月との伴走♪伊平屋ムーンライトマラソンで夜の沖縄を満喫しよう

沖縄県の北部にある伊平屋島で毎年10月に行われる「伊平屋ムーンライトマラソン」。この大会は夜の沖縄離島を月灯りの中で走る、なんともロマンチックなマラソン大会なんです♪

伊平屋島ってどんな島？

伊平屋島は沖縄県の有人島の中でも最北端に位置する離島。人口約1300人が暮らすのどかな島です。伊平屋島は南に位置する野甫島と橋で繋がっており、伊平屋島と野甫島を合わせて「伊平屋村」となっています。島の中央部には標高200メートルほどの山脈があり、自然が豊かな離島としても知られています。 伊平屋島島内には、様々な観光名所が存在します。樹齢200～300年を超えると言われている琉球松の巨木「念頭平松」や、天の岩戸伝説最南端の地である「クマヤ洞窟」など見どころもたくさん。他にも民宿やキャンプ場、ビーチ、ダイビングポイント、トレッキングコースなどもあり様々な角度から沖縄の離島を満喫することができます。

伊平屋ムーンライトマラソンのコース

伊平屋ムーンライトマラソンはフルマラソンとハーフマラソンの2種類があります。フルマラソンが15時スタート、ハーフマラソンが17時スタートということでスタート時点ではまだまだ空は明るく月の影も見えません。
スタート地点はフェリーの船着き場近くにある「友愛と健康の広場」。上の画像ではまだ機材の設営中ですが、マラソン当日にはトラック以外の場所が夜店や本部などの白テントで埋め尽くされます。まずはトラックを軽く流して、いよいよ島内のコースへとスタートです！
まずコースをスタートしたら走るのがのどかな田園地帯。沖縄では珍しく、伊平屋島では米の栽培がおこなわれています。といっても伊平屋ムーンライトマラソンが開催されるのは10月のこと。伊平屋島ではすでに米の収穫が行われたあとですね。
田んぼを抜けたあとはフルマラソン人だけのお楽しみ、伊平屋島の観光名所めぐりのポイントがスタートです！まず一つ目の観光名所は「念頭平松」。残念ながらコースからでは遠目にしか見えませんが、立派な琉球松があるのが見えると思います。 他にもクマヤ洞窟や吹上砂丘など、どんどんと観光名所を通り抜けてコースを進みます。マラソンじゃなければゆっくり立ち寄るのに！と思える場所ばかりでちょっと残念ですね。
さて、ここから先はしばらくハーフマラソンとコースが合流します。スタート地点は島の東側でしたが、今度は島の西側へ。ちょうどこの辺りに着くころには、海に沈む夕日が見える時間帯です。伊平屋島の最南端に着くまでの間は、ずっと西海岸側の道路を走ることになります。 さてまたここからはフルマラソンの方だけのお楽しみ、野甫大橋と野甫島のコースが待っています。伊平屋島の最南端から野甫島へと伸びる橋は海の上を走る爽快感溢れるポイント。といっても上の画像のように明るい時間帯ではないので、あまり海の上を走る実感はないかもしれませんね。
このあとコースは再び島の東側へ。フルマラソンのコースとハーフマラソンのコースがここでまた合流することになります。この合流地点に付くころには辺りは一面の闇。道の脇にも灯りは設置されていますが、灯りと灯りの間は本当に月灯りのみで走るしかありません。これぞまさに「ムーンライト」マラソンですね。
東海岸側を走るときは足元にご注意！山へと帰るカニが道路を横断していたりします。島の東側に来るころにはかなり疲労困憊していると思いますが、集落の方々の応援が力をくれます！ゴールまではあとちょっと。かなりのがんばりどころです。
マラソンのゴールはスタート地点と同じ「友愛と健康の広場」。ゴール地点では島の人々や先にゴールした走者の方々がたくさん！最後の力を振り絞って、華麗にゴールを決めちゃいましょう！！

伊平屋ムーンライトマラソンの見どころ

「沖縄の離島を夜に走る」というだけでかなり特殊な伊平屋ムーンライトマラソンですが、他にも色々と楽しい特典があるんです！そのいくつかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

参加賞品が色々もらえる！

伊平屋ムーンライトマラソンの参加者は、順位に関わらず伊平屋ムーンライトマラソンのグッズがもらえます。特にうれしいのは、ムーンライトマラソンTシャツ！毎年デザインが変わるため、コレクションするのも楽しいですね。完走した人には完走証とメダルがもらえます。

前夜祭・後夜祭ではライブが開催！

伊平屋ムーンライトマラソンは伊平屋島の一大イベント！マラソン大会だけではなく、ライブイベントもいっしょに行われちゃうんです！前夜祭はもちろんですが、何よりすごいのは後夜祭。マラソンを走ってヘトヘトだったはずの走者たちが夜中までライブで大盛り上がり！うーん、すごい体力ですね。

マラソン参加者にはゴール後に牛汁とごはんをプレゼント

マラソンを走ったあとのお楽しみ！マラソン参加者にはゴール後、牛汁とごはんが配られます。牛汁とは沖縄の郷土料理の一つで、牛肉や牛ホルモンをスープにしたスタミナばっちりの一品。少しニンニクの効いたスパイシーで濃厚な味わいは、マラソンの疲れを忘れさせてくれるようです。

伊平屋ムーンライトマラソンに参加した人の声

せっかくなので、伊平屋ムーンライトマラソンに参加した方に感想を聞いてみることにしましょう！

伊平屋ムーンライトマラソン☆ これはリピート決定！ pic.twitter.com/MbXB5UGw0a

— ホカポンタス (@papeeco) 2013, 10月 21

伊平屋島から出航！ 村民の皆様がお見送りしてくれました。 伊平屋ムーンライトマラソンは、マラソン大会というより村をあげてのお祭りという感じ。楽しかった〜*\(^o^)/* http://t.co/ZHJrRdSygu pic.twitter.com/7QdAjMaBfp

— キラリ☆ (@kirari1234) 2013, 10月 20

伊平屋ムーンライトマラソン前夜祭の様子。 「沖縄そば(もずくトッピング)」と、伊平屋島の泡盛照島を使ったカクテル「照島パンチ」が振舞われました♪おいしかった！… http://t.co/FxdzvaP2ph

— もりさや (@morisayahome) 2013, 10月 18

伊平屋ムーンライトは個人的には２時間切りが出来なくて残念だけど、後半一緒に頑張ってくれた人がいたし、友だちも後輩も早いタイムで完走できてすごく嬉しかった。参加してよかった。

— サイタマネオシャチク (@ryukyu_neet) 2012, 10月 28

伊平屋ムーンライトマラソン、ハーフマラソンを2:41:33で無事完走しました(^o^)v多くの方の心のこもった声援のおかげです☆ ありがとうございました＼(^o^)／ pic.twitter.com/tjbn0KjB

— みゆき (@AlohaMiyuki1112) 2012, 10月 27

伊平屋ムーンライトマラソンの詳細情報

伊平屋ムーンライトマラソンが行われるのは毎年10月中旬。申込は毎年7～8月頃になります。最新情報や申込は下記の公式サイトからご確認ください。また、当日は伊平屋村に宿泊することになります。宿泊場所は島内にあるキャンプ場や体育館などになりますので、マットレスなどを持って行くのがおすすめです。

地図はこちら

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伊平屋ムーンライトマラソン、いかがでしょうか？フルマラソンは慣れた方でないと厳しいですが、ハーフマラソンは時間にも余裕があるので初心者の方でも安心です。夜だと日焼けをすることがないのもうれしいですね。
マラソンの翌日、本島へのフェリーが出航するのは午後。それまではゆっくり島内観光も楽しめます。今年の秋はマラソンで沖縄の離島を楽しんではいかがですか？