街のシンボル！マレーシア・ペナンにある「ローマ・カトリック大聖堂」について

“東洋の真珠”とも呼ばれるペナン島は、マレーシアでも有数のリゾートアイランドです。ビーチ以外にも、島民４０万人がくらすジョージタウンは英国統治時代の面影が強く残っています。なかでもローマ・カトリック大聖堂は街のシンボル的存在。街並みとともに、白亜の教会をぜひ見てください。
 

ローマ・カトリック大聖堂とは？

ローマ・カトリック大聖堂（Church of the Assumption）は、マレーシア最古の大聖堂です。マレーシアにはキリスト教徒がとても多く、ペナン島はイギリス統治時代の雰囲気が強く残っているだけに、古い教会も残されています。

ローマ・カトリック大聖堂はセント・ジョージ教会（下の写真）とともに、マレーシアでも一番古い教会なんです。
ジョージタウンにはほかにも、1880年に建てられた「市議会ビル」はじめ、市街地の東側にある美しい「時計台」（下の写真）など、コロニアル風の建物が建ち並んでいます。

ローマ・カトリック大聖堂の魅力

そもそもペナンのローマ・カトリック大聖堂は、1786年にイギリス東インド会社の総督フランシス・ライトがペナンで最初に建てた教会です。マレーシア北部では最初のカトリック教会で、英国の上陸後初めて建てられたもの。

現在の建物は１８６１年に完成し、特徴的な２つの鐘楼と祭壇があります。２０００８年に、ユネスコによりジョージタウンそのものが 世界遺産として登録されました。下の写真などを見ると、独特の街並みがあるのがよくわかりますね。
日本からの直行便はないので、クアラルンプールで乗り継ぎ。クアラルンプールからペナン島までの所要時間は約45分です。空港からジョージタウンへはバスで約50分です。

ローマ・カトリック大聖堂の見どころは？ 

ファティマの聖母

教会の玄関前にあるドームの中に、聖母像がおさめられています。薄いブルーに塗られたドームの中で、静かにたたずむ白い聖母が印象的ですね。

ファティマの聖母とは、カトリック教会が公認している聖母の出現奇蹟のこと。ポルトガルの小さな町ファティマに聖母が３人の子供の前に現れたことをしめします。ローマ教皇庁が本物の奇跡と認めていて、最初の聖母の出現のあった5月13日がファティマの記念日になっています。

美しいステンドグラス

大聖堂内のステンドグラスは、見事というほかありません。南国の強い光を受けて、キラキラと輝きます。まわりの白い壁から、くっきり浮き上がっていますね。思わず、見とれてしまいそう。

聖堂内の迫力あるステンドグラスに比べて、入り口前の聖母がいるドーム内にも、可愛らしいステンドグラスがあります。ブルーと赤が鮮やかなデザインで、祈るマリアが線描で描かれています。カラーリングとともに、繊細な線づかいが、マリアの神聖さと清らかさをあらわしています。

パイプオルガン　「オールドレディ」  

大聖堂内にはパイプオルガンが置いてあり、演奏を聴くことができます。
「オールドレディ」と呼ばれるオルガンは、５か月に及ぶ修復をうけました。製造後、約１００年になろうとしていますが、まだまだ美しい音色は健在です。

ペナン島のローマ・カトリック大聖堂に行った人は、こんな風に言っています♪

ペナン島のローマ・カトリック大聖堂はここにあります

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