1.「坊っちゃん」夏目漱石【愛媛県松山市】
わずか1カ月程度の教師生活を、松山市の雰囲気ゆたかに盛り込んだ、実は抱腹絶倒&爽快な青春小説です。夏目漱石自身、ぼっちゃんと同じく英語教師として松山に赴任していました。
ここが舞台です♪ 1.道後温泉

http://jptopic.org/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/%E9%81%93%E5%BE%8C%E6%B8…
ジブリアニメ 千と千尋の神隠しの温泉モデルといわれる、道後温泉本館です。明治時代にできたもので、これほどきれいな状態で残っているのは日本でもここだけでしょう。平成6年に国の重要文化財に指定。今でもはいれる温泉です。
「坊ちゃん」の中では湯船で泳いでしまい、「湯の中で泳ぐべからず」と貼り札をされました。この木札は、今でも湯口のそばにあるんです。
■ 基本情報
- ・名称: 道後温泉本館
- ・住所: 愛媛県松山市道後湯之町5-6
- ・アクセス: 道後温泉駅から徒歩約3~5分
- ・営業時間: 6~22時 神の湯 階下は23時まで
- ・定休日: 年中無休(年末大掃除を除く)
- ・電話番号: 089-921-5141
- ・料金: 神の湯 階下 大人 410円 神の湯 二階席 (休憩所)840円
- ・公式サイトURL: http://www.dogo.or.jp/pc/time/
2.子規堂

http://blog.livedoor.jp/ottori1965/tag/%E5%AD%90%E8%A6%8F%E5%A0%82
正岡子規が16歳で上京するまで暮らしていた旧宅を、模して建てられたもの(旧宅そのものではありません)。瓦ぶき平屋で、なかには子規の遺墨や遺品がたくさんあります。正岡子規の親友だった、夏目漱石のデスマスク(!)も展示されています。向かいには坊っちゃん列車もあるので要チェックです。
■ 基本情報
- ・名称: 子規堂
- ・住所: 愛媛県松山市末広町16-3正宗寺内
- ・アクセス: 道後温泉駅から徒歩5分
- ・営業時間: 8:30~16:40
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 089-945-0400
- ・料金: 大人50円
- ・公式サイトURL: http://shikido.ehime.jp/
2.「東慶寺花だより」 井上ひさし【神奈川県鎌倉市】
井上ひさしの遺作が、東慶寺花だよりです。江戸時代は、女性が離婚したいと思ったら駆け込み寺に行くしかありませんでした。それが、鎌倉の東慶寺です。小説は、東慶寺の門前にある御用宿を舞台に進みます。必死の覚悟でやってきた女性たちの物語を、繊細に拾い上げていく様子は、さすが手だれの井上ひさしです。「駆け込み女と駆け出し男」という映画にもなりました。鎌倉きっての古刹 東慶寺の美しさも堪能できる映画です。
ここが舞台です♪ 1.東慶寺の石段

http://tsuiteru-happy-life.seesaa.net/article/276000381.html
小説中でも、逃げてきた女性が追手においつかれる、という瞬間に自分のかんざしなどを東慶寺に投げ込むシーンが印象的。このながい石段が、女性の人生を大きく分けたのです。両脇を緑でいっぱいにした、優雅な石段です。2.花の寺

http://www.tabi.photo/album/common/common_151_200/common_album_200.php
東慶寺はもともと尼寺だったため、あちこちに優雅な風情が残っています。なかでも花しょうぶとあじさいは、観光客が押し寄せるほどの美しさ。暗く、悲しい歴史をおいて、しばらく花盛りにひたってみましょう。

http://blog.shonanbb.net/article/96833220.html
■ 基本情報
- ・名称: 東慶寺
- ・住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
- ・アクセス: 北鎌倉駅から徒歩4分
- ・拝観時間: 通常8:30~17:00 冬季(11~2月) 8:30~16:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 0467-33-5100
- ・料金: 大人200円
- ・オススメの時期:通年 いつでもお花が咲いています
- ・公式サイトURL: http://www.tokeiji.com/
3.「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 村上春樹【愛知県名古屋市】
世界的に有名な作家、村上春樹の小説です。多崎つくるには、高校時代に仲がよかった4人がいます。友人たちは地元名古屋の大学に進み、多崎つくるは東京の大学に行きました。ところが大学2年の時に、理由も知らされず、絶交を言われました。恋人の助言に従って、名古屋に友人たちを訪ねることにしました。読み終わっても、つくるの悩みは解決せず、もやもやと何かが残る感じがしますが、それでいいと思えるような不思議な小説です。
ここが舞台♪ 1.トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館

http://blog.goo.ne.jp/technik/e/8727a6594aaf5cbc1fa04229e5e87a0d
友人のアオが勤務するのが、トヨタの高級ブランドレクサスの販売所。アオはディーラーなのです。名古屋市内にはいくつかレクサスのショールームがありますが、それよりもトヨタの歴史と名古屋のものづくりの歴史がわかる産業技術記念館がおススメ。子供といっしょに一日遊べるスポットです。
■ 基本情報
- ・名称: トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館
- ・住所: 愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1-35
- ・アクセス: 名鉄名古屋本線栄生駅より徒歩3分
- ・営業時間: 9:30~17:00 (入館16:30まで)
- ・定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始
- ・電話番号: 052-551-6115
- ・料金: 大人500円 中高校生300円 小学生200円
- ・公式サイトURL:http://www.tcmit.org/
2.県立瑞陵高校

http://mitsuko-genki.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-f8ac.html
村上春樹の小説はどれも、地名があっても架空の場所のようです。この小説でも名古屋であって、名古屋でない空気ですが、つくるたちが通っていた高校のモデルはあります。瑞穂区の県立瑞陵高校です。旧愛知県商業学校で、敷地内に名古屋で一番古い講堂が残っています。見学はできませんが、校門だけでも(笑)。■ 基本情報
- ・名称: 愛知県立瑞陵高等学校
- ・住所: 愛知県名古屋市瑞穂区北原町2-1
- ・アクセス: 桜通線 瑞穂区役所駅 西へ徒歩5分
- ・電話番号: 052-851-7141
- ・公立高校のため、敷地内の見学はできません
3.夫婦善哉(めおとぜんざい) 織田作之助【大阪府大阪市】
小説は知らなくても、「夫婦善哉」(めおとぜんざい)という言葉だけは聞いたことがあるのでは?織田作之助の短編小説で、織田が本格的に世に出るきっかけとなった作品です。大正から昭和にかけての大阪が舞台で、北新地の人気芸者 蝶子が化粧問屋の若旦那で優柔不断な妻子持ちの男と駆け落ちして、すったもんだする話。どうということもないストーリーですが、浪速女のきっぷが感じられ、大阪の下町の空気がぐっと身近になる作品です。ドラマや映画にもなっていますね。
ここが舞台♪ 法善寺横丁

http://blog.osakanight.com/article/eid122.html
作中にたびたび出てくる法善寺横丁です。大阪・難波千日前の路地裏にあります。法善寺という小さなお寺の周辺ですね。せまい石畳の路地は両側に小料理屋やバーがぎっしり。古きよき浪花の雰囲気がのこる場所です。2度の火災を乗り越え、現在は完全復旧しています。

http://blog.osakanight.com/article/eid122.html
法善寺横丁の入り口。うっかり通り過ぎてしまいそうな小ささです。西側入り口の看板は、藤山寛美(藤山直美のお父さんです)によるもの。夫婦善哉にでてくるぜんざい屋さんはいまでもあり、観光スポットです。
■ 基本情報
- ・名称: 法善寺横丁
- ・住所: 大阪府大阪市中央区難波1
- ・アクセス: 地下鉄堺筋線 日本橋駅下車すぐ
- ・公式サイトURL: http://houzenji.jp/yoko.html
4.「城崎にて」 志賀直哉【兵庫県城崎市】
志賀直哉は、大正2年に山手線の電車にはねられて重傷を負います。療養のため、兵庫県の城崎温泉にやってきて、その時の所感をつづった作品です。短編で、とりたててストーリーらしいものはありませんが、谷あいにひっそりとある城崎温泉の空気がまざまざとよみがえる名品です。芥川龍之介をうならせ、谷崎潤一郎が「華を去り実に就く」名文と絶賛さんした作品。実は城崎で書いたのではなく、四年後に完成したもの。それだけ城崎の印象が強かったのでしょう。
ここが舞台です♪ 1.城崎温泉

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%B4%8E%E6%B8%A9%E6%B3%89
城崎温泉は、谷あいにくの字型にひらけた温泉地です。川沿いには柳が植えられ、雰囲気がありますね。外湯を回るのがふつうで、浴衣姿で下駄をならすのが、いかにも古い温泉地らしいですね。ミシュラングリーンガイドでも紹介された名湯です。
2.三木屋

http://www.kinosaki-mikiya.jp/facilities/facilities6.html
志賀直哉が療養のために滞在した宿で、館内は日本建築の粋を集めたもの。にぎやかな温泉街の中心とは思えない静かな空間で、みているだけで昭和にタイムスリップできます。2013年に雰囲気を壊さずにリニューアルしたばかり。志賀直哉ゆかりのお部屋も泊まれますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 三木屋
- ・住所: 兵庫県豊岡市城崎町湯島487
- ・アクセス: 城崎温泉駅より徒歩にて13分
- ・営業時間: チェックイン15:00 (最終チェックイン:19:00)
- チェックアウト11:00
- ・電話番号: 0796-32-2031
- ・料金: 和室 庭園側 2名一室 大人1人\23000~(参考価格)
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.kinosaki-mikiya.jp/about/
5.「眉山」 さだまさし【徳島県徳島市】
シンガーソングライター、さだまさしの小説です。主人公の咲子は東京にいますが、ふるさとの徳島県から母が入院したときき、帰郷します。余命数ヶ月の命と言われ、さらに母が献体(死後、体を研究のため提供すること。研究後は遺骨が家族に戻されます)を申し出ていたことを知りショックを受けます。夏の徳島を舞台に、献体というテーマとあったことがない父親など、切ない気持が眉山の風景とともに心にしみる作品です。
ここが舞台です♪ 1.眉山

http://gensun.org/aid/987143
眉山は徳島市内のどこからみても、なだらかな眉形にみえることから、名前がつきました。標高は約290m。ロープウェイや車で簡単に山頂まで行けて、夜景スポットでもあります。

http://gensun.org/aid/987143
2.阿波踊り会館

http://ebisu-awaodori.hacca.jp/?p=110
小説ののクライマックスでもある阿波踊り。本物の阿波踊りは8月中旬ですが、ここでなら年間を通して楽しめます。管内の阿波おどりホールでは、専属連「阿波の風」による阿波おどりがみられ、その後一緒に踊ることもできます。徳島物産を販売する観光交流プラザもあり、5階が眉山ロープウェイ山麓駅です。
https://www.youtube.com/watch?v=4CbeyCFB_Lc
■ 基本情報
- ・名称: 阿波おどり会館・眉山ロープウェイ
- ・住所: 徳島市新町橋2-20
- ・アクセス:JR徳島駅から徒歩約10分
- ・営業時間: 9:00~21:00(11月~3月末は17:30まで)
- ・定休日: 無休(ロープウェイは冬季点検による運休あり)
- ・電話番号: 088-652-3617
- ・料金: 阿波おどりホール 大人 600円
- ロープウェイ 大人片道610円 往復1,020円
- ・公式サイトURL: http://www.awaodori-kaikan.jp/1facilities/floor5-1.html
6.「竜馬がゆく」 司馬遼太郎【京都府京都市】
若いころに、「竜馬がゆく」をよんで影響を受けなかった人も少ないのではないでしょうか。土佐にうまれた坂本竜馬が、さまざまな事を経て幕末の舞台におどりでていく様を、元新聞記者らしい手堅さと独特の歴史観で描いたものです。土佐や東京、長崎まで舞台が広がりますが、何といっても京都が印象に残ります。うねりにうねった時代の中でも、たたずまいを変えることがなかった古都の重厚さと雅さがカッコイイですね。
ここが舞台♪ 1.三年坂

http://ciao66.exblog.jp/4576185/
清水寺近くの産寧坂(三年坂)です。坂本龍馬ゆかりの場所として、明保野亭(あけぼのてい)がありますね。龍馬の定宿で、倒幕の密議をしたところです。上の写真は明保野亭の2階から産寧坂を眺めたもの。こうしてみると、竜馬が見た風景とそれほど変わらない気がするのが、京都のすごいところです。2.幕末ミュージアム 霊山歴史館(りょうぜん れきしかん)

http://www43.tok2.com/home/yumc/photo2/ike_50.htm
東山にある霊山歴史館。 あの松下幸之助が、明治維新に貢献した人たちの墓が荒れていることを嘆いて、創設した博物館です。館内には幕末の志士ゆかりの品々がたくさんあり、初心者でも楽しめます。定期的に歴史講座なども開催しているので、参加してみては?
■ 基本情報
- ・名称: 霊山歴史館
- ・住所: 京都市東山区清閑寺霊山町1
- ・アクセス: 市バス 東山安井または清水道下車 徒歩約7分
- ・営業時間: 10:00~16:30 特別展時は10:00~17:30
- ・定休日: 毎週月曜日 祝日の場合は翌日、年末年始展示替日
- ・電話番号: 075-531-3773
- ・料金: 常設展大人700円 企画展 500円
- ・公式サイトURL:http://www.ryozen-museum.or.jp/
7.「テンペスト」 池上永一【沖縄県】
沖縄を舞台に、聡明な少女・真鶴の波乱万丈の生涯をえがいたテンペスト。ドラマにもなり、大ヒットしましたね。19世紀末の琉球王朝にうまれてた真鶴は、跡継ぎの兄が失踪したため、宦官・孫寧温として出世をしてきます。しかし、政敵の陰謀で謀反人として流刑されそうになります。そこで女性 真鶴に戻り助かりますが、美貌のため今度は王の側室としてまたしても王宮へにもどることに。ペリー来航のため孫寧温が必要になると、一人二役をこなします。琉球宮廷というエキゾチックな舞台にそそられる一作です。
ここが舞台♪ 1.沖縄郷土村

http://wataboushi.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/7_-cae7.html
小説の舞台まで行くのは大変ですが、ドラマのロケ地なら大丈夫。沖縄郷土村は、琉球王朝の村落が再現された施設です。御嶽(ウタキ)、拝井泉(ウガミガー)、神アサギなど、伝統的なものがあり、民家が建てられています。ドラマでは八重山で過ごす元女官・大勢頭部の住まいとして、民家が使われました。
■ 基本情報
- ・名称: 沖縄郷土村
- ・住所: 沖縄県本部町石川424 (海洋博公園内)
- ・アクセス: 那覇空港から車で約2時間
- ・営業時間: 通常期(10月~2月)8:30から17:30
- 夏期(3月~9月)8:30から19:00
- ・定休日: 毎年12月第1水曜日とその翌日
- ・電話番号: 0980-48-2741 海洋博公園管理センター
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/72
2.残波岬(ざんぱみさき)

http://oksweets.exblog.jp/17092781/
約2キロにわたって、高さ30メートルの断崖が続く残波岬。まさに絶景です。ドラマでは、嗣勇が徐丁垓と対決するシーンで使われました。寧温の敵を討つため、壮絶に戦う嗣勇が印象的でしたね。夕日がきれいなスポットでもあります。
■ 基本情報
- ・名称: 残波岬 残波岬灯台
- ・住所: 沖縄県中頭郡読谷村宇座
- ・アクセス: バスセンターから28番バスで約90分→残波ロイヤルホテル前下車
- 徒歩10分で灯台
- ・電話番号: 098-958-0038 残波岬いこいの広場
- ・料金: 残波岬灯台 大人150円・子供20円
- ・公式サイトURL: http://www.ti-da33.com/
8.三四郎 夏目漱石
夏目漱石は、実は青春小説をたくさん書いています。「三四郎」は、福岡県から東京大学に入るため上京してきた青年の複雑な恋愛と都会への感情をあらわしたもの。三四郎は都会的な女性 美禰子にひかれますが、美禰子はどっちつかずのあいまいな態度を続け、最後は兄の友人と結婚してしまいます。青春のわずかな期間をおおう、不条理さと切なさにみちた青春小説です。
ここが舞台♪ 1.東大 赤門

http://bochan-dangi.hatenablog.com/entry/2015/01/04/103621
東京大学にはいった三四郎は、それまでいた九州と東京のちがいに目を丸くします。そして学問の世界に心惹かれつつ、美禰子がいる華やかな世界にも目が向きます。東京大学に今も残る赤門。江戸時代に加賀前田家が徳川家の姫を迎え入れるときに建てたものです。三四郎もきっとくぐったはずですね。
2.三四郎池

http://bochan-dangi.hatenablog.com/entry/2015/01/04/103621
作中で、三四郎と美禰子が出会った場所です。正式には心字池といいますが、三四郎池のほうがわかりやすいでしょう。「たいしたものじゃないが,なにしろ東京のまん中にあるんだから ―― 静かでしょう。」というセリフがあります。
この場所は、江戸時代の前田藩屋敷でした。当時は江戸随一名園だったそうで、優雅な三四郎池の雰囲気にも時代を感じますね。
■ 基本情報
- ・名称:東京大学赤門・ 育徳園心字池(三四郎池)
- ・住所: 文京区本郷7-3-1
- ・アクセス: 丸ノ内線・大江戸線本郷三丁目駅より徒歩約7分
- ・電話番号: 03-5803-1174 アカデミー推進課観光担当
- ・料金: 無料 大学構内であることをご理解のうえ、散策の際にはご配慮願います
- ・公式サイトURL: http://www.ut-life.net/guide/map/hongo/sanshiro_ike.php
素材提供:トリップアドバイザー


