最古の日本三大住吉の1つ！福岡にある「住吉神社」について

住吉神社とは？

住吉神社は住吉三神と呼ばれる、底筒男神、中筒男神、表筒男神を祭った神社で、伊弉諾大神が禊ぎ祓いをした時に生まれた神であるこの三神は、心身の清浄を司る力があり、全ての災いから身を守ってもらえるとして信仰されてきました。
また神々の名前の筒男の筒には星の意味があるという事で、星を頼りに航行する航海の守護神としても信仰されているのです。
住吉神社は全国に2129社ありますが、中でもこの福岡の住吉神社は、1800年以上前に建てられた日本最初の住吉神社とされています。

住吉神社のご利益

前述したようにあらゆる災いから心身を守っていただける事と、星の導きによって無事の航海を導いていただけるというご利益があります。
個人祈願としては、交通安全、学業成就、家内安全、厄祓、初宮詣、安産、病気平癒、還暦祭、成育安全、方除などの祈願を申し込んで受ける事が出来ます。

住吉神社の見所・お勧めポイント

 ”住吉造”の本殿

住吉造は、神社建築史上最古の様式で、柱や垂木、破風板は丹塗りと言って、これはおなじみの神社の朱塗りですが、この丹塗りには虫除けや防腐の意味があります。
更に羽目板壁は白胡粉塗りと言い、こちらも防腐の意味を持つ塗装です。
屋根は切妻の直線屋根、入り口は直線型の妻入式となっていて、国の重要文化財に指定されています。

イベント

春は「御田祭」と「潮干祭」、
夏は「少彦名神社例祭」、「大祓式」、「名越大祭」、
秋は「早穂祭」、「観月祭」、「例大祭」、「歩射祭」、「稲荷陣社鞴祭」、「少彦名神社例祭」、「七五三子供祭」、
冬は「大祓式」、「住吉三日恵比寿神社例祭」、「追儺祭（鬼すべ鷽替行事）」、「節分祭」、「稲荷神社初午祭」、
と、季節ごとに催し物が行われています。
最近は年に数回「輸入雑貨市」なども開催され、盛況なようです。

能楽殿

1938年に建てられた能楽殿は全国の能楽関係者から賞賛される西日本有数の名舞台とされています。
能楽の他にもさまざまなコンサートや記者会見、上映会なども行っていて、近年ではアイドルグループの東方神起が狂言を体験した舞台として、ファンが見物に来られる事もあるそうです。
何も催し物等が無ければ見物をさせていただけるとの事ですが、上がるには白足袋が必要なのだそうですので、行ってみたい方は用意して行ってください。

訪問者・体験者の声

口コミにもキャナルシティや博多駅、そしてホテル街からも近く、ふらりと歩いて訪れるのに丁度いい場所との事で紹介している人が多くいました。
地元に愛されている神社として歴史と風格も兼ね備えていますが、格式張った神社ではなく、散策して気持ちの良い場所との事です。
神社らしい静かで落ち着いた場所なので、ゆっくりと心落ち着いて回れるという感想を、ほとんどの方が述べています。
派手な体験を期待してではなく、悠久の時の流れを体で感じに行くには良い場所ではないでしょうか？