現在東京札幌間の旅行は飛行機が主流ですが、北海道新幹線が開通すると、新幹線で観光旅行に行くという選択肢も出てきます。「早く開通しないかな?!」そんな待ちきれない思いで、一足早く新幹線とJRを乗り継いで東京から札幌まで行ってみました!
この旅行プラン
◇ 1日目
- 10:20 東京駅発「はやぶさ13号」乗車
- 14:51 新青森駅発 「白鳥17号」乗車
- 17:16 函館駅発 「スーパー北斗13号」乗車
- 20:49 札幌駅着
★特急・乗車券あわせて 24,540円でした。
1. 旅行前に・・まず北海道新幹線の基本計画をおさらい
青森市から北海道札幌市(基本計画では旭川市)までを結ぶ新幹線。新青森駅で東北新幹線と接続して東京から札幌までの直通運転を行う予定となっています。函館北斗駅までの開通が来年(2015年度末)の予定となっていて、札幌まで開通するのは現在の予定では2030年度末の計画となっています。開通によって、東京札幌間は約5時間に。北海道、東北、関東の人の流れや物流が劇的に変わることが期待されています。
現在のルートとの違いは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7….
上記図の黄緑のラインが建設中の北海道新幹線の運行ルートです。現在、函館から札幌までの最速の特急「スーパー北斗」は長万部以北は室蘭本線、千歳線を通り、札幌に入ります。新幹線は函館本線を小樽経由で回る形となり、現在のルートより走行距離が短縮されます。2. 現ダイヤでJRで東京から札幌へ行く方法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A
寝台列車「北斗星」が引退した現在、東京から札幌までJRで行くには、東北新幹線で、新青森まで行き、海峡線に乗り換え、函館で札幌行きに乗り換える必要があります。夜行寝台の「はまなす」を除き、札幌に函館からの最終特急は22:57に札幌に到着する「北斗17号」。この「北斗17号」に乗車するためには、新青森16:53発の「スーパー白鳥21号」に乗らなければなりません。「スーパー白鳥21号」に乗車するためには、東京発13:20の「はやぶさ21号」が最終と言う事になります。その日のうちに到着するなら東京を午前中に出発するのが無難です。
3. 東北新幹線に乗車!
筆者は東京駅10:20発の「はやぶさ13号」に乗車することにしました。この新幹線は秋田新幹線「こまち」と連結していて、盛岡駅で切り離されます。全席指定で自由席はありません。
駅ナカ「グランスタ」でランチをGETしよう
http://gigazine.net/news/20140811-patisserie-kihachi-pancake/
車内販売でお弁当を買うより、ランチは選択肢がある「グランスタ」がおすすめ。東京駅の新幹線乗車口のそばにあります。各種駅弁はもちろんのこと、普段見かけないオシャレなランチや注目度の高いお店も軒を連ねます。迷っちゃうので、時間に余裕を見て行きましょう!■ 基本情報
- ・名称: GRANSTA グランスタ
- ・住所: 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内
- ・アクセス: JR「東京」駅構内
- ・営業時間: 8:00-22:00(日曜祝祭日は21:00まで) ※店舗によって異なる場合があります
- ・電話番号: 03-6212-1740
- ・公式サイトURL: http://gransta.jp/
盛岡駅で秋田新幹線と切り離し
盛岡駅で停車時間があり、秋田新幹線「こまち」と「はやぶさ」の切り離し作業が行われます。切り離しのための停車時間はおよそ3分です。時間は12:30頃。ちょうどランチタイム。東京駅のグランスタで買ったランチをちょうど食べている頃でした(笑)。
4. JR 海峡線へ乗り換え
新青森駅には13:29に到着。乗り換え時間は10数分ですが、JRの駅員が誘導してくれ、すぐに次の海峡線特急に連絡できるようになっています。ただ筆者(りさじん)は、1時間ほど余裕をみて、新青森駅で次の列車を待ちました。
青森のお土産を買おう
乗り換え時間に立ち寄ったのが、駅構内にある「あおもり旬味館」。「地産地消飲食ゾーン」と、「青森みやげ特産品ゾーン」にわかれていて、地元でしか手に入らないお土産品や食材を手に入れることが可能です。また、喫茶スペースもあり、乗り換え時間にちょっとお茶でも飲んで休憩したい・・というときにも便利。
■ 基本情報
- ・名称: あおもり旬味館
- ・住所: 青森県青森市石江字高間140-2 新青森駅構内
- ・アクセス: JR「新青森」駅下車
- ・営業時間: 9:00-21:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 017-752-6557
- ・公式サイトURL: http://www.jre-abc.com/wp/syunmikan/index/
海峡線は在来線ホームから出発
函館行き「特急白鳥」は新青森在来線ホームから出ています。青森駅で進行方向が変わり、津軽海峡へ向かい、青函トンネルに入ります。青函トンネルの走行時間はだいたいですが25分程度でした。トンネルに入る前にアナウンスや車内表示でお知らせがあります。トンネルを抜けると・・・そこは北海道です。
5. 札幌行きへ乗り換え
特急白鳥号で、函館駅に到着すると、向かいのホームで待っているのが札幌行きの「スーパー北斗」。曲線通過時に車体を傾斜させる「振り子式車両」が採用されています。スムーズに乗り換えられるよう、双方は接続列車として連絡しています。待ち時間はおよそ14分!
函館・札幌間はスーパー北斗が5往復、北斗が4往復毎日運行されています。せっかくだから函館でもう少しのんびりしたいわ・・という方は、次の列車は約1時間後です。
札幌到着
札幌到着が、少し遅れて20:50分過ぎ。合計10時間半でしたが、快適な鉄道の旅でした。特に大沼公園駅周辺は、一面ミズバショウの中に桜の木が咲いていて季節柄北海道の絶景を間近に見られました!
来年(2015年度末)には、東京から青森経由で函館まで新幹線が開通、さらに早く札幌に到着できることとなるでしょう。新幹線開通が待ちきれないっ!!