神武天皇が降り立った天孫降臨の地とされる宮崎では、様々な神秘的な滝の風景を見ることができます。中には、日本の滝100選に選ばれた見ごたえのある滝も。宮崎に観光に来たら外せない、そんな魅力あふれる滝を6つ選んでみました。
国内でも有数の観光スポットである高千穂峡の断崖絶壁から流れ落ちる滝。日本の滝100選にも選ばれた情緒豊かな風景が魅力的です。神々の時代、この土地には水がなく、天村雲命(アメノムラクモノミコト)が天真名井(あまのまない)の水種を移され、その天真名井がこの滝の水源になっていると言い伝えられています。
宮崎の滝、と言えばまずはじめにこの風景が思い浮かぶのではないでしょうか。断崖絶壁から流れ込む滝は、まさに絶景。ボートでの観光ができるので、滝の迫力をよりまじかで感じることができますよ。さらに、夜になるとライトアップされ、昼間とは違った独特な魅力が発掘できます。
公式サイトでは、真名井の滝を含めた、高千穂峡の魅力が満載。雰囲気の良く伝わる写真も多く掲載されており、旅行を計画するときにも役立ちます。ちなみに、観光の名地として高千穂峡行きの便利なシャトルバスも運行しているので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
関之尾の滝は日本の滝100選にも選ばれていますが、国の天然記念物に指定されている「甌穴」があることでも有名です。長い年月をかけて小石によって削られた穴が岩に何か所もあり、日本全国でも珍しい光景のひとつ。地球の古い歴史を感じさせますね。
関之尾の滝に脇には遊歩道が設置されています。この2kmほど続く道を歩くと緑の村キャンプ場にたどり着きます。夏のキャンプがてらに関之尾を訪れるのも良いかもしれません。
こちらも日本の滝100選のひとつ。天皇家の祖とされている神武天皇が、現在な宮崎である日向国から今の京都周辺に東征をしようとする道中である、この滝で矢を研いだとの伝説によって矢研の名前がつきました。周辺にはいくつもの小さな滝があるエリアです。
73メートルも上から降り注ぐ水流は圧巻。高い落差からの水しぶきが、これぞ日本の滝と言えるような美しさを兼ね備えています。また、春には若葉、夏には青々とした緑、秋には紅葉と季節にそれぞれの美しさを感じられる滝です。
矢研の滝は、尾鈴県立自然公園の中にある30の滝の中のひとつ。矢研の滝だけでなく、様々な姿の滝を見ることができますよ。
こちらもまた日本の滝100選に選ばれている滝。名前の由来は日本の古文、古事記に遡ります。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が天皇の命によって熊襲を討伐するため吸収を訪れました。その際に立ち寄った行縢の滝がある山が、馬の防具である縢に似ていたことから名付けたと記されています。
2万年前に形成されたとされる、行縢の滝を含む行縢山。その岩肌は岩というよりは、一枚の板のように独特なたたずまいをしています。多くの重なった岩の上から流れる滝とはまた違った、地球の地形の変化をにおわせるような滝です。
延岡市内とは少し離れた場所にある行縢の滝。麓には、地ビール工場や天体観測ドームの他、むかばき青少年自然の家などの施設も楽しめますよ。
美しいエメラルドの水に苔の生えた岩肌。なんだか秘境の地を思わせるような滝です。空気もすっきりと澄んでおり、心もからだも癒されます。駅などからは少し離れており、少し山を登ったところにあるため徒歩ではかなり遠くなってしまいますが、きっとその美しさに感動するでしょう。
滝を眺められるのは滝の下からだけではありません。滝の上にも遊歩道が整備されています。いつもとの滝の情景とはまた違った景色が楽しめますよ。
祇園滝のある場所は高い岩壁に囲まれた少し薄暗く、秘境の地を思わせる雰囲気があります。落差70メートルを超える巨大な祇園滝はもちろん、段階的に流れる緑に囲まれた椎尾滝、美しい岩壁を流れる鉤掛滝もゆっくり鑑賞することができます。まさに自然が作り出した「美」を心行くまま楽しむことができるのです。
5~10月ごろにかけては、山ヒルがよく出没します。山ヒル注意の看板もあるほど!夏場に見学の際は、熱いですが長袖長ズボンで防備した方がよさそうです。
宮崎の北から南まで、おすすめの滝スポットを紹介しました。中には、神話になぞらえた滝もあるので、歴史のロマンを感じながら、滝をめぐってみるのも良いのではないでしょうか。
1. 真名井の滝(高千穂町)
わたしのオススメ度 ★★★★★
公式サイトでは、真名井の滝を含めた、高千穂峡の魅力が満載。雰囲気の良く伝わる写真も多く掲載されており、旅行を計画するときにも役立ちます。ちなみに、観光の名地として高千穂峡行きの便利なシャトルバスも運行しているので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 真名井の滝(まないのたき)
- ・住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
- ・アクセス:高千穂町内を回る高千穂峡行のシャトルバスが運行
- ・電話番号: 0982-73-1213(高千穂町観光協会)
- ・所要時間: 1~3時間
- ・オススメの時期: 年中
- ・公式サイトURL: http://takachiho-kanko.info/sightseeing/takachihokyou.php
2. 関之尾の滝(都城市)
わたしのオススメ度 ★★★★☆
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日本の滝100選にも選ばれた、大滝、男滝、女滝の3つの滝からなる迫力のある滝です。滝の前にかけられたつり橋から、その景色を楽しむことができます。運が良ければ虹を見ることができるかも!ゴツゴツとした岩場が特徴的な滝です。関之尾の滝に脇には遊歩道が設置されています。この2kmほど続く道を歩くと緑の村キャンプ場にたどり着きます。夏のキャンプがてらに関之尾を訪れるのも良いかもしれません。
■ 基本情報
- ・名称: 関之尾の滝(せきのおのたき)
- ・住所: 宮崎県都城市関之尾町
- ・アクセス: JR西都城駅から車で約15分
- ・所要時間: 1時間
- ・オススメの時期: 夏
- ・公式サイトURL: http://miyakonojo.tv/kanko/tourism/sekino
3. 矢研の滝(都農町)
わたしのオススメ度 ★★★★☆
73メートルも上から降り注ぐ水流は圧巻。高い落差からの水しぶきが、これぞ日本の滝と言えるような美しさを兼ね備えています。また、春には若葉、夏には青々とした緑、秋には紅葉と季節にそれぞれの美しさを感じられる滝です。
矢研の滝は、尾鈴県立自然公園の中にある30の滝の中のひとつ。矢研の滝だけでなく、様々な姿の滝を見ることができますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 矢研の滝(やとぎのたき)
- ・住所: 宮崎県児湯郡都農町尾鈴 尾鈴県立自然公園内
- ・アクセス: JR都農駅から車で約30分
- ・電話番号: 0983-25-5712(都農町観光協会)
- ・所要時間: 30分~1時間
- ・オススメの時期: 秋
- ・公式サイトURL: http://www.town.tsuno.miyazaki.jp/display.php?cont=150701111409
4. 行縢の滝(延岡市)
わたしのオススメ度 ★★★★☆
2万年前に形成されたとされる、行縢の滝を含む行縢山。その岩肌は岩というよりは、一枚の板のように独特なたたずまいをしています。多くの重なった岩の上から流れる滝とはまた違った、地球の地形の変化をにおわせるような滝です。
延岡市内とは少し離れた場所にある行縢の滝。麓には、地ビール工場や天体観測ドームの他、むかばき青少年自然の家などの施設も楽しめますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 行縢の滝(むかばきのたき)
- ・住所: 宮崎県延岡市行縢町
- ・アクセス: JR延岡駅から車で約25分
- ・電話番号: 0982-34-2111(延岡市役所)
- ・所要時間: 30~1時間
- ・オススメの時期: 年中
- ・公式サイトURL: http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kanko/nobeoka/mukabaki.html
5. 毘沙門の滝(えびの市)
わたしのオススメ度 ★★★★☆
http://blowinthewind.net/taki/bisyamon-ebino.html
毘沙門の滝は、その名の通り日本の七福神である毘沙門天に由来しています。今はもう現存していませんが、1670年ごろに毘沙門の滝には毘沙門寺が建っていました。そこには、毘沙門天が祀られていたといいます。美しいエメラルドの水に苔の生えた岩肌。なんだか秘境の地を思わせるような滝です。空気もすっきりと澄んでおり、心もからだも癒されます。駅などからは少し離れており、少し山を登ったところにあるため徒歩ではかなり遠くなってしまいますが、きっとその美しさに感動するでしょう。
滝を眺められるのは滝の下からだけではありません。滝の上にも遊歩道が整備されています。いつもとの滝の情景とはまた違った景色が楽しめますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 毘沙門の滝(びしゃもんのたき)
- ・住所: 宮崎県えびの市大河平
- ・アクセス: えびのI.Cより車で約20分
- ・電話番号: 0984-35-3838(えびの市観光協会)
- ・所要時間:30~1時間
- ・オススメの時期: 夏
- ・公式サイトURL: http://www.city.ebino.lg.jp/display.php?cont=121030164732
6. 祇園滝(木城町)
わたしのオススメ度 ★★★★☆
http://takibito.sakura.ne.jp/654.html
祇園滝がある周辺は、高塚山や空野山など山々に囲まれており、木城町の中心部からは幾分か離れた土地にあります。車などがないとアクセス面ではかなり厳しい場所にはありますが、山々に囲まれているだけあって壮大な自然を感じることができるはずです。祇園滝のある場所は高い岩壁に囲まれた少し薄暗く、秘境の地を思わせる雰囲気があります。落差70メートルを超える巨大な祇園滝はもちろん、段階的に流れる緑に囲まれた椎尾滝、美しい岩壁を流れる鉤掛滝もゆっくり鑑賞することができます。まさに自然が作り出した「美」を心行くまま楽しむことができるのです。
5~10月ごろにかけては、山ヒルがよく出没します。山ヒル注意の看板もあるほど!夏場に見学の際は、熱いですが長袖長ズボンで防備した方がよさそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 祇園滝(ぎおんだき)
- ・住所: 宮崎県児湯郡木城町中之又
- ・アクセス: 木城町役場から車で約1時間10分
- ・電話番号: 0983-32-4727(木城町まちづくり推進課)
- ・所要時間: 1~3時間
- ・オススメの時期: 冬から春先にかけて
- ・公式サイトURL: http://www.kijo.jp/matidukuri-suisin/gion_taki.html
宮崎の北から南まで、おすすめの滝スポットを紹介しました。中には、神話になぞらえた滝もあるので、歴史のロマンを感じながら、滝をめぐってみるのも良いのではないでしょうか。