1.埼玉県とは?
関東地方で東京都の北部に位置し、群馬県の南に位置します。他に茨城、千葉、山梨、長野に面しています。内陸県です。県庁所在地はさいたま市。人口はおよそ700万人。市の数日本一。ネギやブロッコリー、コマツナの収穫量も日本一。住宅地が広がり人口密度が高い県です。西武ライオンズの球場があり、浦和レッズのサッカーチームがあります。2. 埼玉県の魅力
東京へのアクセスが良いところから、通勤や通学で便利です。土地は東京より安く多くの人が住んでいます。イオンレイクタウンや入間アウトレットなど大きなショッピングセンターが多いので、車で買い物するのにも便利です。畑や田んぼなどの田舎の風景も広がります。3.埼玉県の歴史
行田市にある稲荷山古墳から鉄剣が発見されました。この鉄剣にはワカタケル大王の文字が確認でき、それが雄略天皇であるとされています。このことは古代史における重大な発見であり、大和朝廷が武蔵国まで支配が及んでいるとの証明にもなりました。大化の改新後、埼玉・東京・神奈川のあたりは「武蔵国」となりました。また、日本最初の流通貨幣とも言われた「和同開珎」は秩父の銅が使われています。
平安時代終わりには「坂東八平氏」や「武蔵七党」などの武士団が台頭してきます。そして鎌倉時代には「河越氏」が川越に、「畠山氏」が嵐山町に拠点を構えていました。やがて室町時代になると、小田原の北条氏が武蔵全体を支配するようになり、北条氏はその後豊臣秀吉によって滅ぼされました。
江戸時代には新田開発が進み、用水路などの工事をしました。中山道や日光街道の宿場町が設定されにぎわうようになります。
明治の廃藩置県では埼玉県と入間県が誕生、その後明治9年にはほぼ今の埼玉県になりました。
3.埼玉県のおすすめ観光スポット
小江戸川越
江戸の風情が残る川越の街並みは蔵造りの街とも呼ばれています。川越のシンボルである「時の鐘」は今でも鐘の音を伝えています。川越の喜多院には、江戸城の遺構が残されています。「徳川家光の間」や「春日局の化粧の間」があります。埼玉古墳群
行田市にある埼玉古墳群は大きな古墳が9つもあります。古代の鉄剣が発見された稲荷山古墳や石田三成が忍城攻めで陣を張った丸墓山古墳に実際に登ることもできます。桜の名所としても親しまれ、公園も広くてピクニックにも最適です。秩父・長瀞
ドライブやツーリングに最適の秩父と長瀞。秩父は広大な自然の中にあり、味噌やイノシシ、楓のシロップなどが特産品です。12月には秩父夜祭が行われ多くの観光客が訪れます。
長瀞は秩父の北部に位置し、長瀞のライン下りが特に有名。荒川の岩畳の風景は美しく多くの観光客が訪れます。
4.埼玉県のおすすめ名産グルメ
阿左美冷蔵のかき氷
長瀞にある阿左美冷蔵のかき氷は天然氷を利用したかき氷専門店。ふわふわの食感で頭がキーンと痛くなることがありません。■ 基本情報
- ・名称: 阿左美冷蔵 金崎本店
- ・住所: 埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1
- ・営業時間: 10:00~17:00ごろまで
- ・定休日: 木曜日(7月、8月は無休)
- ・電話番号: 0494-62-1119
- ・公式サイトURL: http://roman.seibu-ensensanpo.jp/eat/item/eatItem15.html
5.埼玉県のイベント
入間航空祭
毎年11月3日に開催され、県内外から多くの観光客が訪れます。入間基地に展示されている輸送機の見学、や屋台、ショーなどが楽しめるほか、目玉のブルーインパルスの飛行は多くのファンが集います。■ 基本情報
- ・名称:入間航空祭
- ・アクセス: 西武池袋線「稲荷山公園」
- ・オススメの時期: 11月3日
- ・公式サイトURL: http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/
秩父夜祭
毎年12月2、3日に行われる秩父夜祭は約300年の歴史をほこり、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられています。屋台や傘鉾の団子坂の曳き上がりシーンや夜空の花火は特に盛り上がります。■ 基本情報
- ・名称: 秩父夜祭
- ・アクセス: 西武秩父線「秩父」
- ・オススメの時期: 12月2、3日
- ・公式サイトURL: http://www.chichibu.tv/
詳細
埼玉県は横に長いため、さいたま市のあたりと所沢のあたり、そして熊谷、秩父、それぞれ違う顔を見せます。同じ県とは思えないほどの田舎風景や都会風景が両立していて、たくさんの要素がある県です。関越自動車道や外環自動車道、東北自動車道も通っていて色々な方向へ出かけるのにも便利です。