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東京都文京区弥生にある「弥生美術館」。高畠華宵を常設展示し、古き良き大正ロマン・昭和モダンの世界にひたれる美術館です。同じ敷地内に竹久夢二美術館があり、静かな住宅地のなか、タイムスリップしちゃいましょう♪
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1.「弥生美術館」とは?
昭和59年(1984)に、弁護士・鹿野琢見によって創設された美術館です。昭和4年、9歳の鹿野少年は、当時一世を風靡していた挿絵画家・高畠華宵が描いた一枚の絵「さらば故郷!」と出会い、深い感銘を受けました。時を経て、昭和40年、鹿野と華宵の親交が始まり、華宵の著作権を得た鹿野は、華宵の死から18年後、華宵のコレクションを公開する為、念願の弥生美術館創設を果たしたのです!
少年時代の一枚の絵との出会いがすべての始まり。なんて素敵なんでしょう!
2. 「弥生美術館」の魅力
鹿野琢見が収集した、明治から昭和にかけて活躍した高畠華宵、蕗谷虹児、加藤まさを等挿絵画家のレトロな作品の数々。3階展示室は高畠華宵の常設展示室で、3ヶ月ごとにテーマをかえながら、常時50点の華宵作品が楽しめます。年4回の企画展では、挿絵・雑誌・漫画・付録などの出版美術をテーマに様々な展示が行われており、こちらもノスタルジーな気分に浸ってしまうものばかり!
3.見どころ・お勧めポイント
高畠華宵の常設展示室
挿絵画家として一世を風靡した高畠華宵。流麗な線で描かれた美少年美少女に多くの人々が惹き付けられました。彼が描く、欧米風俗やニューファッションは新しい文化の情報源にも。晩年、明石の愛老園で余生を過ごしていたところ鹿野琢見との出会いを経て上京。再び個展を開催し、人気が爆発的に再燃したそうです。ドラマチックですね♪
竹久夢二美術館
鹿野琢見の夢二コレクションを展示している、「竹久夢二美術館」が併設されていて、入館料900円で両方鑑賞できます。大正ロマンを象徴する存在としてかかせない竹久夢二。日本画・油彩・書・原画・スケッチ・版画・デザイン・著作本・装幀本・雑誌、また書簡をはじめ遺品や資料など約3,300点を所蔵。見逃せません!
夢二カフェ 港や
美術館にあるカフェ。店名の「港や」は、竹久夢二が大正3年(1914)に 東京・日本橋に開店した小間物店「港屋絵草紙店」から名付けられているそうです。コーヒー、ケーキ、カレーなど緑が豊かな美術館の中庭を眺めながら、ほっと一息つける場所です♪
4.口コミ
弥生美術館・竹久夢二美術館は初めていったけれど居心地よかった。明治、大正、レトロ、乙女な趣き。
— I【she see sea】 (@dbiiiqp) 2015, 8月 23
弥生美術館と竹久夢二美術館に行ってきました。弥生美術館、次回は陸奥A子展だそうですよ。 pic.twitter.com/wBYTqPjk2q
— こーしかbillboardTYO9/22 (@koshika0307) 2015, 8月 23
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 弥生美術館
- ・住所: 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
- ・アクセス:・地下鉄千代田線「根津駅」1番出口より徒歩7分
・地下鉄南北線「東大前駅」1番出口より徒歩7分 ・JR「上野駅」公園口より徒歩25分 - ・開館時間: 午前10時~午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
- ・休館日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始
- ・電話番号: 03-3812-0012
- ・入館料:一般900円/大・高生800円/中・小生400円 ※竹久夢二美術館と併せて観覧可
- ・公式サイトURL: http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/outline.html
時代を経ても、多くの女子に愛される大正ロマンの世界。たまに訪れて女子力アップ!?少女の心を大切にしたいですね♪