近代の幕開けとキリシタンの文化を学ぼう！天草キリシタン館

キリシタンが多いとされる長崎県ですが、意外とキリシタン史について知らない人は、日本国内に多くいます。そんなキリシタン史を学ぶことができる『天草キリシタン館』は、城山公園内にあります。今回はその『天草キリシタン館』の見どころをご紹介します。

天草キリシタン館とは?

天草キリシタン館とは、天草・島原の乱を中心にキリシタン史を紹介している施設です。館内は4つのゾーンに分かれており、わかりやすい設計となっています。また、カフェにある展望テラスからの景色は、この施設の人気の理由の1つです。

天草キリシタン館の見どころ

天草・島原の乱ゾーン

こちらのゾーンは、天草・島原の乱を資料や貴重な品々を使って、解明してゆくゾーンです。天草四郎に関する物や、実在していた書物や巻物の複製なども飾られていて、見応え抜群です。１つ１つに付いている解説もわかりやすく、当時を感じることができます。

天草四郎陣中旗

こちらでは、現在国の重要文化財に指定されている『天草四郎陣中旗』が展示されています。世界三大聖旗とも言われるほど貴重なものなので、ここに訪れた際にはぜひ見ていただきたい1品です。外国語が書かれていることから、当時の日本には珍しい物だったでしょう。

アダム荒川処刑油絵

拷問を受けているにもかかわらず、キリスト教を守り続けながら、結局キリシタン禁教令によって処刑されてしまったアダム荒川の処刑されている場面を、油絵で描いた作品です。当時のキリシタンのやり切れなさは相当のものだったに違いない、と思います。

島原陣図屏風

これは原城攻防戦が描かれている図屏風のレプリカです。レプリカですが、当時のすさまじい戦いが描かれていることから、どれだけすごい一揆であったかがわかる1作品となっています。この天草キリシタン館では、天草四郎陣中旗と同じくらい貴重な品として扱われているようです。

カフェショップ・展望テラス

天草キリシタン館に訪れた人の声

このように、事前に少し知識を付けて観に行くと、より深く面白味を感じることができます。

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