹿荘／山形

山形県米沢市にある小野川温泉は、化粧水のようとも言われる潤いの美肌の湯が自慢の温泉地です。日本三大和牛の米沢牛を使った夕食のメニューも人気。

大浴場についている露天風呂からは、さすが山形と言える圧巻の雪景色を見ることが出来ます。露天風呂は真ん中で仕切られていて、半分がアツ湯、半分がぬる湯になっているので、しっかり温まりたい方も、のんびり浸かりた方も楽しめるようになっています。

貸切湯は大人7人がゆったりと浸かれるほど広々としていて、庭園に向けた大きな窓から、四季の移ろいを楽しむことが出来ます。もちろん、雪見風呂も堪能できますよ！

露天風呂つきの「せせらぎ」と内風呂の「あさみどり」の温泉が用意されていますが、時間によって男女入れ替え制になっているので、両方楽しむことができます。「せせらぎ」の内湯には古代ローマ風呂を彷彿とさせる円形の湯船があり、大きなガラス窓や戸があり開放感バッチリ！併設の露天風呂は屋根があるので、少し天候が悪くても入浴できるので、雪が降り積もる様を見ながらの入浴が楽しめるかもしれませんね。宿の隣には足湯小屋もあるので、合わせて試してみてくださいね。

6.蟹場温泉／秋田

日本で一番有名な秘境温泉「乳頭温泉郷」は、標高が高く、秋は美しい紅葉が楽しめる絶景露天風呂が沢山あります。もちろん冬は雪見風呂になり、一面白く染まった景色を堪能することが出来る温泉郷です。標高が高いこともあり、冬場は休業する旅館もあるのですが、雪見風呂にオススメなのが「蟹場温泉」です。

宿から50ｍほど離れた原生林の中に露天風呂があり、湯の花の浮く温泉を自然の中で楽しめます。脱衣所は別々ですが、温泉は混浴なので、気になる方は気を付けてくださいね。

また、蟹場温泉は乳頭温泉郷湯めぐりに登録している7つの宿の内の一つで、湯めぐり帖を手に入れると、他の6つの宿の温泉も利用できるのが嬉しいですね。

湯めぐりの温泉浴は万病に効くといわれているので、この機会に試してみるのもオススメです。乳頭温泉組合に加入している７件の温泉での入浴ができるので、ゲットしておいて損はないですよ！蟹場温泉は重層炭酸水素泉という泉質で、糖尿病や皮膚病などに効果があるといわれており、立ち寄り湯は夕方１７時まで利用することができます。原生林に佇む露天風呂で季節の移ろいを感じながら、気持ちのいい入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

7.白布温泉 東屋／山形

700年もの間沸き続けている豊富なお湯が自慢の白布温泉は、山形県にある秘湯です。落ち着いた雰囲気の旅館「東屋」は、小さいながらも温かみのある良い田舎家さんです。お風呂はもちろん全かけ流し、なかでも豊富な湯量を利用した滝湯（打たせ湯）はぜひ体験してください。

もちろん米沢牛を食べられるプランもあるので、雪見風呂を堪能したら、料理も楽しんでくださいね。

名物の滝湯は、浴槽をなんと約４００年前から使っていて、この滝湯につかるということは、この湯が受け止めてきた歴史を感じることでもあります。歴史を感じる木造の浴室は入るだけでも、パワーがもらえそうな不思議な雰囲気がありますよ。開放感のある男性の露天風呂と周囲を深い緑に囲まれた女性露天風呂、上杉家の貸御殿時代の庭石を手彫りした岩風呂など、趣の異なる温泉で、静かな湯浴みを楽しんでみませんか。

贅沢気分を味わいに行きましょう

雪見露天風呂は、真っ白に染まった景色を楽しみながら心も身体も温まることができるので一度は入ってみたいですよね。今回ご紹介した施設は、混浴のある宝川温泉をはじめとして、リーズナブルな価格で楽しめるところや、貸し切れる場所等、スポットごとに異なった魅力がありますので、一緒に行く相手によって選んで利用してくださいね。次回の冬の旅行は、その季節でしか味わえない白銀の世界を眺めながら、温かい湯船に浸かってみませんか？

素材提供：トリップアドバイザー