フゴッペ洞窟の魅力
「フゴッペ洞窟」は1950年(昭和25年)に、海水浴に遊びに来た中学生と高校生の兄弟により発見されました。その後、正式な調査が1951年と1953年に調査団によって行われました。「フゴッペ洞窟」は、北海道小樽市の手宮洞窟と共に、現在では日本国内で対比される洞窟がありません。洞窟の堆積土層より発見された骨角器、土器などの分析から「フゴッペ洞窟」は約2000~1500年前の 続縄文時代の遺跡であることが分かっています。フゴッペ洞窟の見どころ
奥行きは約5メートル、間口は約4メートル、高さは約5メートルあり、壁面全体に200を超す刻画があります。仮装した人像、魚、海獣、4本足の動物とみられるものがあり、人像は角や翼で仮装したものが多く刻画されています。これはシャーマンを表現したものと推測され、ここが宗教的儀礼の場所であったのではないかと考えられています。1953年(昭和28年)には国の史跡に指定されています。1972年(昭和47年)以降は洞窟の刻画は保護・展示されており、一般公開されています。また、5月から11月までの土日祝日にはボランティアの説明員が概要を説明してくれます。
続縄文時代に造られた刻画に触れ、古代ロマンを肌で感じるのもいいですね。
参加者の声
流れた。縄文時代の洞窟遺跡があるらしい。
http://blog.goo.ne.jp/comicsong/e/35c2166390c2ccd638dbf157fc8d4be1
RT @shift_jp: フゴッペ洞窟:北海道余市町に続縄文文化(弥生?古墳時代)の洞窟遺跡がある。フゴッペ洞窟と名付けられたその遺跡には約800点を数える刻画(岩に刻まれた絵)があり、その広さは国内最大級。http://bit.ly/bgEBsi
— takahiro Saito (@SaitoChin) 2010, 6月 12
■ 基本情報
- ・名称:フゴッペ洞窟
- ・住所:余市郡余市町栄町87番地
- ・アクセス:中央バスで「フゴッペ洞窟前」下車して徒歩1分
- ・開館時間:9:00~16:30
- ・休館日:月曜、祝祭日の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
冬期12月中旬から4月上旬は閉館 - ・電話番号:0135-22-6170
- ・料金:大人300円 小中学生100円
- ・所要時間:30分
- ・公式サイトURL:http://www.town.yoichi.hokkaido.jp/anoutline/bunkazai/fugoppe.htm