3宗教の聖地がある魅力的なイスラエル。行くなら、ここは外せない！

地中海に面したイスラエル。聖書の舞台となった土地として、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3宗教が聖地としているエルサレムがあります。面積は四国ほどの小さな国ですが、魅力ある観光地がたくさん！まずは、予習がてら聖書の勉強をしてから行くとさらに面白いことでしょう。

1.死海

おススメ度★★★★★

通常の海水の塩分濃度は約3%ですが、死海は30%以上という高濃度！生物がほとんど生息できない環境だから「死海」という名がつけられました。エン・ボケックやエン・ゲディのビーチに死海があります。死海では是非、浮遊体験に挑戦してみてください。

ただし、塩分濃度が非常に高いので、長時間の遊泳は行なわないでください。15分～20分程度を目安に。皮膚がヒリヒリしたり、傷がある人は沁みてしまいます。また、遊泳後はシャワーで塩をしっかり洗い流してください。

2.ヴィア・ドロローサ / エルサレム

おススメ度★★★★★

イエス・キリストが死刑の宣告を受けてから、十字架を背負ってゴルゴタの丘まで歩く道が約1kmあり、ヴィア・ドロローサ（悲しみの道）と呼ばれています。イエスにまつわる出来事が14ステージで構成され、第1ステージから順にイエスの通った道をたどります。事前に学習してから歩くといいでしょう。

最後に辿り着く場所はイエスが十字架の刑に処せられたゴルゴダの丘で、イエスの墓とされている場所に聖墳墓教会が建てられました。3日後にそこでイエスが復活した場所でもあります。記念すべき場所のため、巡礼者や観光客でいっぱいです。

3.嘆きの壁 / エルサレム

おススメ度★★★★☆

エルサレム旧市街にある嘆きの壁は、紀元前20年にヘロデ大王がエルサレム神殿を改修し、現存する外壁部分です。ユダヤ教徒にとってはユダヤ教の聖地であり、とても神聖な場所です。そのため、いつでもユダヤ教徒がその壁に触れて、祈りを捧げています。

嘆きの壁の全長は約490mもありますが、一般には神殿の西側外壁の地上に見えている約57 ｍの部分のみを指します。男女別に区切られていて、入場時帽子は必須になるので、お忘れなく。

4.ガリラヤ湖

おススメ度★★★★☆

 ガリラヤ湖は、周囲53キロメートルでこの地域最大の淡水湖です。この湖は聖書に数多く登場します。湖が見渡せる山上で弟子たちと群集に山上の垂訓を述べたり、イエスが漁師に声をかけて弟子にしたり、たった5つのパンと2匹の魚を増やしたりしたところです。

遊覧船で観光することができるので、ぜひ、イエスの行なった数々の奇跡を思い起こしながら、ガリラヤ湖を満喫してください。湖で獲れるセントピーターズフィッシュという魚を揚げた料理が名物なので、ランチにどうぞ。

5.岩のドーム / エルサレム

おススメ度★★★☆☆

嘆きの壁のすぐ近くにあるイスラム教の聖地です。イスラム最古の建造物で、金色のドームがエルサレム旧市街にいても一際目立っており、トルコ製の青のタイルが美しいドームです。中にはイスラム教徒しか入れませんが、外から見るだけでも感動する美しさです。

ムハンマドが天使ガブリエルに導かれ天に昇るときに足をかけた岩とされ、表面には足跡が残っていると信じられています。エルサレムの東に位置する「オリーブの丘」から岩のドームを眺めることができ、撮影スポットとしても人気があります。　

6.カイザリア

おススメ度★★★☆☆

カイザリアは紀元前後、ローマ帝国屈指の港町でした。｢カイザリア｣という名前はローマ皇帝カイサル・アウグストスの名にちなんでつけられました。現在、ローマ時代の水道橋、円形劇場、競技場、十字軍の要塞など数多くの遺跡が残っています。

約2000年前の街の風景を感じることができます。遺跡の中でも市場が催されているので、当時の生活を彷彿とさせています。

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特定の宗教を持っていない人でもイスラエルは異文化で歴史を感じさせてくれるため、魅力的ですが、宗教的知識があれば、もっとイスラエルのことを知ることができます。治安が良いとは言えないので、くれぐれも注意して観光を楽しんでください。