天童駅の基本情報まとめ。山形新幹線をご利用の方は必見です！

天童駅は、JR東日本奥羽本線にある場所で、山形県を南北に走っています。接続先の福島までは東北新幹線も走っており、地方と都会とのアクセスは非常に良くなり、出かける機会も増えてきたように思われます。とはいえ、今から紹介するところには何があるのでしょう。そしてどのような素性なのでしょうか。今回は、乗り入れる列車や利用者数といった情報から、周辺にある訪れるべき観光スポットまで、基本情報を一挙にお届けします！

天童駅とは？

天童駅（てんどうえき）は、JR東日本奥羽本線の駅の一つです。奥羽本線は、在来線「山形線」とも呼ばれている、山形県を南北に走る列車です。この線路上を山形新幹線も走っており、天童駅は、山形新幹線の停車駅にもなっています。

天童駅に乗り入れる路線

奥羽本線（山形線）と、山形新幹線です。天童駅は、山形駅からは、奥羽本線で約20分です。東京駅からは、新幹線利用で、約3時間です。

福島県福島駅からは、奥羽本線で行っても、乗車時間は1時間50分前後です。新幹線で直接天童駅まで行くと、1時間30分ほどです。福島駅から新幹線で山形まで行き、山形から奥羽本線で天童まで行くと、乗り継ぎのタイミングによっては、在来線の方が早い場合があります。

1日の駅利用者数

ピーク時には2000人を超える利用者がいたようですが、現在では減ってきており、2014年度の1日の平均利用者数は1,745人です。

将棋資料館もある駅舎

天童は、将棋駒の生産量が日本一です。そのためか、駅舎には将棋資料館が併設されています。現代の名工の手による宝石のような将棋駒や、チェスや将棋の元型とされるインドのチャトランガを展示しています。

また、天童将棋交流室もあり、誰でも無料で将棋の対局を楽しめます。机での対局の他、インターネットでの対局もできます。駅の待ち時間に手持無沙汰になった際など、将棋愛好者にはうれしい施設です。

周辺観光スポット

若松観音

古くから、縁結びのご利益で親しまれてきた若松観音が人気の若松寺。山形の花笠音頭の冒頭で、「めでた、めでたァ～の若松さまよ」と歌われていることでも有名な、地域で愛されてきたお寺です。観音堂は国の重要文化財に指定されています。

昔は、良縁を願う人は、「赤いもの」を身につけて参拝したと言われています。4月～12月まで、毎月第一日曜日に、縁結び祈願祭を行っているので、これに合わせて行ってみるのもよいかもしれません。

広重美術館

初代から4代までの、歌川広重の作品などを展示している美術館です。中でも、「天童広重」と呼ばれる作品が貴重です。天童広重は、昔、財政が苦しかった天童織田藩が、献金を受けたお礼や借金の支払いのために、江戸づめの天童藩士らと交流のあった初代歌川広重に絵を描いてもらったものです。

和太鼓体験

和太鼓の基礎知識を約15分と、実技（基本と課題曲3分に挑戦）で構成される、和太鼓の体験です。完全予約制で、人数や時間は応相談となっています。迫力のある和太鼓の世界を気軽に体験でき、受講すると証明書がもらえるので思い出になります。体験以外に、和太鼓の観覧ツアーなども行っています。

---

天童駅に関してはこれでバッチリですね。利用者数は減少していますが、逆に言えば、静かな時間を過ごしたい方には絶好の場所となっているでしょう。また、将棋の資料に触れる、縁結びを願いに神社へ行く、美術館で昔ながらの浮世絵を目で楽しむ、和太鼓を叩いてその豪快さを体感する、と古き良き日本の文化を経験できるスポットが凝縮されています！予約が必要なものや、定休日があるところもございますので、行く前には必ず確認をしておきましょう。