歴史的な町並みが有名な島根県津和野町のおすすめなお土産５選

山陰の「小京都」と呼ばれる、歴史的な町並みが美しい、城下町の島根県津和野町には、ゆっくりとした時間が流れています。そんな津和野町のお土産をご紹介します。
 

源氏巻

「源氏巻」とは、きつね色に焼いたカステラのような薄い生地に餡を包んだ長方形のお菓子です。江戸時代元禄期の津和野藩家老であった多胡真蔭が、小判をカステラの様な平たい生地に包んで吉良上野介に送り、藩の危機を救ったことが始まりとされています。

しっとりた源氏巻ですが、出来立てはまだ皮がパリッとして香ばしく、また違った食感です。津和野には「源氏巻」が買えるお店が10軒余ばかりあります。全て手作りのお店だったり、手焼き体験ができたり、味のバリエーションがあったりと、各店舗で特色が有ります。

まめ茶

 まめ茶は津和野特産の健康茶で、原材料の“河原決明”(かわらけつめい)は、漢方にも使われているマメ科の植物で整腸作用・血圧を抑える・利尿作用があります。「まめになる」は津和野の方言で「健康になる」という意味合いから「まめ茶」と呼ばれ親しまれています。

農薬を一切使わない栽培方法なので大量生産が出来ず、希少価値の高いお茶です。飲みやすく、ほうじ茶のような独特の香りと甘く、味わい深いお茶です。またノンカフェインなので子どもからご年配の方まで、幅広い年代で飲むことが出来ます。
 

石州和紙

津和野の石州和紙は、江戸時代に年貢の代わりに和紙を納めてもよいと藩の専売となっていた、伝統工芸品です。津和野周辺に自生する楮(こうぞ)、三椏(ミツマタ)などを原料とし、未漂白の素朴な肌色が特徴の優しい風合いの和紙です。半紙・便箋・小物・人形等多くの様々なアイテムがあります。

当時と変わらない自然素材で作る伝統の和紙作りの工程を見学することができ、紙すきも有料ですが、体験することできます。和紙の他に小物やかわいい和紙人形など様々なアイテムがそろっているので、お土産を買うのにぴったりです。
  

純栗ようかん

津和野町は島根県で栗の生産量が一番で、その多くは京都の市場へ出荷されます。「津和野栗」は、栗の有名ブランドの京都の「丹波栗」にも負けないほどの品質なのです。その「津和野栗」を使った「純栗ようかん」は、栗が入っているのではなく、栗あんだけで練られた贅沢なようかんなのです。

ずっしとしたようかんは、栗の香りが香ばしく、一口食べれば口いっぱいにその香りが広がり、至福の時を感じさせてくれます。栗あんだけで練られたようかんなので、ようかん好きな方はもちろん、ようかんが苦手な方にもお勧めのお土産です。

わさび

わさびの生育は、自然条件がポイントで、津和野の山に囲まれた風土とその山から流れくる清流、夏も一定温度以上に上がらない水温が、辛味の中に独特の甘味が感じられる風味の良さを作り出し、全国的にも高い評価を得てます。

生わさびだけでなく、加工品もわさびのりや醤油漬け、みそなど様々ありますが、わさびソフトクリームもあるんですよ。わさびの辛さがツーンと鼻に抜けるほどで、わさびの辛さが嫌いでなければ、ぜひ食べてみてくださいね。きっと旅行のいい思い出になりますよ。