北海道千歳市のおすすめ観光スポット５選。空港もある市内の人気名所は？

北海道の空の玄関口「新千歳空港」のある千歳市。空港のすぐ近くにはアウトレットモールもあり、飛行機の時間までのんびりショッピングを楽しむことが出来ます。でも買い物には興味ない、という方のために空港からもそれほど遠くない人気名所をご紹介します。

１．「苔の洞門」とは？

新千歳空港からは車で約１時間、支笏湖と洞爺湖を結ぶ国道沿いにある「苔の洞門」。樽前山が噴火した際に流れ出た溶岩が浸食されて出来た、回廊状の渓谷です。大正時代は樽前山への登山路としても使用されてきましたが、現在は洞門内部は落石の恐れがあるため立ち入り禁止となっています。そのため入口付近に設置された観覧台から洞門を見学します。
   

駐車場から１５分程歩いた場所に観覧台があります。岩壁には約３０種類もの苔が密生しており、岩肌を緑に染め上げています。しかし、平成２６年９月にあった大雨の影響で当面の間、苔の洞門の見学は出来ません。駐車場も土砂の影響で閉鎖されています。来年以降の再開を楽しみに待ちたいですね。

２. 支笏湖

新千歳空港から車で約４０分、日本最北の不凍湖「支笏湖」は透明度の高さでも有名です。湖沼水質調査では何度も日本一に認定されています。支笏湖の名物はヒメマス。地元では「チップ」の愛称で親しまれているヒメマスは風干しや刺身、焼いて頂く事が出来ます。遊覧船やあひるボートで湖に漕ぎだせば、ヒメマスの姿が見られるかもしれません。
   

支笏湖の周辺には日帰り入浴ＯＫな温泉施設が沢山あります。客室を利用して休憩のできる日帰りプランなども用意されているので、ヒメマス料理に舌鼓を打ちつつ、支笏湖と風不死岳（ふっぷしだけ）を眺めながらのんびり過ごすのもお勧めです。

３．サケのふるさと　千歳水族館

新千歳空港から車で約１０分、国道３３７号線沿いにある道の駅「サーモンパーク千歳」内にある、淡水では日本最大級の水槽をもつ水族館です。サケの生態はもちろん、北方圏の淡水魚の生態も観察する事が出来ます。

館内には「水中観察室」という、千歳川の水中を直接見る事の出来る施設があり、秋口に産卵の為に遡上していくサケの群れは必見です。
   

ここで是非見て頂きたいのが「インディアン水車」です。以前使用していた水車が常設されており、現在でも水族館そばの千歳川に設置されています。電力を使わず水力のみで回っている水車は、ここ千歳にある水車だけなんです。この水車は遡上するサケを捕獲する為に設置されており、捕獲されたサケは繁殖の為に使用されています。

４．名水ふれあい公園

千歳市の水道水に利用されているナイベツ川。そのナイベツ川湧水が全国名水百選に選ばれたことを記念して、整備されたのが「名水ふれあい公園」です。新千歳空港からは約２０分ほどで到着します。園内には水汲み場や遊歩道もあり、のんびりと散策を楽しむことが出来ます。
   

地元の方が水を汲みに来ることも多いこの公園は、春は桜、秋は紅葉、そしてサケの遡上も見られたり、と季節の移り変わりを楽しめます。小川の木陰には丸太のベンチが設置されているので、夏は靴を脱いで足を水につけてしまいましょう。木漏れ日と小川のせせらぎ、水の冷たさがとっても気持ち良いですよ。

５．詳細千歳ワイナリー

１９８８年に創業された石蔵作りの建物「千歳ワイナリー」は、千歳市の特産品であるハスカップを使用した「ハスカップワイン」や国産ワインコンクールで受賞した白ワイン「ケルナー」などの製造・販売を行っています。新千歳空港からは車で１５分程、ＪＲ千歳駅から徒歩１０程の場所に位置しています。
   

前日までに予約が必要ですが、ワインの醸造を見学出来る工場見学を行っています。また、こちらも要予約ですが、有料でテイスティングツアーも行っており、余市産ブドウを使用した「北ワイン」４種類のテイスティングが出来ます。ワインについての知識が深まった後に頂くワインは、いつもより美味しく感じられるかもしれません。