大内宿とは?
江戸時代の宿場の面影を今もそのままに残した貴重な村です。会津若松城下と日光を繋ぐ会津西街道または下野街道と呼ばれる街道の宿場町でした。江戸時代には参勤交代に使用され、経済的にも廻米道として利用されるなど重要視されていました。また、大内宿は回りを高い山々に囲まれているため、独立した宿場町として発展し本陣をはじめ旅籠や問屋などが設けられて賑わいを見せていました。
明治維新後主要交通機関から外れたことで人や物資の往来が減少し衰退していきましたが、このことが大内宿の町並みが残される大きな要因となったようです。昭和になっても古い街並みが残っていることで重要伝統的建造物群保存地区に選定され、大内宿を含む前後10キロには旧会津西街道の石畳や三郡境の塚、茶屋跡、一里塚、馬頭観世音碑などの遺構が見られることから国指定史跡に指定されています。
大内宿の魅力
江戸時代の宿場町の風情を今に残す茅葺き屋根が軒を連ねる大内宿はその景観を見ながら江戸時代の雰囲気を味わうことも楽しみですが、今や大内宿の代表的なグルメとなった「ねぎそば」もまた楽しみの一つです。そのほか家々の軒先では会津ならではの食べ物やお土産などがいっぱいです。大内の方々と触れ合いながら散策をお楽しみください。奥の小高い丘からの大内宿の眺めが抜群です。大内宿の見どころ・周辺スポット
下郷町町並み展示館
大内宿町並み展示館として大内宿本陣跡に復元した本陣は、大内宿のほぼ中央に位置し、殿様専用の玄関(乗りこみ)、上段の間、風呂、雪隠があり、茅屋根のどっしりとした風格とともに当時の面影を
色濃く再現しております。館内では茅葺きに関する資料や当時の風習を伝える写真や昔の民具等の展示
をしています。いろりでは、一年中薪を燃やし茅屋根の保存にも一役かっています。現代ではいろりの
ある生活も少なくなり、貴重な体験ができます。
高倉神社
第77代後白河天皇の第三皇子・以仁王(高倉宮)が治承4年(1180年)5月、平家追討に失敗してこの地に落ち延び、大内宿で潜行の際に草鞋を脱いだといわれています。高倉神社はこの高倉宮似仁王を
お祀りした神社であり、「 大内」という地名も高倉宮似仁王より賜ったと言い伝えられています。
大内宿の集落から大きな鳥居をくぐり、のどかな田園風景のなかを数分歩きます。こんもりとした森の
中に高倉神社があり、にぎやかな大内宿とはうってかわった静謐な空気が心地よい空間です。
湯野上温泉駅
湯野上温泉駅は日本で唯一の茅葺き屋根の駅舎です。待合室には囲炉裏で火が焚かれ、茅葺き屋根に集まる虫を煙で追い払う役割を果たしています。春にはホーム沿いの桜並木が一斉に花を咲かせ圧巻で
す。
塔のへつり
「塔のへつり」は大川羽鳥県立公園、大川ラインの一番の景勝地です。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観を創りました。 長い年月をかけて自然が作り出したこの渓谷は、塔の形が
立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。へつりとは地元の言葉で断崖のこと
です。塔の形をした断崖まで吊り橋が架けられ、断崖内部の一部を見学することもでき、その特異な形
から、1943年に国の天然記念物に指定されています。 塔のへつりには、形状によって様々な岩の名が
つけられています。
参加者の声
江戸時代にタイムスリップしたかのような素晴らしい雰囲気です。 一軒や二軒だけでなく、道の両サイドにズラッと、茅葺きの建物が並び、綺麗な水でラムネや飲み物が冷やされ、イイ雰囲気です。 そして、一番奥の丘の上がベスト撮影スポットです。全体が綺麗に見渡せます。最高の写真が撮れますよ!
■ 基本情報
- ・名称:宿場 大内宿
- ・住所:〒969-5207福島県 南会津郡下郷町 大字大内字山本
- ・アクセス:会津鉄道「湯野上温泉駅」
- ・駅前よりタクシーで約10分 料金2000円前後
・バス(4月~11月) 湯野上温泉郷号(乗合バス 要予約) - ・営業時間:9:00-17:00頃(店舗により異なる)
- ・定休日:
- ・電話番号:0241-68-2920
- ・料金:
- ・所要時間:
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL:http://ouchi-juku.com/