Kentaro Ohno
豊島で現代アートに触れる1日を過ごしてみませんか?「てしま」と呼び、香川県小豆島の西3,7㎞の海上、岡山と高松市の中間に位置している、豊かな自然が魅力の場所。フェリーや旅客船を利用して行くことができます。また、2010年から開催されている瀬戸内国際芸術祭の舞台のひとつとなっており、さまざまな国の作家による作品を楽しめるとのことで人気が出ています。今回は、その中でもおすすめの施設をご紹介させていただきます。
1.豊島ってどんなところ?
瀬戸内国立公園に浮かぶ、豊島(てしま)。岡山市と高松市の間に位置し、豊かな自然が魅力です。 島の周囲は約20キロメートル、人口は1,000人余りの小さな島です。島の中央には壇山(340m)がそびえます。 https://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyo/shizen/guidemap/select/setouchi/11.htm
そんな豊島では、瀬戸内アートトリップの一環として現代アートの展示が盛んにおこなわれています。 そんな豊島へはフェリーを利用していくことができます。
http://www.teshima-web.jp/access/post-15/
四国フェリーHP http://www.shikokuferry.com/
小豆島フェリーHP http://www.shodoshima-ferry.co.jp/
島内の移動は、電動レンタサイクルとシャトルバスが便利です。
■ 基本情報
- ・名称: レンタサイクル「みずたまや」
- ・住所: 香川県小豆郡土庄町豊島家浦2148-1
- ・料金: 1)半日レンタル:1,200円 8:00-12:00/13:00-17:00
- 2)1日レンタル:1,600円8:00-17:00
- ※延長追加料金 1時間毎に150円
2.豊島美術館
休耕田となっていた棚田を地元の方と一緒に、芸術家の内藤礼と建築家・西沢立衛が再生させ、しずく型の美術館を設立しました。 内部に柱が一本もない不思議な構造をしており、天井の開口部からは自然の光と風が心地よく入ってきます。 http://shimakitchen.blogspot.jp/2010/10/blog-post_20.html
豊島美術館内のカフェでは、オリーブライスなど瀬戸内らしいメニューがいただけます。カフェもモダンで独特の雰囲気になっています。天井の大きな開口部から入る光の生み出す影が美しいく、写真を撮るととってもサマになります。
■ 基本情報
- ・名称: 豊島美術館
- ・住所: 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
- ・営業時間: 10:00〜17:00(最終入館16:30)/3月1日〜9月30日
- 10:30〜16:00(最終入館15:30)/10月1日〜2月末日
- ・定休日:火曜日
- ・料金: ¥1,540(15歳以下無料)
2.豊島横尾館
家浦地区の集落にある民家を改修してつくられた、横尾忠則の美術館です。 三連の大作絵画「原始宇宙」をメインとした平面作品11点と、円塔の中や庭園に展開される作品が拡がり、生と死を考えるきっかけの場となります。Kentaro Ohno
■ 基本情報
- ・名称: 豊島横尾館
- ・住所: 香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359
- ・営業時間: 10:00-16:00(10月-2月)
- 10:00-17:00(3月-9月) ※最終入館は閉館の30分前まで
- ・定休日: 火曜日
- ・料金: 510円(15歳以下無料)
3.心臓の音アーカイブ
http://assospst.exblog.jp/14183601/
クリスチャン・ボルタンスキーが制作した心臓音の鼓動に合わせて電球が明滅するインスタレーション空間「ハートルーム」、人々の心臓音が聞ける「リスニングルーム」、心臓音を採録する「レコーディングルーム」という三つの部屋からなります。
■ 基本情報
- ・名称: 心臓の音アーカイブ
- ・住所: 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃2801
- ・営業時間: 10:00–16:00(10月–2月)
- 10:00–17:00(3月–9月)
- ・料金: 510円
4.トムナフーリ
森万里子さんの作品です。この立体は神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)とコンピュータで接続していて、超新星爆発が起こると光を放ちます。超新星爆発とは、いわば星の死であり、このモニュメントも生と死を象徴しています。 作品名である「トムナフーリ」とは、古代ケルト語で霊魂転生の場を意味するそうです。仄明るく光る様は、幻想的ではかなげです。
■ 基本情報
- ・名称: トムナフーリ
- ・営業時間: 10:30 -16:30(土・日のみ開館)
- ・料金: 300円
5.あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)
スイスの芸術家ピピロッティ・リストの作品です。島キッチン敷地内にある蔵に展示されています。 http://bairas000.exblog.jp/18451653/
蔵の中央に設置された円形のスクリーンに、花や人間、風景などが幻のように浮かび上がっては、歪み、消えていきます。 鮮やかな色がスクリーンからあふれ出して来るようで、怪しげな美しさです。
■ 基本情報
- ・名称: あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)
- ・住所: 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061
- ・営業時間: 10:30 -16:30(土・日のみ開館)
- ・料金: 300円
6.ストームハウス
カナダ生まれの芸術家・ ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー による作品です。だんだんと強まる雨足、粋を継ぐ間もなく響く稲妻、今にも家の電機は停電してしまいそう…。そんな荒らしがやってきて過ぎ去るまでを約10分間で体験することのできる作品です。子供のころ感じた、嵐の前のなんとも言えない高揚感や怖さ…。どこか懐かしい気分を感じさせてくれる作品です。
■ 基本情報
- ・名称: ストームハウス
- ・アクセス:香川県小豆郡土庄町唐櫃岡
- ・営業時間: 10:30 -16:30(土・日のみ開館)
- ・料金: 300円
豊島(てしま)で見られる、アート作品と施設情報についてご紹介しました。 穏やかな気候と自然にも恵まれ、とても気持ちの良い場所なんです。電動レンタサイクルやシャトルバスがあり、1日ゆっくりした時間が過ごせるのも魅力です。また、民宿などの宿泊施設や、食の島としてレストランやカフェなども充実してるので、遠方から来られる方は泊まりで利用してみるのもオススメです。お越しの際は、ぜひじっくりと散策してみてくださいね。