足利駅についてチェックしておきたい基礎知識

今回は栃木県にある「足利駅」の特集です。足利、といえば足利義政・足利義満と歴史の教科書で聞いたことあるな～！という方も多いのではないでしょうか。

確かに”足利”はその名の通り、足利一族ともゆかりがあります。今回はそのあたりの由縁や周辺にまつわる歴史、おすすめ観光スポットなどをご紹介していきます！時刻表や乗り入れ路線についても書いてますので、アクセスもばっちり★です！

足利駅とは？

栃木県の南西部、足利市伊勢町にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。渡良瀬川を挟んで対岸にある東武伊勢崎線「足利市駅」（徒歩15分）とは異なります。

足利市は古くは足利荘（あしかがのしょう）が栄え、清和源氏義家流・足利氏発祥の地としても知られています。近年、様々な映画やドラマなどのロケ地としても多く使われるようになっています。

数多くの歴史を持つ足利市。市内には由緒ある神社仏閣や名所旧跡も多く、「東の京都」と呼ばれることも。山と川に囲まれており、四季折々の自然に恵まれた関東有数の観光のまちです。

明治21年に両毛鉄道の駅として開業されました。駅舎は昭和8年竣工のもので、現在ではあまり見かけられない洋風木造建築となっており、構内にはステンドグラスが施され、風情たっぷり。「関東の駅百選」に選定されています。

乗り入れる路線

JR両毛線

下り／佐野・栃木・小山方面
上り／桐生・伊勢崎・前橋・高崎方面

足利駅は2面2線の相対式ホームを持つ地上駅となっており、ホームはそれぞれ跨線橋で結ばれています。1番線のりばに佐野・栃木・小山方面（下り）、2番線のりば桐生・伊勢崎・前橋・高崎方面（上り）が乗り入れています。

時刻表

上り・下りともに1時間に1〜2本の頻度で列車が発着しています。本数が少ないので、予め時刻表を調べておくと安心かと思います。
時刻表へのリンクもご参考になさって下さいね。

JR両毛線 足利駅 時刻表

通学・通勤時間帯にあたる7時台には佐野・栃木・小山方面のみ1時間に3本ほど発着するようです。なお、終電は足利駅　両毛線 桐生・高崎方面が23時49分、野・栃木・小山方面が22時45分となっています。

１日の平均利用者数

JR東日本によると、2013年度の1日平均乗車人員は3,471人とのことです。

2000年には4,189人を記録していましたが、以降は毎年少しずつ減少しています。2014年には3,366人となりました。普通列車しか停車しない足利駅に対し、前述の足利市駅には特急りょうもうや区間急行などが停車するので、そちらの利用者の方が多いようです。

周辺観光スポット

最古の学校「足利学校」

「足利駅」より徒歩10分。平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関です。歴史の教科書に載っていてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。ここでは当時の生徒たちが学んでいた様子などを見学することができます。
その歴史が明らかになっているのは室町時代中期からです。関東菅領の上杉憲実が学校を整備し、学生の養成をしました。16世紀の初頭には生徒は三千人を数え、フランシスコ・ザビエルによって海外にも紹介されたそうです。

室町時代から戦国時代には関東の最高学府とされていましたが、江戸時代に入ると京都から伝わった朱子学が主流となり、易学や兵学といった実践的な知識を学ぶ足利学校の学問は時代遅れとされ、衰退していきました。

世界に誇る「あしかがフワラーパーク」

足利駅の隣「富田駅」より徒歩13分です。毎年50万人以上の来園者を迎える「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」の時期には、「栃木県指定天然記念物」の樹齢150年・600畳敷の大藤棚３本や、世界でも珍しい八重の大藤棚、長さ80ｍの白藤のトンネルなど、350本以上の藤が咲き誇ります。
「日本夜景遺産」や、北関東では唯一の「関東三大イルミネーション」に認定されており、夜に訪れるのもおすすめ。さらには2014年1月、CNNのトラベルスタッフが選出した「2014年の世界の夢の旅行先9カ所」に 日本で唯一選ばれました。そのこともあって外国人観光客の来場も増えているそうです。

1年に8つのテーマを設け、その時期のテーマに沿って旬の花々が園内を彩ります。季節によって全く異なる表情を見せてくれますので、いつ何度訪れても楽しめますよ。日本が世界に誇る名スポットとなっています。

歴史を感じる「鑁阿寺（ばんなじ）」

足利駅より徒歩10分。足利学校の近くにあり、多数の国宝や重要文化財を有している寺院です。源姓足利氏２代目義兼が1196年（建久7年）、邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祭ったのが始まりです。その後３代目義氏が堂塔伽藍(がらん) を建立し、足利一門の氏寺としました。現在でも四方に設けられた門や、寺の境内の周りの土塁や堀に、鎌倉時代前後の武士の館の面影が残されています。
樹齢600年を超える銀杏の木も圧巻です。

もともとは足利氏の館として建てられたもので、現在も土塁・門・堀などが遺構として残されており、お寺でありながら「日本100名城」に選定されているという国内でも非常に稀有なスポットとなっています。

足利ゆかりの芸術を鑑賞「足利市立美術館」

川島理一郎や大山魯牛など、地元足利や両毛地域に縁のある芸術家の作品を集めた美術館「足利市立美術館」

足利市の再開発事業の一環として1994年4月に開館し同地域の文化･芸術の発信地として、観光客や地元の人々に親しまれて来ました。館内の売店では、展覧会の図録やポストカード、お土産にぴったりな足利グッズなどを販売しています。

企画展示としての展覧会が開催されるほか、講演会・鑑賞会・トークギャラリーといったさまざまなプログラムも行われていますので、公式ホームページで事前にスケジュールを確認しておくことをオススメします。

足利名勝のひとつ「織姫神社」

朱塗りの美しい神殿が足利名勝のひとつともなっている「織姫神社」1200年以上の伝統と歴史をもつ足利織物の守り神としてこの地を見守って来ました。

縁結びにご利益があるとされ、2014年(平成26年)には恋人の聖地に選定されたことから、多くのカップルが訪れるデートスポットともなっています。また織姫神社からは足利市街地と渡良瀬川の景色を望め、特にロマンチックな夜景が見れる事でも有名です。

こちらの神社は織姫山の中腹に鎮座しています。江戸時代中期に地元住民たちにより創建されました。明治時代に火災により焼失してしまったため、現在の社殿は昭和12年に再建されたものです。平等院鳳凰堂をイメージされているそう。

美の神様「厳島神社 美人弁天」

日本唯一の黄金の石像「美人弁天」がある「厳島神社 美人弁天」「美人弁天」は神社の御祭神・市杵島姫命の分身として祀られており、女性の健康・長命・美の願いを叶えてくれると伝えられていることから女性に人気のスポット。

足利の本城の地には、清水の湧く池があり、昔から「明石弁天祠」といわれたこと、 「足利伝説」に「目も覚めるように美しい明石姫」とある事が由来だそうです。参拝すると「美人証明」がもらえるそうです！美しくなりたい女性必見の神社です。

「美人弁天」にとっての「美人」とは、単なる容姿ではなく内面的な美しさを指すのだそう。この「美人証明」を持っておくと、弁天さまの御加護により、穏やかで優しい心を持った女性になれるのだそう。

街のオアシス「織姫公園」

昭和51年に開園した「織姫公園」渡良瀬川の北岸に広がる小高い山に10.5haの敷地をもつ広々とした公園です。

園内北端の鏡岩展望台からの眺望は、関東平野を一望することが出来、夜にはロマンチックな夜景も鑑賞出来ます。園内には標高60メートルから160メートルの山岳地帯にサクラ、モミジ、ツツジ等の花木が植えられていて見ごろになると満開の花を咲かせます。

アートと厄除「龍泉寺美術館」

元久2年(1205)の開山以来、元三大師信仰で市民の信仰を集める古刹寺院「龍泉寺美術館」正月になると初詣や厄除け大祭に訪れた人々で賑わっています。

市民からの要望より、本堂階下に常設美術館を併設しそこで収蔵作品の展示・公開を行っています。展示されているのは棟方志功・俵屋宗達・伊藤若冲・横山大観・川合玉堂等の絵画や書、仏像などの名品が常時約30点となっています。

周辺グルメスポット

歴史を体感出来る「足利学校」や「織姫神社」「厳島神社」といった特色ある寺院、「足利市立美術館」や「龍泉寺美術館」で芸術鑑賞・・・と色んな楽しみ方が出来る足利駅周辺。季節が違えば、「織姫公園」で見られる植物も違って来て、また来たくなりますね。

ここではそんな足利駅周辺のおすすめグルメスポットをご紹介します！観光の際、ランチやディナーにぴったりの足利グルメのご紹介です。

鳥常本店

美味しいうなぎと鶏料理が食べられるお店「鳥常本店」鶏もうなぎも！というよくばりな方はぜひ二段重がおすすめ！ご飯と具が詰まった重箱が2段！しじみのお味噌汁までついて1900円の安さ！コスパ抜群です。

ふっくら肉厚で脂の乗ったうなぎは表面と皮はパリッと焼かれていて、中はふっくらジューシー。プリッとした鳥モモ肉も、甘辛いタレとの相性もばっちり★

麺屋 つるる

2015年にオープンしてすでに大人気のラーメン店「麺屋 つるる」メインは醤油ラーメンで、餃子などの一品メニューも揃っています。

醤油らーめんのトッピングは大きなチャーシューと大きなメンマが目立ちます。スープは動物系で鶏の旨みが際立っており、節系の魚介の深みも感じられます。タカノツメがぴりっといいアクセントになっています。とろっとろのチャーシューも美味♡

モカ自家焙煎コーヒー店

美味しいコーヒーで一息つきたい時におすすめなのが「モカ自家焙煎コーヒー店」こじんまりとした居心地のいいお店です。

自家焙煎の豆が８種類あり販売もしているので、気に入ったら買って帰るのもいいですね。ブレンドの種類もエクストラにジャーマン、モカ、ビターと他ではなかなか見かけないくらい豊富で本格的なコーヒーは楽しめるお店です。チーズケーキやホットケーキなど甘いものとぜひご一緒に。

グリルやまとや

安くてボリューム満点なデカ盛りランチが食べたいならここ「グリルやまとや」足利駅北口からすぐのところにあります。

カツ丼 600円は器からたまごがあふれんばかりの大盛！ご飯もたっぷりでお腹いっぱい食べたい方には堪らないお店です。カツカレーももちろん大盛サイズ。しかもなんとカレーソースのおかわりサービスまであり！大食いさんでもここなら満足できそうです！

周辺の口コミ・写真

足利学校いってきました！とても綺麗なところでした〜(✪▽✪)！ pic.twitter.com/YBgMCDwEjG

— 沈むにんじんむし (@carrot__girl) 2015, 6月 7

たまには趣味の写真でも。 この間行ったあしかがフラワーパーク、綺麗でした。 そろそろ鎌倉のアジサイが綺麗な時期かな。 pic.twitter.com/qlPX0892zG

— Takashi Komuro (@takashikomkom) 2015, 6月 4

あしかがフラワーパーク

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