しかし、調べれば調べるほど、「へ~~~~~」とうなる魅力がたくさんありました!
天気のよい休日に、ドライブがてら増毛町まで足を伸ばしてはいかがでしょう?
1.増毛町とは?
増毛町は、日本海側沿岸部に位置しており、海風と磯の香りを感じる町です。町名の「ましけ」とは、アイヌ語のマシュキニ・マシュケからきており、
その意味は「カモメの多いところ」です。
名前のとおりに、海一面を飛んでいるカモメを日常的に見ることができます。
人口5,000人未満の町ですが、海・山そして歴史ありの味のある町です。
2.増毛町の魅力
母なる海そして父なる山
増毛町は沿岸部に面しているため、壮大で美しい日本海が目の前にあります。
また、国定公園の一部である秀峰暑寒別岳を背後に持ち、海と山という二大自然を有している
恵まれた町です。
果物から魚介類、そして地酒まで!町ごと食べつくす!
暑寒別岳の山並みが風を遮るために温暖な気候で、りんごやさくらんぼなどの果物の栽培にも適しています。
当然ながら漁業も盛んで、エビ・サケ・タコ・カレイ・ウニ・アワビ・ホタテなどを中心に豊富な魚介類を得ることができます。
これらに伴う水産加工業が町の主力産業です。
また明治15年創業という北海道で最も古い造り酒屋があり、この「国稀酒造」では、暑寒岳の伏流水を使用して辛口で高品質な地酒を作り続けています。
3.増毛町の歴史
増毛町は、北海道北部では一番古い歴史を持つ街です。歴史上に登場するのは、宝永3年・1706年のことです。
松前藩(現在の北海道松前郡松前町・道南)藩士であり、松前家の家老を務めた下国家が、マシケ領を
知行(ちぎょう・土地を支配する)してからです。
その後、宝歴元年・1751年に、松前の商人が函館奉行所より増毛を請負、番屋を設けて交易を始めたことから、この地に人が定住するようになりました。
幕末期には北方警衛の要衝となり、明治期には湾岸や鉄道が整備されました。
最盛期には、貨物輸送の拠点になって賑わいました。
町内には北海道遺産に指定された歴史ある街並みが残されています。
4.増毛町でできること
全国でも知名度の高い、国稀酒造は無料で全銘柄の酒の試飲、資料室の見学が可能です。
10人以上での見学は、事前に予約が必要です。
食べまくる
甘エビ丼、にしん親子そば、活きの良い魚を使った寿司、海鮮丼、生ちらし、天ぷらなどメニューも豊富! 町の食堂から港の市場まで、時間とお金と胃袋の許す限り、食べ歩いてください。
運動する
お腹がいっぱいになったら、次は動きましょう!
暑寒別岳では登山が楽しめます。冬はスキーもできます。
他に、広さ10ヘクタールの芝生が広がる無料のリバーサイドパークでは、テニス場やパークゴルフ場もあります。
拝む
北海道随一の彫刻神社、町指定有形文化財の増毛厳島神社があります。
見る
雄冬サンセットウエーブは国道231号線海岸沿いのリング型のモニュメントで、オススメの夕陽スポットです。
5.増毛町のおもな観光おすすめスポット
渓流の森ポンショカンベツ川渓流沿い、暑寒荘の周辺にあります。5月下旬から6月上旬に咲く野の花が美しい。
増毛駅
大正10年に開業した、留萌本線の終着駅です。鉄道ファンのあなたは、是非写真を撮ってください。
ちなみに増毛駅の切符は、「髪が増える」という理由で人気とのことです・・・
千石蔵
國稀酒造所有の、にしん船やにしんの資料の展示。入場無料!なので是非覗いてみてください。
増毛厳島神社
厳島神社といえば、筆者は広島しか知りませんでした。増毛にもあったのですね。
総欅づくりの本殿は道内でも有数の彫刻です。他に、絵画などの展示も多数。
第二台場跡
明治期以前の北方警備拠点として大砲が置かれた場所に、レプリカが設置されています。
AMeDAS(地域気象観測システム)
「アメダス」ーなんだかよくわからなくても、皆さん聞いたことがあると思います。 アメダスは、「地域気象観測システム」です。 雨、風、雪などの気象状況を監視しており、降水量、風向・風速、気温、日照時間を自動的に観測しています。
増毛町にあったとは、驚きです。
旧商家丸一本間家
明治初期から営業を続けてきた天塩國一の豪商と呼ばれた佐渡出身の本間泰蔵の家。平成15年に重要文化財に指定されています。
http://www.town.mashike.hokkaido.jp/kyoiku/honmake.html
風待食堂
高倉健・倍賞千恵子出演の映画「駅 STATION」(1981年)の舞台で、現在は観光案内所になっています。
6.増毛町の宿泊施設(一部)
こ洒落たホテルから、アットホームな民宿、コテージまで状況や気分に合わせて選べます。オーベルジュましけ
1泊:朝夕食付き/朝食付(和室/洋室)TEL 0164-53-2222
増毛町出身の三國清三シェフが監修した地産地消の料理が自慢です。ディナーショーやバイキングもあります。
トロン鉱山を使用している温泉やサウナも完備されています。
公式サイト:http://www.auberge-mashike.jp/
川上民宿
TEL 0164-55-3241
なんと、一日一組貸切の宿です。
ぼちぼちいこか増毛舘
TEL 0164-53-1176
レトロな雰囲気が漂う、元旅館で「男女別」相部屋方式の宿。喫茶「海猿舎」も併設されています。
コテージ ミンズ
TEL 0164-53-2400
ベッドルーム4、ダイニングやバーベキューデッキも完備する本格派ログハウスです。
岩尾温泉宿 夕陽荘(せきようそう)
TEL 0164-55-9611
1泊:朝夕食付き 大人11,000円〜 ※5月~10月末
海の目の前!バルコニーもある和室からは広大な日本海が一望できます。食事付きセットもあり。
皮膚病やリウマチに効果がある単純酸性泉や岩盤浴があります。
また、お昼は炉端焼きも楽しめます。
公式サイト:http://www.geocities.jp/sekiyousou/
7.増毛町のグルメ
食事処だけではなく、水産物とフルーツが、これでもか!というくらい売っています。もちろん地酒も。寿司のまつくら 増毛といえば、ここ。ジャンボちらしから、うにソフトクリーム!!!なんてものも。
麺屋田中商店 甘えびをふんだんに使った甘えびラーメンが味わえます。
ふるふるトマト スイーツだって負けていません。この御店は、低農薬・有機栽培の野菜と果物を使う古村農園の直営店です。じゃがいもを生地に練り込んだポテトクレープは、もっちもちの美味しさ。不定休で、10月中旬~4月中旬までは休業なので注意。
喫茶ポルク 地元増毛町民のみならず、札幌や旭川からもお客が訪れます。海と山を眺めながら、自家栽培コーヒと一流パティシェから受け継がれたレシピで作ったケーキを味わってみませんか?
カツカレーやウニのクリームスパゲッティもあります。
公式サイト:http://www4.ocn.ne.jp/~polku/
8.増毛町の主なイベント
2月 暑寒別岳スキー場まつり3月 新酒まつり 国稀一杯やろう会
5月 増毛えび地酒まつり
7月 増毛町観光港まつり
8月 消費者還元商工夏まつり
9月 増毛町秋味まつり
日程など詳細は、町役場に都度お問い合わせ願います。
9.アクセス
自家用車:札幌市から国道231号線経由で約2時間30分(115Km)沿岸高速バス:約2時間10分 片道2,000円代(乗り場によって変動)
この他に、電車でも行くことはできますが、上の二つがオススメです。
いかがでしたでしょうか?
小さな町ながら、食あり歴史ありスポーツあり自然ありとお得な詰め合わせセットのような増毛町。
旅慣れて行くところがないわ~と思っているあなたのような上級者なら、増毛の魅力が分かるはず。
素材提供:トリップアドバイザー