1.「説法石」とは?
京都府向日市にある向日神社。この神社の大鳥居南側には大きな石があります。その名は「説法石」。鎌倉時代末期、伝統教団などから迫害を受けた日蓮宗宗祖・日蓮の孫弟子である日像が鶏冠井の人びとへ説法をする際に腰掛けた石と伝えられています。元々は向日神社の参道にありましたが、明治の廃仏棄釈と神仏分離令で神社境内から外に出されてしまい、現在の場所に安置されたということです。
2. 周辺のおすすめ観光スポット
向日神社
説法石がある向日神社は、京都府向日市最大の観光スポットのひとつです。桜、ツツジ、カエデが四季折々に美しい古社で、本殿や神社所有の「紙本墨書『日本書紀』神代紀下巻」は国の重要文化財に指定されています。向日市の一番のお花見スポットでもあり、市民の木である桜の開花期に合わせて桜まつりが開催され、大勢の人々で大変賑わいます。7月は夏越の祓、10月は御火焚き祭もあります。
向日市天文館
宇宙の美しさ、不思議さの体験を通して市民文化の創造と発展を願って開設された天文館は、閑静な向日神社の境内にあります。定員80人のプラネタリウム室と口径40センチの反射望遠鏡を設けたドーム型天体観測室があり、誰でも気軽に天体に親しむことができます。
長岡京朝堂院西第四堂跡(朝堂院公園)
長岡京時代に国家の政務や儀式を行った場所で、現在で言うと国会議事堂のようなところです。東西に4棟ずつ計8棟あり、朝堂院公園は西側の4番目の中枢施設であった「西第四堂」と、朝堂院南門の回廊とつながっていた「翔鸞楼」の跡になります。園内にある案内所には朝堂院跡から出土した難波宮式の軒瓦や調査時の写真などもあり、また古式衣装やAR長岡宮の体験をすることもできます。
3.周辺のおすすめグルメスポット
京都向日市激辛商店街
“古くから罰ゲーム的にTV番組などでも何度も使われてきた激辛にまつわる様々なもの。すでにインパクトのあるこのキーワードを、逆のイメージとして確立できたら面白いのではないか”という思いから、「辛いけどうまい」をテーマに平成21年に誕生しました。激辛マニア向けの辛さから、激辛初心者向けの辛さまで、約40店が100種類以上の激辛メニューを用意しています。
京お好み 久蔵
ぶ厚く、外はパリッと、中はふんわりトロけるような食感、何もつけなくてもおいしい「究極」のお好み焼き「ダシで食べる!京お好み」を味わうことができます。40年以上続く老舗店の伝統と技術を受け継いだプロが作る「京お好み」、お好み焼きが好きな方はもちろん、あまり好きでない方もぜひ本物の味を体験してみてはいかがでしょうか。
パティスリー ピラミッド
阪急京都線「西向日」駅から徒歩10分ほどの距離にあり、人気No.1のケーキは地名をその名に持つ「鶏冠井(かいで)ろ~る」。ふわふわなのに、しっとりした食感のスポンジに爽やかな甘さの生クリームをどっさりロールした絶品です。他にもオリジナリティーあふれる焼菓子、種類豊富なフレッシュケーキなど、作りたての美味しさを大切に「とっておきのスイーツ」をお楽しみください。
4.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 説法石
- ・住所:〒617-0005京都府向日市向日町南山(向日神社の大鳥居南側にあります)
- ・アクセス: 阪急線西向日駅から北西に約500m(徒歩約10分)
- ・公式サイトURL: http://www.city.muko.kyoto.jp/gaiyo/shi-isan-seppou.html
「説法石」は石の囲いの中に鎮座しているため気付かない場合もありますが、向日神社の大鳥居のすぐ脇にあるのでぜひ見つけてみてください。
素材提供:トリップアドバイザー