1.満幸食堂
加太は漁師町、ということでまずはお腹を満たしましょう。海から取れたての海鮮が美味しいこの町はハズレがないのですが、なかでもこちらは人気のお店。観光地というわけではないのですが、知る人ぞ知るしらす丼が名物のお店なんです。お店の営業時間は一応あるのですが、土日は食材がなくなって早く閉まってしまうこともあるのだとか。
淡島神社の鳥居のふもとなので、見つけやすいお店ですよ。
名物はしらす丼、鮮度の良さは抜群です
加太の特産品である真鯛は通年で食べられる一品。海から取れたばかりの海鮮がいけすにたくさん入れられています。お店のオススメは「店のご主人が取ってきた」さまざまな海産物が堪能できるコースメニュー。しらす丼は実はメインのオススメではないのです。ですがたっぷりこんもりと盛り上げられたしらすの山の丼写真が投稿されてから、頼む人が増えたのだそうですヨ。
■ 基本情報
- ・名称:満幸食堂
- ・住所:和歌山県和歌山市加太118
- ・アクセス:阪和道泉南ICか和歌山ICから車で約40分/南海加太線加太駅から徒歩で約20分
- ・営業時間:9:00~17:00(17:00~は予約のコースのみ営業)
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:073-459-0328
- ・料金:しらす丼(1/3ミニ)400円~、おためしコース2人で3500円~
- ・紹介サイトURL:http://gigazine.net/news/20150711-mankoh-shoten/
2.淡嶋神社
先に紹介した満幸食堂とほぼ同じ場所にあるのが淡嶋神社。こちらは人形供養の神社として有名で、境内にはたくさんのひな人形が奉納されています。中にはたぬきの焼き物や海外の人形など毛色の違うものも混じっていますが、基本的にはお人形全般を奉納することができるようです。針供養・雛流しの神事が有名
2月の針供養、3月の雛流しが有名な神社なのでその時期は観光客が増えますが、普段はそれほど混みあった神社ではありません。実はこちらの神社、淡島(淡嶋)神社や栗島神社、淡路神社の総本山。境内に奉納されている人形は2万体以上。それだけあれば何かしらの気配を感じそうなものですが、そこは神社、きちんと供養されているのでアヤシイ気配は感じられません。
どんなものが奉納されているのか、ちょっと眺めてみてもいいかもしれませんね。
■ 基本情報
- ・名称:加太淡嶋神社
- ・住所:和歌山県和歌山市加太118
- ・アクセス:南海加太駅から徒歩で約20分
- ・拝観時間:9:00~17:00 (宝物殿は3~6月、10月11月のみ公開で10:00~16:00)
- ・定休日:なし(宝物殿は月曜日休み)
- ・電話番号:073-459-0043
- ・料金:宝物殿の入館料は300円。人形の供養受付は9:00~16:00、納めるときには気持ちを添えて(神社HPより)。ぬいぐるみなどは焼却依託料(ミカン箱1つにつき500円)が追加。
- ・公式サイトURL:http://www.kada.jp/awashima/
3.友ヶ島
加太観光といえば、真っ先に名前が挙がるのが友ヶ島。定番中の定番観光地です。実は友ヶ島とはひとつの島の名前ではなく、4つの島(地ノ島、神島、沖ノ島、虎島)を総称した呼び名なんです。ほとんどが陸続きであったり、離れていてもごく近い場所にあるため、まとめられちゃったんですね^^いずれも無人島なので、まとめたところでそれほど影響もないのかもしれません。
主に施設があるのは沖ノ島と虎島。点在する、人の気配のしない建物はなんとも不思議な感じがします。
「ラピュタの島」と呼ばれる所以
沖ノ島にあるのは、第二次世界大戦中に使われていた砲台の跡。それは赤レンガを積んで作られた建物で、緑が生い茂り、木の緑とレンガの赤の対比、木の根っこがレンガの上を這っている様子が「天空の城ラピュタ」で描かれている風景と似ているということからそう呼ばれています。島に降り立つと、本当にロボット兵がお迎えに来てくれそうです。
■ 基本情報
- ・名称:友ヶ島(地ノ島、神島、沖ノ島、虎島の総称)
- ・住所:和歌山県和歌山市加太
- ・アクセス:加太港から友ヶ島汽船で約20分
- ・船舶発車時間:加太港9:00~、友ヶ島発~16:30
- ・定休日:火曜日・水曜日は運行がお休みです(祝祭日の場合は運行)
- ・問い合わせ先:073-459-0314(友ヶ島案内センター)/073-435-1234(和歌山市観光課)
- ・料金:往復の船代は大人2000円、小人1000円(片道はそれぞれ半額)
- ・公式Facebook:https://ja-jp.facebook.com/KadaKasuga/
- ・紹介サイトURL:http://tomogashimakisen.com/syokai.html
4.加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯
お部屋は、標準客室で10畳。そのほかに二間続きや和洋折衷など、7種類のお部屋タイプがあるんです。大浴場からは眼下に海を眺めることができ、お料理はクエやアワビなどのついた豪華メニューから、ご家族などでワイワイできる大部屋プランまで様々取り揃えられています。
女性に嬉しいサービスがたくさん
ひいなの湯では、日帰り入浴のお客様にも浴衣の柄が選べるサービスや、ゆっくりしていただくために0泊2食のプランがあったりします。宿泊の場合は女性専用のコンセプトルームがあったりもするんですよ。日帰りプランは休憩専用もしくは宿泊のお部屋を用意するプラン、カップルプラン(貸切風呂の45分利用込)などもあり、ご家族でも女子会でも恋人でも楽しめるようになっているんです。
■ 基本情報
- ・名称:和歌山加太淡嶋温泉大阪屋ひいなの湯
- ・住所:和歌山市加太海岸通り
- ・アクセス:南海電鉄加太駅下車、徒歩約分/阪神高速4号湾岸線泉佐野南出口から深日(ふけ)ロータリー、大川トンネルを経由し大阪屋ひいなの湯へ。または阪和道泉南IC下車、大阪屋ひいなの湯へ。
- ・営業時間:日帰り入浴は11:00~14:30、15:00~19:00
- ・電話番号:073-459-1151
- ・料金:日帰り入浴は大人900円、小人(2歳以上)500円。レンタルタオルは200円。宿泊は7560円~(6名1室の場合)
- ・公式サイトURL:http://www.hiina.com/
5.加太春日神社
創建年数不明ながら、飛鳥時代の書物には名前があることからそれ以前から創建されていると考えられる加太春日大社。海に面した立地のため、1300年代には航海の安全と大漁を祈願する住吉神社を合祀した、という表記があることから、海に関するご神体が複数祀られているようです。明治時代までは神官がいなかった?!
加太春日大社は宮座と呼ばれる「神官の資格を持たないが、神事や祭祀に関わる特別な組織集団」の人たちが、当屋制と呼ばれる「年が変わるごとに当番制で祭祀を主宰したりお世話をする」という形式をとっていました。明治時代に神官が着任するまでの神社の記録は一切なく、ほとんどがほかの神社や書物などにより検証されているとのこと。本殿が国の文化財に指定されている背景には、こういった歴史も関係あるのかもしれませんね。
■ 基本情報
- ・名称:加太春日神社
- ・住所:和歌山県和歌山市加太1343番地
- ・アクセス:南海加太線加太駅から徒歩で約15分
- ・電話番号:073-459-0368
- ・公式サイトURL:http://www.hir.ne.jp/e3/omiya/
加太は海水浴やサーフィンのメッカでもありますが、マリンスポーツをしない人も楽しめる観光地があるんです。今回ご紹介できませんでしたが、ご当地グルメや名物のお店が他にもあります。近くを散策した折に見つけることがあるかもしれませんね。
素材提供:トリップアドバイザー