世界遺産・平泉とはどんなところなのでしょうか。今回はその魅力をたっぷりとご紹介します。
1.世界遺産 平泉とは
岩手県南部の町、平泉。見渡す限り緑に覆われたこの土地には、平安時代末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡群が多く残っています。
2011年06月、中尊寺(ちゅうそんじ)、毛越寺(もうつうじ)、金鶏山、無量光院跡、観自在王院跡が「平泉一仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群」として世界遺産に登録されました。 「仏国土(浄土)」とは平たくいえば、仏様の教えによる争いのない平和で美しい世界、ということです。 戦乱の時代であった平安末期に、奥州藤原氏が築いた平和な理想郷。それが、この世界遺産なのです。
2. 平泉の見どころ
国宝!中尊寺金色堂
薄暗いお堂の中、自らが輝きを放っているかのような金色堂。高さ8m、平面の一辺が約5.5m で、堂内外の全面に金箔を張り、柱や須弥壇には蒔絵、螺鈿、彫金をふんだんに使った華麗な装飾がほどこされています。 建立当初には正に、現世に体現された極楽浄土、というに相応しかったことでしょう。
現在はお堂に守られ、ガラス越しの対面ですが、それでも感動せずにはいられません。
”金色堂は想像より小さかったのですが、それがまた浄土世界を凝縮した感じを与え、とにかく素晴らしかったです。金色堂を拝観するために中尊寺まで来ましたが、本当に来て良かった!”
http://www.h-kikuchi.net/entry/2015/01/17/
【中尊寺の基本データ】
・住所:岩手県平泉町平泉字衣関202
・アクセス:JR平泉駅→中尊寺月見坂入口まで1.6km(徒歩25分)
・拝観料:大人800円(年中無休)
・所要時間:約2時間
・TEL: 0191-46-2211
・公式サイト:http://www.chusonji.or.jp/index.html
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名勝!毛越寺 浄土庭園
浄土庭園とは、仏様の世界をこの世に現した庭園のこと。毛越寺の浄土庭園はその中でも有名で、その四季折々の美しさは、訪れる人の心に安らぎを与えます。
特に秋、大泉が池に映える紅葉は見事です。
また、6月下旬頃には苑内に約3万株のあやめが咲き誇り、「あやめ祭り」が開催されます。
“紅葉ですが、開山堂、遣水のあたりがキレイでしたよ。もう少しすれば、雪景色もみれそうです。四季を愉しめる、素晴らしい庭園でした。”
http://blog.livedoor.jp/tamabaka/archives/cat_50032762.html
【毛越寺の基本データ】
・住所:岩手県平泉町字大沢58
・アクセス:JR平泉駅より徒歩7分
・拝観料:大人500円(年中無休)
・所要時間:約2時間
・TEL: 0191-46-2331
・公式サイト:http://www.motsuji.or.jp/access/index.html
数々の伝説が残る金鶏山
中尊寺と毛越寺の中間にある、高さ100mほどの円錐状の山。大勢の人足が一夜にして作り上げたと伝えられる、平泉の街づくりの基準となったという山です。”登山道と言うよりも散歩道になります。一気に山頂を目指しましたが、道路は舗装されていて足に優しい柔らかな感じです(木質チップのかためたもの) …現地を知っている私ですから分かるものの、世界遺産の言葉に魅了されて登って来た方には見通しのない山頂になります。”
http://www.uchinome.jp/oasis/zinbu/World_heritage04.html
【金鶏山の基本データ】
・住所: 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花
・アクセス:平泉駅から徒歩12分
・料金:無料
・TEL: 0191-46-2110
・公式サイト:http://hiraizumi.or.jp/sightseeing/kinkeizan/index.html
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無量光院跡
浄土庭園の最高傑作といわれる無量光院跡は、奥州藤原氏の三代光衡公が宇治の平等院鳳凰堂を模し、更にはそれを超えようとして造られた寺院跡です。ここは金鶏山がもっとも美しく見えるスポットといわれます。広がる池の奥に金鶏山の稜線を望み、そこに夕日が落ちる様は、まさに極楽浄土をほうふつとさせます。
“一年に二回、山頂と無量光院本堂跡を結ぶ正面に夕日が沈みます。
案内板には四月中旬と書かれています”
http://www.uchinome.jp/oasis/zinbu/World_heritage03_1.html
【無量光院跡の基本データ】
・住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立地内
・アクセス:JR平泉駅より徒歩12分
・料金:無料
・TEL:0191-46-4012
・公式サイト:http://hiraizumi.or.jp/sightseeing/muryokouin/
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観自在王院跡
奥州藤原氏の二代基衡公の妻が建立したとされる寺院跡。 舞鶴池を中心とする浄土庭園の造りが美しい史跡公園です。”観光客が殆どいないのでマイペースで見る事ができます。無料の気軽さもあります。 毛越寺の隣ですからついでに立ち寄る事もできますので、巡っておきたい史跡です。”
http://keibajo.ldblog.jp/archives/1008595706.html
【観自在王院跡の基本データ】
・住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内
・アクセス:JR平泉駅より徒歩約10分
・料金:無料
・TEL:0191-46-4012
・公式サイト:http://hiraizumi.or.jp/sightseeing/kanjizaioin/index.html
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