大阪のメインストリート！「御堂筋」の魅力

大阪市の中心を南北に走る御堂筋。多くの企業がオフィスをかまえる関西一のビジネス街であり、日本の道100選にも選ばれています。観光にもデートにもぴったりの御堂筋は見どころがたくさんあります。梅田から難波までの道のりをたどってみましょう！

大阪のメインストリート「御堂筋」とは？

「御堂筋」はキタの梅田からミナミ難波までを結ぶ大阪のメインストリートです。全長は約4kmで昭和12年（1937）に開通しました。当時としては電柱の完全地中化、地下鉄の同時開発という大規模な工事が行われました。
御堂筋周辺の建物は開発時に「百尺規制」と言われ、高さが30m以内に制限されたため美しい景観が保たれています。現在は50mにまで緩和され、左右にオフィスビルが立ち並ぶ関西一のビジネス街です。

1：起点は梅田から

大阪市では「～筋」は南北を走る通り、「～通り」は東西を走る道を表しています。「御堂筋」は梅田を起点として難波までの南北約4キロの道で歩いて散策することもできます。

起点となるのは梅田の阪急・阪神前の交差点。車が一方通行で走っている方向と同じく梅田から淀屋橋へ、中之島を経由して心斎橋から難波と御堂筋にそってご案内します！

2：御堂筋を彩る美しいイチョウ並木

御堂筋の沿道には沿道には約970本のイチョウが植えられています。秋になると黄金色に染まったイチョウが美しく、街を彩ります。この美しい光景は大阪市の指定文化財にも指定されています。

また12月から1月中旬までの期間は、淀屋橋交差点から難波西口交差点までの区間が「御堂筋イルミネーション」としてたくさんの灯りでいっぱいに！ロマンチックな雰囲気が漂う道になります。

3：淀屋橋から中之島は歴史的建造物がいっぱい

淀屋橋周辺は、東京でいうなら丸の内・大手町のようなビジネス街です。淀屋橋駅近くの中之島には大阪市役所や日本銀行大阪支店があります。写真は大阪府立中之島図書館。1904年（明治37年）にネオ・バロック様式で建てられ、国の重要文化財に指定されています。 こちらも中之島のシンボル的存在・中央公会堂。ネオ・ルネッサンス様式をベースに建てられ、国の重要文化財に指定されています。内部の意匠建築も素晴らしく、コンサートや講演会が行われています。

４.中之島にラバーダック登場

世界を旅する黄色い子アヒル・ラバーダック。2009年以降、大阪のクリスマスの風物詩としてすっかり定着しました。毎年中之島に登場し、ライトアップとともに噴水や音楽などの演出もあり楽しめます。

5.御堂筋彫刻ストリートでアートに親しむ

御堂筋周辺の企業からの寄付により、淀屋橋交差点から新橋交差点まで国内外の有名作家による彫刻全29作品が設置されています。オーギュスト・ロダンの「イヴ」をはじめ、高村光太郎、ジョルジオ・デ・キリコなどの作品もあり、アートも楽しめます。写真は佐藤敬助の「陽光の中で」という作品です。

６.心斎橋周辺でショッピング

大丸心斎橋店本館。1933（昭和8）年に完成し、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる「大正モダン建築」の代表作の一つです。大阪を代表する歴史的建造物として有名です。店内は大理石が多用され、天井にはイスラム様式の幾何学模様アラベスクなどの美しい意匠設計も有名です。老朽化に伴い建て替えが予定されているので、素晴らしい建築様式を見るなら今がチャンスです。

７.活気あふれる、なんばへ

さあ、いよいよ御堂筋の終点にやってきました。高島屋前の難波西口交差点です。正面の南海ビルは高島屋と南海なんば駅のターミナルビルになっています。1932（昭和7年）に完成したコリント様式の近代建築で大丸心斎橋店とならぶ御堂筋を代表するシンボリックな建物。国の登録有形文化財に指定されています。

８.ちょっと足をのばして、話題のなんばパークスへ

御堂筋を散策したら、ちょっと足をのばして話題のスポットへ行ってみませんか？南海難波駅の南側・大阪球場の跡地にできた「なんばパークス」。渓谷のような形状のキャニオンストリートはショッピングモールになっていて映画館やおしゃれなカフェもあります。デートスポットにもオススメです。

御堂筋を歩いた人たちの声

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御堂筋はビジネス街というイメージがありますが、観光スポットとしても見どころがたくさんあります。大正から昭和の面影を残す大阪と新しい大阪の両方を感じられるメインストリート。近代建築物も数多くあるので、ゆっくり歩きながらの散策がおすすめですよ！