日本で最初に指定された国立公園の一つ「雲仙」。雲仙観光の拠点「雲仙お山の情報館」を中心とした見どころスポットを7ヶ所、紹介します。奇景、絶景を楽しめるスポットから、ちょっとディープなスポットまで…。雲仙の自然から人情まで味わって下さいね。
1. 雲仙地獄
私のおすすめ度 ★★★★★
http://christian-nagasaki.jp/stories/6.html
「雲仙お山の情報館」から雲仙街道を北に徒歩3分ほど、雲仙の古湯と新湯の間の周囲1.5Kmほど、白い土に覆われた一帯が「温泉地獄」。硫黄の匂いが強く漂う中、エリアいたるところから、高温の温泉と蒸気が激しく噴出するさまは、仏教の地獄の景色そのものともいえます。遊歩道も白い蒸気に覆われて、前を行く人の影も見えないほど。この様な白煙が噴出し、キリシタン殉教の舞台にもなった「地獄」は、100°近い熱泉と蒸気が噴き出している「大叫喚地獄」やお糸の処刑と共に吹き出したと言われる「お糸地獄」など約30ほどが点在しています。
日本でもなかなか見れない規模の温泉地獄が、温泉街から歩いてすぐにでも行けるというのも凄いですね。入り口で売られている、温泉の湯を使って茹でられた温泉卵も大人気。帰りにおひとつ、いかがでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称:雲仙地獄
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙320
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩3分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:24時間
- ・定休日:無し
- ・電話番号:0957-73-3434
- ・料金:見学自由
- ・駐車場:有り
- ・参照サイトURL:http://www.unzen.org/tourism/spot1.html
2. 足湯広場
私のおすすめ度 ★★★★☆
http://ogatours.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-cdb6.html
「雲仙お山の情報館」から南東方向に徒歩3分ほど、雲仙街道から一歩東に入った所にある「足湯広場」。雲仙宮崎旅館と新湯共同浴場の中間のゆったりとした広場に設けられた、雲仙温泉街の足湯の一つで、ろ過された、ちょっと白濁した湯がゆるやかに掛け流されています。東屋の下にある直径4mほどの足湯湯船の周りに、ぐるりと設けられた10人ほどが座れるスペース。そこに座り、ゆったりと足湯を楽しんでみませんか。いつの間にか、隣りに座った、観光の方々との間に会話が生まれるはず…です。
足をつけるだけで、疲れが取れると評判の足湯。雲仙地獄めぐり、温泉街散策や登山の後にしばし、足を漬け疲れを取るのも良いものです。
■ 基本情報
- ・名称:足湯広場
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙320
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩3分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:9:00~17:00
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0957-73-2543
- ・料金:無料
- ・駐車場:有り
- ・参照サイトURL:http://www.unzen.org/tourism/spot6.html
3. 仁田峠ロープウェイ駅
私のおすすめ度 ★★★★★
https://ja.wikipedia.org/wiki/雲仙ロープウェイ
「雲仙お山の情報館」から、国道389号線を東の方向に車で14分ほど、仁田峠の駐車場近くにある雲仙ロープウェイ乗り場「仁田峠ロープウェイ駅」。標高1,333mの妙見岳駅と約3分ほどで結ぶロープウェイの駅です。仁田峠そのものの眺望も抜群ですが、ここではやっぱりロープウェイに乗ってみましょう。足元近くも見られるように工夫されたゴンドラの窓から、春のミヤマキリシマ、夏の新緑、秋の紅葉や冬の霧氷など、四季折々に表情を変える雄大な大自然の景観をどうぞ。特に、「普賢岳紅葉樹林」として国の天然記念物にも指定されている、眼下に広がる秋の紅葉は言葉に表せないほどの美しさです。
妙見岳ロ―プウェイ施設屋上の山頂展望台からの眺望も是非味わっていただきたい魅力の一つ。島原半島を一望し海の向こうには天草諸島、九州山脈の山々、そして条件の良い日には遠く五島、霧島や桜島まで眺めることができます。雲仙温泉街から足を伸ばして行くだけの価値充分…。ぜひ、どうぞ。
■ 基本情報
- ・名称:仁田峠ロープウェイ駅
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙551
- ・アクセス:JR「諫早駅」から県道128号経由、車で67分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で69分
- ・営業時間:4~10月 8:51~17:31、11~3月 8:51~17:23
- ・定休日:荒天時運休有
- ・電話番号:0957-73-3572
- ・料金:往復大人 1,260 円、往復子供 630円
- ・駐車場:仁田峠駐車場 大型車20台、普通車200台
- ・所要時間:仁田峠駅と妙見岳駅間、約仁田峠からの3分
- ・公式サイトURL:http://unzen-ropeway.com
4. おもちゃ博物館
私のおすすめ度 ★★★★☆
「雲仙お山の情報館」から雲仙街道をまっすぐ北に徒歩6分ほど、街道に面して佇むレトロな建物の2階の「おもちゃ博物館」。1階のレトロな雰囲気いっぱいの玩具屋さんにも、昔懐かしいセルロイドのおめん、メンコから「くじ引きのお菓子」や「日光写真」まで並んでいます。思わず、どれも買ってしまいそう…。2階の「博物館」の展示は、お父さんお母さん、ひょっとしたらおじいさんおばあさん時代の懐かしいおもちゃが5,000店ほど。ブリキのおもちゃ、リカちゃん人形やステッカーなど…、お宝鑑定団北原先生鑑定の逸品まで並んでいます。
ノスタルジックな雰囲気にあふれる博物館は、40代以上の方々におすすめです。子供時代にタイムスリップしたような感覚におそわれ、時間の経つのも忘れるほど。雲仙温泉の散策で、是非寄りたいスポットの一つです。
■ 基本情報
- ・名称:おもちゃ博物館
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙310
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩6分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:9:00~18:30
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0957-73-3441
- ・入館料:中学生以上 200円
- ・所要時間:有り、3台
- ・参照サイトURL:http://unzen.org/tourism/spot9.html
5. 雲仙ビードロ美術館
私のおすすめ度 ★★★★☆
「雲仙お山の情報館」から南に徒歩2分ほど、雲仙街道に面して建つ「雲仙ビードロ美術館」。19世紀のヨーロッパ、ボヘミアングラスやオイルランプを中心に江戸期の吹きガラス「ビードロ」など、日本有数のアンティークガラス・コレクションを誇る美術館です。館内には九つの展示室が設けられ、ボヘミアのゴブレットやビードロなどの常設展示に加え、柿右衛門、鍋島や古伊万里などの企画展示が行われています。いずれも、見るべき価値のあるコレクションばかり。この美術館を目的に雲仙を訪れるのも良いかもしれません。
時間が許せば、「ガラス手作り体験」を是非、どうぞ。ガラスのストラップ・キーホルダー、サンブラストで作るグラスやとんぼ玉のアクセサリーなど、雲仙の記念に自分だけのグッズを作ってみるのも良いものです。
■ 基本情報
- ・名称:雲仙ビードロ美術館
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙320
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩2分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:9:00~18:00
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0957-73-3133
- ・入館料:大人 700円、中高生 500円、小学生 300円、幼児 無料
- ・駐車場:有り
- ・公式サイトURL:http://unzenvidro.weebly.com
6. 雲仙焼体験
私のおすすめ度 ★★★☆☆
「雲仙お山の情報館」から北方向に徒歩8分ほど、雲仙街道から西に一歩入った湯の里共同浴場の前にある「雲仙焼窯元」での雲仙焼体験をどうぞ。帰宅した後に家に届く、自作の焼物が雲仙での楽しいひと時を蘇らせてくれるはず。自分の創作の力を信じましょう…ね。火山灰100%の釉薬を使った油滴天目が雲仙焼の最大の特徴。その窯変の姿が人の目を惹きつけます。窯は全長6m幅2mの穴窯と登り窯が一緒になった形式。地元の唐津の土を使った焼締物は前の穴窯で、釉薬物は後ろの登り窯で焼いています。
併設のギャラリーでは、窯元の作品を見ることができ購入も可能。火山灰ぐい呑みが1,5000円〜、茶碗が30,000円〜や、わび助小鉢が2,000円〜など、お気に入りの作品を雲仙の記念に求めてはいかがでしょうか。
基本情報
- ・名称:雲仙焼体験
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙304
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩8分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:8:00~18:00
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:050-3424-2465
- ・料金:焼き物体験 3,000円
- ・駐車場:有り
- ・公式サイトURL:http://www.unzenyaki.com
7. 湯せんぺい体験
私のおすすめ度 ★★★☆☆
「雲仙お山の情報館」から雲仙街道を北に徒歩5分ほど、「温泉神社交差点」角に佇む「遠江屋本舗」。旧島原藩主松平公が考案した「湯せんぺい」を中心とした昔ながらの和菓子を製造販売し、期間限定ですが、「湯せんぺい手焼き体験」もできるお店です。お店に近づくと、まず気づくのがほのかに香る甘い香り…。ご主人が、店内で3Kgも有る金型に、小麦粉、卵、砂糖に温泉水を加えた生地を流し込み、一枚一枚丁寧に焼き上げています。お茶もいただけるコーナーでその焼きたての「湯せんぺい」をいただいてみませんか。その昔ながらの素朴な美味しさを、どうぞ。
「湯せんぺい手焼き体験 1,000円」は、「湯せんぺい」の謂れから、原料の説明や焼き方の手ほどきまで約30分ほどの体験メニュー。自分で焼き上げた「湯せんぺい」をお土産に持ち帰るのも楽しいものです。
基本情報
- ・名称:湯せんぺい体験(遠江屋本舗)
- ・住所:雲仙市小浜町雲仙317
- ・アクセス:JR「諫早駅」で島鉄バス「雲仙行き」乗車1時間19分、「雲仙お山の情報館前」下車、徒歩5分
- ・アクセス(車):長崎自動車道「諫早IC」から県道128号線経由、車で54分
- ・営業時間:8:30~22:00
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0957-73-2155
- ・料金:湯せんぺい手焼き体験 1,000円 *事前予約要
- ・駐車場:有り、1台
- ・オススメの時期:期間限定 3・4・5月、9・10・11月のみ
- ・公式サイトURL:http://www.shokokai.or.jp/42/4236710170/
以上、雲仙の見どころスポット7選でした。著名な絶景スポットから、知る人ぞ知るディープなスポットまで、ほとんどが「雲仙お山の情報館」周辺の好ロケーション。雲仙に観光にでもおもむいた折に訪ねてみてはいかがでしょうか。
素材提供:トリップアドバイザー