浦和美園駅は埼玉高速鉄道で唯一の地上駅！時刻表など調べておきたい「浦和美園駅」の基礎知識まとめ

2002年サッカーW杯日韓大会のために作られた「埼玉スタジアム2002」の最寄り駅でもある、「浦和美園駅」について紹介します。

浦和美園駅とは？

さいたま市の土地区画整理事業や「埼玉スタジアム2002」の玄関口として2001年に開業した駅です。

埼玉スタジアム2002は、サッカーのクラブチーム「浦和レッドダイヤモンズ（浦和レッズ）」のホームグラウンドとなっているほか、サッカー専用スタジアムであることもあり国際試合でも多く使用されているスタジアムです。
そのためサッカーが開催される日の利用者数はものすごく多く、何もイベントがない日との差が大きいのが特徴です。

浦和レッズの試合が開催される日には、ホームの発車メロディがクラブの公式応援歌に変更されるのも特徴の一つです。

浦和美園駅は、さいたま市でも南東側の越谷市に近い緑区大門にある駅です。２００２年のFIFAワールドカップを日本で開催する為に作られたサッカースタジアムの埼玉スタジアム2002を訪れる観客を運ぶために２００１年に開業しました。埼玉高速鉄道線のみが乗り入れしており、駅の北側は列車の車両基地となっています。開業してすぐのしばらくは駅前が閑散としていましたが、２００６年に駅の近くにイオンショッピングモールが開業し、２０１３年には駅前ロータリーも整備され、周囲に新しい街が造られている場所です。

乗り入れる路線

埼玉高速鉄道線

起点：赤羽岩淵駅（東京都北区）ー終点：浦和美園駅（埼玉県さいたま市）

埼玉高速鉄道線は、東京メトロ南北線に接続する路線で、東京都北区の赤羽岩淵駅から、浦和美園駅までを結んでいます。埼玉県の川口市の中心部分を南北に通る路線で、ほとんどの区間が地下を通っています。ところが、浦和美園駅の直前で地上に上がるので、この駅のホームは地上にあります。駅はホームの上に造られており、２階のコンコースを通じて駅の東西両側に出られるようになっています。また、ホームは通常２つが使用されていますが、スタジアムで試合がある日は臨時ホームと専用の改札機も使われます。

時刻表

埼玉高速鉄道線

赤羽岩淵・目黒・日吉方面（上り）
平日土日・休日
埼玉高速鉄道線内だけでの営業運転は行われていないので、赤羽岩淵駅止まりの列車はありません。
赤羽岩淵駅から先で東京メトロ南北線と東急電鉄目黒線との相互乗り入れ運転を行っているため、ほとんどの列車の終点は東急の日吉駅となっています。
その他にも武蔵小杉、奥沢、白金高輪、麻布十番、市ケ谷、駒込止まりの列車が運行していますのでご利用の際はご注意ください。

埼玉高速鉄道線は、東京メトロの路線を埼玉県に延伸する路線として企画されたものです。そのため、最初から東京メトロ南北線に乗り入れられるように計画され、埼玉県内のほとんどの区間は地下に造られています。同じように東京メトロに乗り入れている東急東横線や東急目黒線まで行く列車がほとんどで、浦和美園駅発の列車の行き先は、東京都のさらに向こうの横浜市の日吉駅などとなっています。都内の地下鉄の駅で降りる分にはどの列車に乗っても問題ありません。

1日の駅利用者数

1日平均乗車人員：6,469人（2014年度）

２００１年に開業した当初は駅の周辺に住む人も少なく、利用者も少ない駅でしたが、年々利用者が増加しています。特に２００６年のイオンショッピングセンターの開業と同時に駅周辺でマンションや宅地開発が活発に行われたことで、いっきに利用者が増加しました。今も人口が増えている地域であり、最近は１日の平均乗車数は年に５００人近くも増えています。また、人口増加に合わせて駅前に市立図書館を含む複合施設が開館するなど、行政の整備も進みつつあります。

周辺観光スポット

埼玉スタジアム2002

浦和美園駅から徒歩15分の場所にあるサッカー専用スタジアムです。
このスタジアムは、日本では最大、アジアにおいても最大級の規模を誇っています。
サッカーの試合がある日に楽しめるのはもちろんのこと、試合がない日にはサッカースクールやスタジアム見学ツアーなども開催されていて、とても有意義な施設となっています。

詳しくはこちら→埼玉スタジアム2002

浦和美園駅の北のすぐの場所は車両基地になっていますが、その車両基地の北側に埼玉スタジアム２００２があります。徒歩で１５分ほどの距離なので歩いていくこともできますが、Jリーグや日本サッカー協会主催の試合開催時は、駅からシャトルバスが出ます。このシャトルバスは、駅東口の３番乗り場からスタジアム北門まで運行します。スタジアムの周囲には、練習用のグランドの他に公園として整備され小さい子供も遊べる遊具も設置してあるので、親子で遊びに行くこともできます。

しらこばと水上公園

海がない埼玉県にとって水遊びを存分に楽しむことができる公園です。
プールの種類が豊富で、さざなみプールや流水プール、幼児プール、変形プールなど自分の好みや体力に応じて楽しむことができます。
またホワイトビーチという砂浜もあるので、肌を焼きたい方にもおすすめです。
夏期限定で浦和美園駅から直通バスが運行されています。

詳しくはこちら→しらこばと水上公園

こちらは、さいたま市と隣りの越谷市の市境をまたがる公園です。公園の周囲は水田が広がる田園地帯で、さいたま市側は波の出るプールや流れるプールなどがある水上公園で、越谷市側は野球場やトラック競技も行えるグランドがある運動公園になっています。県営のプールとしては最大規模で、越谷駅や岩槻駅から路線バスが出ている他、夏休み期間限定で、浦和美園駅と北越谷駅から直通バスが運行されています。
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大崎公園

浦和美園駅から南西方向に15分から20分ほど歩くとある公園です。
約38,000平方メートルもの広大な敷地内には、芝生がきれいに植わっている大広場や小動物がいる子供動物園も併設されています。
子供動物園には、レッサーパンダ、アメリカアカリス、チリーフラミンゴなどが展示されているほか、ヤギやニワトリ、アヒル、モルモットなどに触れあえるコーナーも用意されています。

詳しくはこちら→大崎公園

浦和美園駅から南西に1.6kmの場所、国道４６３号線で高速道路を越えた先にあります。浦和美園駅からは、イオン浦和美園SC・大門経由浦和駅東口行きに乗り、この公園の近くにある大崎園芸植物園のバス停で降りてください。そこから北へ５分ほどで大崎公園に着きます。なお、この公園には広い駐車場があるので、車で行くこともできます。また、公園に入るのは無料ですが、公園内のバッテリーカーなどの遊具には有料のものもあります。

浦和美園駅の基本情報

浦和美園駅は、埼玉スタジアム2002の最寄りの駅として２００１年に開業した新しい駅で、乗り入れしている埼玉高速鉄道線では、ここだけ地上駅となっています。埼玉高速鉄道線は、東京メトロに直結しており、浦和美園駅から出発する列車の行き先は、同じように乗り入れしている東急電鉄・東横線の日吉駅などになります。新しい駅なので利用者はまだ少ないものの、駅の近くにはイオンショッピングモールがあり、この駅を中心に新しい街ができつつあります。