八幡エリアを散策前にチェック！京都府の八幡市の基礎知識まとめ

松花堂弁当や八幡巻きなどの発祥の地、八幡市は、世界遺産の宇治平等院がある宇治市も近く、徒然草や今昔物語などにも登場します。京都市内から少し離れた京都府八幡市ですが、素敵な場所がたくさんありますよ。

八幡とは

京都府の南部に位置していて、大阪府と隣接する地域も多くあります。京都市へは、京阪電車で25分。また大阪へは、40分の距離にあり、木津川、宇治川、桂川の3つの川が合流した場所にあります。男山の周りに住宅地が広がっていて、特に男山の西側は男山団地と呼ばれるほど人口が密集しています。

八幡の魅力

自然と歴史が調和した八幡市は「徒然草」でも有名な石清水八幡宮の門前町で、東高野街道の起点の街として栄えました。歴史を訪ねながらの史跡巡りや緑豊かな男山での散策など四季を通じて歴史を感じられる街です。老舗の和菓子店も多くあり、「八幡巻」「岩田帯」「松花堂弁当」などの発祥の地でもあります。

八幡の歴史

八幡の歴史は古く、市域の南西部丘陵地から約2万年前の石器が出土していることから2万年前には人が住んでいたようです。明治20年に京都府の認可を受け遊郭区域が設定されましたが、昭和33年4月1日の売春防止法の施行により事実上廃業に追いやられました。

八幡に行ったらできること

おすすめ観光スポット

石清水八幡宮
「やはたのはちまんさん」で知られる石清水八幡宮は緑豊かな男山の山頂にあります。男山は都からみて裏鬼門(南西の方角)に位置していて、現在は厄除けの神様として信仰されています。朱塗りの社殿は江戸時代に再建されたもので、本殿、外殿、楼門などすべて重要文化財に指定されています。
単伝庵(らくがき寺)
京都のお寺などに落書きをしたニュースがTVで放送されることもありますが、ここは境内の白壁に自由に落書きができます。落書きといってもいたずら書き等ではなく、大黒様へのお願い事です。昔人々の不慮の災難を救うために妙心寺の単伝和尚が荒れ放題だったお寺を修繕たさい、大黒堂建立を手伝った地元の人々のお礼に大黒様にお願い事がよく見えるようにはじめられたことが由来です。白壁は、毎年末に塗り替えられます。

流れ橋
木津川に架かる日本最長の木造橋で、流れ橋とは、日本やアイルランド、オーストラリアなどに見られる橋の形式の一つ。固定されていない橋桁（はしげた）が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋で橋桁にワイヤーロープでつながれた板が洪水時には、流されるようになっていて、水が引くとワイヤーを引っ張って元に戻す仕組みになっています。江戸時代を想像される素朴な橋は時代劇のロケなどにもよく使われています。

周辺のおすすめホテル

花やしき浮舟園
宇治平等院へ徒歩5分という場所にあって、宇治川の景色が客室から一望できます。夕暮れ時の客室からの眺めは素晴らしく美しいですよ。

宇治第一ホテル
宇治川の近くで静かで落ち着いた雰囲気のビジネスホテルです。年中無休で24時間営業しています。
旅館　塔見茶屋
宇治平等院から徒歩3分のところにある静かなたたずまいの和風の宿です。宇治川もすぐ近くを流れ、四季折々の情緒が感じられる風情ある旅館です。

おすすめ名産グルメ

走井餅（はしりいもち）
石清水八幡宮一の鳥居前にある老舗です。走井餅は八幡を代表する名産品です。走井餅は安藤広重も描いた大津名物ですが、明治43年に京都・八幡（やわた）の地に引き継がれました。

源氏巻
白い餡を赤い羊羹でまいた源氏巻きは八幡市内の和菓子老舗によって創作されました。赤と白は源氏と平家の旗をイメージして作られた和菓子です。

八幡巻き
ゴボウの産地八幡の郷土料理です。ゴボウを煮て調理したものをウナギやドジョウで巻いてさらに煮るかたれをつけて焼き上げたものです。

イベント

宇治川の鵜飼
宇治川で開催される毎年恒例の伝統行事です。川面に松明の篝火がたかれ鵜匠が鮮やかな手綱さばきで鵜を操る姿を遊覧船から楽しめます。情緒あふれる夏の風物詩で平安時代から行われていて、今昔物語やかげろう日記にも記載されています。
開催期間は、2015年6月中旬 。 開催場所は京都府宇治市　府立宇治公園　塔の島周辺（乗船は喜撰橋畔）です。天候や、天ケ瀬ダムの放流などで増水すると中止になる場合があります。

高良社祭「太鼓まつり」

高良神社は『徒然草第52段/仁和寺のある法師』に登場する神社で、毎年7月17日・18日～19日に行われる高良神社で行われるお祭りで各地区から太鼓神輿が一堂に集まっての宮入が有名で、別名「太鼓まつり」とも呼ばれ、地元で親しまれています。各地区から勢ぞろいした太鼓神輿の迫力満点です。
開催期間は2015年7月18日～19日。開催場所は京都府八幡市 石清水八幡宮 高良神社


八幡へのアクセス

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