軽視するとキケン！インドで気を付けたい10個のマナー集

大陸のインドは島国の日本とは180度違うような文化もあります。文化も違えば、考え方、マナーももちろん違いますよね。旅行前にぜひ知っておきたいインドの最低限のマナーについてご紹介します。

１．服装について気をつけること

暑い季節だとしても、露出の激しい服は注意を引いてしまいます。宗教的な背景が関係しており、肌を露出する習慣がインド人にはありません。観光で行くにしてもノースリーブやミニ・スカートなど露出のある服は控えましょう。

２．左手を使ってはいけないわけ

インドでは体の右側が浄い、体の左側が汚れているとされており、左手で物を渡したり、握手をしたりしてはなりません。トイレでは紙を使わずに左手で洗い流します。積極的に右手を使うようにしましょう。これはインド全域で言えることです。

３．挨拶はどうするの？

日本語の「こんにちは」に当たる言葉は「ナマステ」です。敬語としても使われるので、とても丁寧な言葉と言えるでしょう。インド人は朝でも夜でも両手を合わせて「ナマステ」と挨拶をしています。この挨拶は全インド共通で使えるので、是非覚えておきましょう。

４．はっきりとモノを言う

皮膚の色や顔が違う日本人はインド人からすれば明らかに外国人です。インドに初めてきた日本人が不安そうにキョロキョロ歩いているとタチの悪い詐欺師などに目をつけられかねません。もしそういう人が話しかけてきたら「要らない」とはっきり言いましょう。黙っていると分かってくれません。

５．サービスの悪さにイラッときたら

日本人の「お客様は神様だ」という考えはインドにはありません。売り手は客と同等もしくは客より偉そうな場合があります。商品の受け渡しやお金のやりとりが粗雑なことがあります。日本人ですから、「何だこのマナーの悪さは？」と思うかもしれませんが、頑張って辛抱しましょう。

６．異性に気をつける

結婚が神聖なものとされている社会なので、異性に馴れ馴れしくすることは良いイメージを持たれません。その割には強引な男性もいますから、曖昧な態度は避け、女性は人混みなどでの痴漢に気をつけましょう。ただ、この習慣は場所によって違います。

７．写真撮影はどこでもOKではない

国防上の理由により、地下鉄、橋、空港、ダムなどでの写真撮影は禁止とされていますので、寺院なども撮影禁止になっていることが多く、撮影できるとしても、撮影料金を払わなければならないということがあります。これも場所によりけりなので、行った先では注意しましょう。

８．喫煙には気をつけよう

インドは中国と似ており、年令に関係なくタバコをスパスパ吸っています。でも、公共施設での喫煙は罰金になりますから、よく気をつけておきましょう。

９．左手だけではなく、足も不浄なもの

左手で物を渡したりするとマナー違反とされていますが、インド人にとって足は不浄なもの、汚れているものとされています。足が人にあたったらこちらから謝りましょう。

１０．飲酒について気をつけること

ヒンズー教やイスラム教は飲酒に対しては厳しく、グジャラート州やミゾラム州では禁酒法というものがあり、お酒を飲む事はできません。ヒンズー教の聖地ではアルコールの販売制限もあります。