弘前公園は桜の名所として名高く、日本一ともいわれるほど。満開に咲き誇る姿が多くの人に愛されていますが、散った花弁が地面や水面に積もり、1年で一時しか見られないピンク色の絨毯が広がる様も素晴らしいものです。最も美しいのはお堀からの眺めで、幻想的な風景を楽しむことができます。その魅力は、ぜひ実際に訪れてあなたの目で確かめてくださいね。4月末に見ごろを迎え、天候次第でゴールデンウィークの時期にも見ることのできる絶景をご紹介します。
桜の名所「弘前公園」が美しい
弘前公園は青森県弘前市の中心部に位置するの花見の名所です。敷地内には約2,600本もの桜が咲き誇り、樹齢100年を越す桜も300本以上あります。ここは秋田県の角館・岩手県の北上景勝地と並んで「みちのく三大桜名所」の1つに数えられているんですよ!
この「弘前公園」は、弘前城がありそこの外濠、内濠、西濠を縁取る桜が最高に絶景なんですよね。死ぬまでに行ってみたい桜の名所としても有名です。お城とのコラボも見ものですね。
この日本有数の桜の名所は堀に映る桜!いくつも吊るされたぼんぼりのライトアップに浮かび上がる夜桜!そして散って堀に浮かぶ「花筏」と感動ものの風景が楽しめるところなんです。頭上を覆い尽くす桜のトンネルはため息モノですよ。
実は散り際こそが絶景!
http://www.hirosakipark.jp/11666.html
満開の桜の時期ももちろんですが、ここは散り際こそが絶景なんです!桜が一斉に散り始めるとあたりはピンク色に染まります。特に弘前城を取り囲むお壕(ほり)周辺はぎっしりと桜が植えられているので、桜吹雪はそのままお壕の水面に…。
春風に乗って水面に浮かんだ数え切れないほどの花びらは、まるでお花のじゅうたんのよう!この光景は「桜の畳」と例えられるほど。
ハラリはらりと一枚また一枚、踊り舞い落ちる桜の花びらは雪のように音もなく落ちていきます。ちった花びらが、堀の水面に舞い降りる様はピンクの花吹雪のようでとっても幻想的ですね。
満開時の桜のトンネルや水面に映る桜も感動ものですが、そよ風に揺られて落ちる散り際の桜はとってもドラマチックではないでしょうか。
日本人ならではの侘び寂びの世界がリアルに見て感じられるこの「弘前公園」の桜の舞い散る景色はぜひ一度訪れて実際に見ていただきたいですね。
一面に広がる桜の絨毯に圧巻
http://www.hirosakipark.jp/11666.html
弘前城にはたくさんのお壕があり、それぞれで桜のじゅうたんができます。絶好のポイントは外濠と内濠、西濠です。外濠は弘前城の三の丸と四の丸を囲んでいます。西濠の両岸にもたくさんの桜が植えられて、桜のトンネルができます。頭上に桜トンネル、足元に桜じゅうたんと、見渡す限りのピンク色です。
http://s.webry.info/sp/suikyou.at.webry.info/201105/article_7.html
外堀の追手門や東門、北門などが桜とともに見えるのは、日本らしくていいですね。水面が見えない!いちめん桜色の絨毯!なんて素敵な景色なんでしょう。堀の水面だけじゃなく、桜の木の根元までもがピンクのベールを纏ってより一層幻想的な景色を見せてくれます。
そんな桜素敵ポイントは、朱い欄干から桜とお城の天守を見上げる下乗橋!桜のトンネルがユウニ塩湖のように水面に映る西濠!追手門口から追手門通りにある外濠!どこも個性ある情景を見せてくれるので是非一周りしていただきたいですね。
桜吹雪と桜絨毯が見られるのは数日間だけ
http://www.uchu-nippon.com/hirosaki_sakura2014/2014%E5%B9%B44%E6%9C%8829%E6%97%A…
桜のじゅうたんは本当に素晴らしいのですが、1年でもほんの数日しか見ることができません。なにしろ満開の桜が散り始めてから、散り終わってしまうまでが短い。青森県の桜は、見ごろが4月下旬~5月上旬。例年、5/10前後が桜のじゅうたんの狙い目です。自然のもので予想がつきませんから、桜前線の動きをにらみつつ、予定を立てましょう。
桜の見頃って、難しいですよね~。お天気が穏やかな日が続けば桜を観る予定も立てやすいですが、なかなかうまく行きません。弘前公園の公式ホームページでは、桜の開花予想や桜の様子を細かく更新してくれていますので是非参考にして出かけて見て下さい。
桜が散ったあとも楽しめるここの「花筏」は水面に落ちてから桜の絨毯の装いを見せてくれるのはとっても短く僅かな期間なんです。ゴールデン・ウィークで出かけて行って見れたら貴方はラッキーですね。
息を呑む美しさをぜひその目で
http://xn--2016-ks2ig26k29j.seesaa.net/article/433645356.html
いかがですか。写真で見るだけでも息をのむような美しさ。これが現地で本物を見ると、驚くような絶景です。こればかりはどんなに説明するよりも、とりあえず行ってみて、という他ありませんね。今年のお花見は、弘前公園の桜じゅうたんで締めくくりましょう。皆さんTVなどのニュースで知っているかと思いますが。「弘前公園」の弘前城石垣は、2015年の桜のあと100年ぶりの大修理が始まります。お城を解体しないで石垣などを修繕する方法は、話題を呼んでいますね。その工事の際に天守下の内濠を埋め立てするそうなんだとか・・・。
この工事は10年はかかるとされていますので、内濠の「花筏」は見れません。でも、まだ他の場所の濠は健在なので、是非幻想的な桜を楽しんでくださいね。
■ 基本情報
- ・名称: 弘前公園
- ・住所: 青森県弘前市下白銀町1
- ・アクセス: 弘前駅から車で約10分
- ・営業時間:9:00~17:00(さくらまつり期間は7:00~21:00)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0172-33-8739(弘前市役所 公園緑地課)
- ・料金:【有料区域】大人310円・小人100円(弘前城本丸・北の郭の1日入園券)
- ※区域によって料金が異なるため詳細は公式サイトをご確認下さい。
- ・桜まつり期間:2016年4月23日~5月5日
- ・桜のじゅうたんオススメの時期: 5月上旬
- ・公式サイトURL: http://www.hirosakipark.jp/outline.html
弘前公園の桜の花びらがはらはらと舞う光景は、日本情緒あふれるもの。50万平方メートル近い敷地で2500本が一気に咲き誇り、見ごろを迎える姿は圧巻です。園内には日本最古といわれるソメイヨシノがあり、シダレザクラ、ヤエザクラも見事です。時期を逃してしまったかな?と思っている方もまだまだ間に合うかも!開花情報をチェックしてみてくださいね。散り始めるころが実は一番の絶景かもしれません。美しいピンク色の絨毯を見に遊びに来てくださいね。