1.足利市駅とは?
「足利」というのは天喜2年(1054)に、藤原秀郷(ひでさと)の子孫が両崖(りょうがい)山に築城して、「足利氏」を称して以来の地名です。室町幕府を足利尊氏が開いてからは、発祥の地として保護され、歴史的に由緒ある地名となっています。開設当時は「足利町駅」と命名されましたが、市に昇格してからは「足利市駅」に改称しました。伊勢崎線館林ー太田間では唯一、自動改札機が設置されています。駅構内にはデイリーヤマザキ、庄や、売店ACCESS、足利市観光交流館「あし・ナビ」、足利市観光案内所などが入っています。北口には、タクシープールを囲んで再開発ビル「faceA」(ニューミヤコホテル)が建っています。かつては北口がメインの入口で、バスターミナルや交番も北口にありましたが、高架化工事完成後は南口へと移りました。
2.乗り入れる路線
東武鉄道伊勢崎線です。足利市駅は、伊勢崎線で太田駅から10分です。
■伊勢崎線 上り 館林・久喜・ 東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面
下り 太田方面
3.時刻表
通勤時間帯は1時間に5本程度ありますが、昼間の少ない時間帯は1時間に3本ですので、乗り遅れないように注意が必要です。足利市駅 時刻表
4.1日の駅利用者数
5.周辺観光スポット
1.足利市立美術館
足利市の再開発事業の一環として1994年4月に開館した、足利市の中心にある美術館です。集合住宅と併設されているのは、美術館としては日本国内でも珍しい事だそうです。企画展を中心とし、読売新聞社などとの協賛展覧展も開催しています。学芸員の江尻潔さんは、優れた展覧会を企画した学芸員などに贈られる、2008年度「美連協大賞」(美術館連絡協議会)に選ばれたとのこと。川島理一郎や大山魯牛など、地元足利や両毛地域に縁のある芸術家の作品を集め、同地域の文化・芸術の発信地としての役割を担っている美術館です。2.足利学校
平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる、中世の高等教育機関です。室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府でした。明治初期にはほとんど建物があるだけになっており、孔子廟などわずかな建物を残すのみでしたが、1990年(平成2年)に方丈や庭園が復元され、公開されました。今日では足利市の心のよりどころ、生涯学習の拠点となっています。宣教師フランシスコ・ザビエルは「日本国中最も大にして最も有名な坂東のアカデミー(坂東の大学)」と記し、足利学校は海外にまでその名が伝えられたそうです。2015年(平成27年)4月24日には国の日本遺産審査委員会によって「近世日本の教育遺産群 ―学ぶ心・礼節の本源―」のひとつとして日本遺産に指定されました。是非一度、訪れてみたいところですね。
3.織姫神社
1200年以上の伝統と歴史をもつ足利織物の守り神であり、織姫山の中腹に建つ朱塗りの美しい神殿は足利名勝のひとつともなっているそうで、古墳跡もあるようです。縁結びにご利益があるとされ、2014年(平成26年)には恋人の聖地に選定されました。織姫神社から眺めた足利市街地と渡良瀬川の景色はとても美しく、隣接する織姫公園とともに、日本夜景遺産の認定も受けました。神社周辺は足利県立自然公園となっており、境内はハイキングコースの発着点にもなっているそうです。6.基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 足利市駅
- ・住所: 足利市南町3694
- ・営業時間: 5時09分~23時44分
- ・電話番号: 0284-71-1073
- ・公式サイトURL: http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/1705.html