あなたの奥の細道を奏でませんか？芭蕉も浸かった飯坂温泉で休息しましょ♪

飯坂温泉は有数の古湯であり、かつては「鯖湖の湯」（アイヌ語サハコ）と呼ばれました。奥の細道で有名な松尾芭蕉が立ち寄った湯としても知られています。歴史を遡ると、古く縄文時代には人々が飯坂温泉に親しんでいたとされる記述があり、現在では奥州三大名湯の一つに数えられる歴史ある温泉です。

飯坂温泉とは?

古代から温泉の湧く飯坂温泉はヤマトタケルが東夷の際、この温泉（左波子湯）に浸かって病を直したという言い伝えがあります。泉質は無色透明の単純温泉で、神経痛、筋肉痛、うちみ、くじきなどに効果があるといわれています。有名な西行法師が「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子（さばこ）の見ゆる 山の彼方か」という歌を詠みこの地名が定着したとか。湯温が高いことでも有名。

飯坂温泉の見どころ

旧掘切邸

旧堀切邸は、江戸時代から続く大庄屋「堀切家」の住宅を整備改修し、飯塚温泉の観光拠点として利用している複合施設です。建物のそのものの歴史的価値が高く、土蔵は圏内で最大最古のもの。各建物は見学できるようになっていて、施設内には展示ギャラリーやバリアフリーの足湯、手湯があり、誰でも楽しめる施設となっています。

波来湯

飯坂温泉と言えば波来湯というほどの有名共同浴場です。お湯が熱いことで知られる飯坂温泉ですが、波来湯は浴槽が二つあり、熱い湯と温い湯に分かれているから安心。温い湯は41度、熱い湯はなんと45度というから相当なもの。入るときには不意に体を入れず、気合と共に試したい。ちなみに休憩所や自動販売機などのゆっくりくつろぐスペースはありませんので要注意。

鯖湖湯

波来湯と人気を二分する「鯖湖湯」。外観内観共にヒバを使用して作られた趣ある共同浴場です。松尾芭蕉が入ったのはこの湯といわれるほど飯坂温泉では一番古い浴場ですが、平成5年に明治時代の共同浴場を模して改築され、現在では御影石の浴槽にリニューアル。こちらの鯖湖湯にはぬる湯はなし。しっかりかけ湯をして熱々のお湯に入りましょう。入湯料は大人200円。

花ももの里

飯坂温泉花ももの里は80アールの敷地に約300本の花桃が植えられています。しだれ桃や立性、ピンクの八重咲きや一本の木で色が分かれる咲き分けなど、開花期はまるで極楽浄土もかくやと思わせる風景。開花期は4月の初めから5月の始め。毎年4月には「花もも祭り」が開催され、アーティストによるコンサートなどの催し物が開かれます。

飯坂温泉おすすめの宿

匠の心 吉川屋

奥飯坂穴原温泉の吉川屋。温泉露天風呂からの景観は素晴らしく、雪景色や新緑、秋の紅葉といつ訪れても折々に美しい景観が広がります。お料理はぬくもりある会席料理。山の幸をふんだんに使い、温かい物は暖かいうちに冷たいものは冷たいうちに、という料理長の真心を感じるお料理。このお料理を目当てに遠方からのリピーターも多いのだとか。

吉川屋人気の露天風呂。新緑の木漏れ日の中で温泉に入って心も体もリフレッシュできそう！秋の紅葉、冬の雪景色もまた見事。夜は大自然をライトアップしているので、昼間とはまた違った幻想的な景観の中ゆったり入浴できます。

お宿かわせみ

静かな落ち着いた佇まいで優雅な時間が過ごせるお宿かわせみ。温泉通も一度は訪れてみたいと憧れるというこのお宿の自慢は、「かわせみ流日本料理」。日本料理の伝統を受け継ぎつつ、現代にマッチするようにアレンジされたお料理は、美しく、格式多角、それでいながらはっとするような現代的なもの。温泉はしっとり落ち着いた庭園風露天風呂でかまくら型のサウナもついて至れりつくせり。

四季折々の献立で訪れる人を楽しませてくれる。お品書きにさらりと描かれた季節の絵も粋ですね。季節の旬を丸ごといただくのは最高の贅沢と同時に心の栄養にもなります。アメニティ、しつらえ共におもてなしの心を存分に感じられるお宿です。

伊藤園ホテル 飯坂叶や

飯坂温泉をリーズナブルに堪能するなら是非利用したい叶や。均一料金で話題の伊藤園グループのお宿なので、料理はバイキング形式。好きなものを好きなだけ食べられる安心感でファミリーに大人気です。さらにアルコールやソフトドリンクの飲み放題もついています。温泉のあとのビールもまた格別！

好きな料理を好きなだけ。これなら小さなお子様がいても安心。素泊まりプランも用意されているから飯坂温泉地元民御用達のグルメを探訪するのもいいかもしれません。さらにチェックアウトも12:00までと遅め設定なので多少飲みすぎて二日酔いになっても安心♪

素材提供：トリップアドバイザー