茨城県神栖市のおすすめ観光スポット５選。行ってみたくなる名所が丸わかり

茨城県神栖市は、ブランドピーマンが有名なところ。太平洋の東に位置し、かっては日本4大砂丘に数えられた鹿島砂丘のあった海岸線は自然の景観が楽しめるスポットにもなっています。そんな神栖市の観光を楽しみたい人の為に今回はとっておきのスポットの紹介です！！

1.息栖神社

千葉県の香取神宮、茨城県の鹿島神宮 とならんだ東国三社の一つがこちらの息栖神社になります。茨城には観光スポットが少ないのですが、こちらは隠れた名所の一つ！！江戸時代から大正時代までは、利根川水運の拠点となった神栖にあって交通守護・海上守護、水産や漁業のご利益がある神社なんですよ。

日本三霊水「忍潮井」

大きな鳥居の両脇にあるのが、夫婦井戸でこちらから湧き出る水が「忍潮井」と呼ばれる日本三霊水の一つです。井戸の中には小さな鳥居がまたあり、「男瓶」と「女瓶」の水をそれぞれ飲むと、その二人は結ばれると言う伝説があるそうですよ。

松尾芭蕉も『東国三社詣』で訪れたこの神社、密かなパワースポットに立寄ってみませんか？

2.波崎の大タブ

神善寺境内にある巨大なタブの木の根元には大きなコブがあり、どっしりとしたその姿は横綱級！！新日本名木100選にも選ばれた大きなこの木は、県の天然記念物でもあるのです。回りには石仏がずらりと並んでいて、地元の人から帽子や服が着せられているのも愛されている証拠なんでしょうね。

歴史ある神善寺

後冷泉天皇時代に建立されたとされる神善寺は、高野山・貞祐上人が十六善神の宝物をもって開山したそうです。

「火伏せの木」と呼ばれる大タブは、火災の時には本堂を守ったともされる霊木でもあり、多くのひとはこの木にお参りしてかえるのだとか・・・

3.鹿島港

ピーマンやメロンなど農産物が有名な神栖市ですが、掘込式人工港である鹿島港は世界的にも有数な港で知られています。この神栖市の波崎海岸、実は日の出の時刻は銚子とほぼ変わらず、日本一早い初日の出は銚子と言れていますが、鹿島港からも実は見られる隠れた観光スポットなのです。

港公園

毎年元旦には展望台が早朝6時に開園され、展望台からの初日の出を楽しむ事ができます。この展望台は30名しか入れないので先着順だとか！！公園からも、日本一早い日の出が拝めることから、カップルの姿も多いそうです。

4.波崎ウインドファーム

大きな風車はテレビで見たこともあるのではないでしょうか？海岸線沿いに大きな風車がずらりと並ぶ姿が車からもみる事ができます。簡易展望台からは、12基の風車と太平洋の大パノラマが見渡せるなどデートにもオススメのスポットなんです！

エコと風車

震災から原子力発電のあり方が問われ、太陽発電や風車による電力が注目されるようになりました。エコロジーな風車による発電は、年間発電量が約35,000,000kwhで一般家庭10,000世帯分だそうです。環境問題
を考えるにあたりこの光景がなんだか眩しく感じられます。

5.童子女(おとめ)の松原公園

『常陸国風土記』はご存知でしょうか？奈良時代初期に編纂され、養老5年に常陸国（現在の茨城県の大部分）の地誌の事。この中には恋の物語が綴られ、愛し合う男女が松の木に変身したという伝説が残されているんです。

波崎海水浴場が近く、公園からは美しい海が眺められます。夕日に照らされながら、ここで愛を誓ってみませんか？

変ることのない愛の誓い

古代の洋装の2人の立像が 永遠の愛を誓ったそのままの姿で飛び込んでくるのは、なんだかロマンチックですね。童子女の鐘は美しい音色を奏で、2人の永遠の誓いと共に響き渡るようです。古代の茨城の様子が残る『常陸国風土記』に描かれた愛のカタチは今もこうして多くの人の心に染み渡る事になったんですね。


茨城は観光スポットがないと地元の人は言いますが、こんなに自然に囲まれた素晴らしい場所が、実はまだたくさん残されています。美味しい、そして美しい神栖市観光を満喫してください。

素材提供：トリップアドバイザー