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京都綴喜郡宇治田原町には、農村集落の風情が残り、豊かな自然とそれらが育んだ文化が残されています。大道寺地区はその名のとおり大道寺と言う古代寺院の在ったところ。「藤原信西」の荘園でも有り、平治の乱で信西が討たれると、地侍「大道寺氏」が台頭したという古い歴史の隠れ里、今に「信西入道塚」も現存しています。
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大道寺とは?
立川の大道寺地区の地名のもととなった「大道寺」は、寺伝によれば、天平勝宝8(756)年に湯原王(施基皇子の子)の発願で鷲峰山の「空鉢の峰伝承」で知られる越智泰澄が開基したといわれています。大伽藍も配置されていたが、衰退していたのを嘉承元(1106)年に藤原忠実の帰依により催行し、以来、大道寺大御堂と称したといいます。大道寺の魅力やご利益
かつて藤原信西の荘園だったものが、平治の乱で信西が討たれると、台頭した地侍が「大道寺氏」を名乗り、寺を氏寺として管理するようになります。以後数百年間の興亡ののち、織田信長による寺領没収で小寺院となったといい、昭和28年の南山城水害では裏山の土砂崩れで堂舎が壊滅し、残された仏像などが小堂に安置されてきました。道を挟んで向かい側には町指定史跡「信西入道塚」が、横には「大道神社」があります。周辺のおすすめ観光スポット
禅定寺(上堂)
滋賀県境までわずかという、宇治平等院の巽にある曹洞宗の寺。ひなびた雰囲気がいい山寺で、宝物殿には均整のとれた本尊の十一面観音立像(重要文化財)をはじめ、四天王立像(重要文化財)、日光・月光菩薩立像(重要文化財)、文殊菩薩騎獅像(重要文化財)など藤原時代の優れた仏像が安置されています。境内の防災壁には、高さ8m・長さ40mに及ぶ大涅槃図の壁画が描かれている。玉津岡神社
社伝によれば、540年に下照比売命(しもてるひめのみこと)がこの地に降臨し、それを祀ったのが起源とされている非常に古い神社です。静かな中におごそかさを感じます。 本殿は貞享4年(1687年)の造営で京都府登録文化財、鎮守の森は文化財環境保全地区に指定されています。巌松院
聖徳太子が開創したという伝承のある、静かな山岳寺院。京都御所や高野山金堂再建にたずさわった田原出身の大工、柴田新八郎の作だそうです。■ 基本情報
- ・名称:大道寺
- ・住所:〒 610-0231 京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字橋本19
- ・アクセス:バス「維中前」又は「岩山」下車、徒歩約20分