京都の国民公園！自然景観が素敵な京都御苑とは

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江戸時代までは宮家や公家の邸宅が建ち並んでいた京都御苑も、遷都により東京に御所が移ってからは公園として生まれ変わりました。ゆったりとした敷地内を、歩くと当時の面影を見ることも出来る京都の代表的な観光地です。

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1、京都御苑とは?

平安京の内裏は、現在より西の方角にありましたが火事によって摂政関白の邸宅を御所として使われるようになったことから、光巌天皇以来御所として使われていたそうです。豊臣秀吉が天下を取ってからは、御所の周辺に宮家や公家の屋敷を集められました。200の屋敷があったようですから、御所を中心に公家の街が形成されていたのです。

2、京都御苑の魅力

京都御所は、京都盆地の真ん中に位置していますが鴨川の氾濫により沖積地となっています。明治時代から整備され緑が豊かな公園として作られました。四季を通して美しい草木が目を楽しませてくれるのも何度も訪れたくなる魅力。

都として栄えた頃の面影を今も見ることができるなど、歴史・文化・人々の暮らしぶりを風の囁きと共に感じられるそんなところであるのも不思議です。

3、京都御苑の見どころ・お勧めポイント

1、梅林と桃林

南西には梅林があり、その数は200本！京都内の神社から譲り受けた接ぎ木で育てたそうです。3月中旬にはピンク・白・赤のかわいらしい花が咲きます。北側には桃の木があり、散策路も整理されているので、花が咲く頃には桃の香りを楽しみながらゆっくりと散歩が楽しめます。

2、大宮御所・仙洞御所

江戸時代始め、皇位を退かれた後水尾上皇の御所として建てられたのが仙洞御所。現在は庭を残すだけになっていますが、幕府の作事奉行、小堀遠州（二条城二の丸庭園も手がけている)により作られた名園。回遊式の庭園が残されるだけになりましたが、変化のある四季折々の草花を楽しめます。

大宮とは大皇太后、皇太后の住まいにな皇位を退いた後はこちらで過ごすことになります。北側には大宮御所があり、こちらは東福門和子(徳川秀忠の娘)の御所。女院御所や皇太后の御所として使われていましたが、火災により焼失してから孝明天皇の皇后の御所として建てられたものが現在は残されています。国賓の宿泊や天皇陛下や皇太子殿下も利用されているそうです。ここの参観は事前に宮内庁に許可を取る必要があります。

３、京都御所

天皇が住居として政務を行なっていた場所は、古来の内裏をそのまま保存しています。紫宸殿、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿等は、平安時代以降の建築様式の移りかわりを見ることができる貴重なもの。一般公開の時期だけ、その姿を見る事ができるのです。

・京都御所春季一般公開

平成27年4月3日（金）から4月7日（火）までの5日間
午前9時（開門）から午後3時30分（閉門）まで

・展示内容（一部)

御車寄、六曲屏風（狩野山水)、春興殿、紫宸殿、清涼殿、御学問所

参考：http://www.kunaicho.go.jp/（宮内庁ホームページ）