伊興遺跡公園とは?
緑の芝生が広がり、心地よさ満点の公園を中心に、約700m四方ほどの一帯から、多くの遺跡が発掘されています。特に古墳時代のものが多く、園内では当時の暮らしを再現した竪穴式住居や古墳を再現した、竪穴式住居と方形周溝墓があります伊興遺跡におけるこれまでの発掘状況を伝える解説や、古墳時代の伊興周辺をイメージしたジオラマ、実際に出土した土器を復元して紹介する展示館もあり、歴史好きな方は楽しめます。どんな魅力が?
伊興遺跡は神をまつり、豊かな暮らしを祈った様子のわかる出土品が多く発見される遺跡です。かつての伊興付近は毛長川流域の湿地帯で、水辺にムラがありました。人々は水田での稲作、川での漁と半農半漁の生活をしていたことが、各種の出土品でわかります。発掘調査では、縄文時代終わり頃(約4000年前)の土器や古墳時代初期(約1600年前)の出土品がみつかりました。特に、多く出土したのは古墳時代(約1500年前)のもので、水辺に神に祈るときに使われた飾りや土器でした。周辺のおすすめ観光スポット
西新井大師
正式名は五智山遍照院總持寺といい、真言宗豊山派の寺院です。弘法大師(空海)が関東巡錫の折、この地で悪疫に苦しむ人々を救おうと十一面観音様をお造りになり、21日間の祈祷を行ったところ、枯れ井戸から清らかな水が沸き、病が平癒したと伝えられています。この井戸がお堂の西側にあったことが「西新井」の地名の由来といわれています。舎人氷川神社(とねりひかわじんじゃ)
上記で紹介した「伊興遺跡公園」のすぐ近くの神社です。舎人氷川神社は、正治2年(1200)に大宮氷川神社を勧請して創建したと伝えられ、天正2年(1574)に再建され、明治5年に村社に指定されました。大正元年に近在の無格社天祖神社、無格社稲荷神社、無格社神明社を合祀しています。 総欅造の社殿一面に、みごとな神話彫刻、昇り竜、降り竜の彫刻がほどこされており見る人を圧倒させます。彫刻は江戸時代末期の作品と推定されており、区の登録有形文化財になっています。見沼代親水公園
全長約1・7km、水路沿いに続く公園。かつては農業用水路だったところを、歩きやすいように遊歩道として整備しており、ウォーキングやジョギングを楽しむ人の姿も見られます。季節ごとに、多くの草花が水辺や歩道沿いを彩り、春には、水路沿いに咲く桜も楽しむことができる。また水路沿いには、夏期のみ開かれるじゃぶじゃぶ池(就学前の子どものみ)や幼児向けの遊具が置かれた広場もあり、子ども連れのファミリーにおすすめの公園です。■ 基本情報
- ・名称:伊興遺跡公園
- ・住所:東京都足立区東伊興4-9-1
- ・アクセス:東武線 竹ノ塚駅(西口)徒歩15分
- 日暮里・舎人ライナー 舎人駅(東口)徒歩25分
- ・営業時間:公園9時30分~16時(展示館10~16時)
- ・定休日:無休
- ・電話番号:03-3898-9111