府中市には歴史的観光スポットもある！？東京都の府中市で1度は行ってみたくなる基礎知識まとめ

商業施設だけではなく、自然やレジャー施設が充実しているので、実際に暮らしている住民の「生活実感値」は都内第一位であるという「東京都府中市」。古くから栄えていた地であり、歴史的建造物や遺跡も多いんです。府中の魅力をご紹介します。

府中市とは？

府中市は、東京都のほぼ中央に位置する都市で、多摩地区を構成しています。府中の地に武蔵国の「国府」が置かれていため、国府所在地を意味する「府中」市との名が付きました。現在の人口は25万人弱。夜間人口と昼間人口がほぼ同一であり、市民の満足度が高い都市なんです。

府中市の魅力

市の中央部は府中駅を中心に、伊勢丹、くるるなどの大型施設が並ぶ商業地域になっている一方、市の南端には多摩川が流れていて、公園なども多数あり緑があふれる地域が広がっているのが魅力です。

武蔵国の中心部となる国府所在地として栄えた地として、歴史スポット残っているので探索が楽しめます。

府中市の歴史

市北部の武蔵台遺跡からは旧石器時代の石斧が発掘されています。大化の改新の際に武蔵国の中心地となる国府が置かれました。江戸時代には甲州街道が整備されて、鎌倉街道と交わる場所の「宿場町」として栄えました。

昭和29年に、1町2村が合併し「府中市」が誕生しました。

府中市に行ったら出来ること

市中心部の府中駅を降りるとすぐにケヤキの巨木が立ち並ぶ「けやき並木」があり、大國魂神社また東京競馬場まで緑が続きます。自然が多いので、花見や多摩川、浅間山の散策等で楽しむ事ができます。

おすすめ観光スポット

武蔵総社 大國魂神社

大國魂大神を祭る武蔵国の総社で、特に格式の高い「東京五社」の一つです。大國魂神社敷地全域は国史跡に指定されています。桜の時期には境内に一本ある枝垂桜の見物客も多数訪れます。さざれ石、都内第二位の大イチョウ、お酒の神様松尾神社、など見所も沢山。

ＪＲＡ東京競馬場

日本ダービー・オークス・天皇賞（秋）・ジャパンカップなど、大きなレースが開催されるＪＲＡ東京競馬場。おしゃれな内装になっていたり、ファミリーゾーンの、ミニ新幹線は無料で乗り放題になっていたりと家族連れでも楽しめるスポットなんです。

熊野神社古墳

国内最大・最古の上円下方墳で、1段目が約32メートルの方形、2段目が約24メートルの方形、3段目が直径約16メートルの円形を呈する3段築成の古墳です。古墳に隣接するように古墳展示館があります。府中の歴史や古墳の歴史などを知ることができます。

おすすめホテル

ホテル コンチネンタル 府中

府中駅すぐそばで、レストランなども充実しています。コンビニや飲食店で困ることもありません。朝５時から１０時までの朝食は、パン・卵・スープ・飲み物（珈琲・紅茶など）のバイキング形式で、宿泊以外でも利用する人も多いそうです。

ホテル武蔵野の森

味の素スタジアムに近いので、イベント時の利用には便利な立地です。国道２０号沿いにあり、車でのアクセスが簡単なのも魅力です。

おすすめ名産グルメ

特一番 本店（北海道ラーメン）

京王線府中駅南口の飲食店が並んでいる細い路地の中の１軒です。昭和37年開業の府中では老舗のラーメン店です。醤油と塩の「スペシャル」はガーリック、味噌のは辛味噌入りで酸味ありで、どれも人気メニューです。

モランボン本店

1972年のオープン以来、40年以上にわたり焼肉料理、韓国料理で府中で親しまれている人気店です。焼肉、ご飯、キムチ、コチュジャンなどすべての素材が厳選され、手作りのこだわりの味になっています。

「ジャン焼肉のたれ」は全国の食品スーパー精肉売場で販売されているのでご存知の方も多いのでは。府中本店の味をぜひ。

イベント

くらやみ祭り

毎年4月30日から5月6日にかけて行われる大國魂神社の例大祭、国府祭。かつて街の明かりを消した深夜の暗闇の中で行われていたため「くらやみ祭」と呼ばれるようになったそうです。東京都の無形民俗文化財に指定されています。

すもも祭り

毎年7月20日に行われる祭りで、源頼義・義家が大國魂神社にて戦勝祈願を行ない、戦に勝利したので御礼詣りを行なった時に神饌の一つとしてすももを供えたという話に由来するお祭りです。

アクセス

府中には名だたる戦国武将や幕末の志士ゆかりの神社やお寺も沢山あります。数々のエピソードをひもときながらお参りするのもおすすめです。