名物「空飛ぶだんご」もある！岩手にある「厳美渓」の自然美

「厳美渓（げんびけい）」は岩手県一関市にある渓谷です。厳美渓はその美しさや長い間親しまれていることから、名勝・天然記念物に指定されています。 

1.厳美渓とは？

岩手県一関市を流れる一級河川である磐井川の中流あたりにある渓谷です。磐井川は宮城県・秋田県・岩手県の3県にまたがっている栗駒山を源としている川で、その栗駒山が噴火した際に堆積したものが長い年月をかけて、川の流れによって削られ厳美渓となりました。

2.厳美渓の魅力

仙台藩主であった伊達正宗公は、日本三景の1つである松島と厳美渓を領地内の二大景勝地として褒め称えました。川の流れとそれを挟み込む切り立った岩肌という美しさや長い年月親しまれていることから、1927年に国の名勝・天然記念物に指定されています。世界遺産登録がされた「平泉」が近接しているので併せて観光地としてもにぎわっています。

3.見どころ・お勧めポイント

エメラルドグリーンの水流

磐井川は、川の底にある噴火物で出た堆積物の色や水源である栗駒山の近くにある温泉の成分などが関係し、とてもきれいなエメラルドグリーンです。流れる水の色の美しさも厳美渓の魅力です。

厳美渓名物「空飛ぶだんご」

「空飛ぶだんご」とは、厳美渓に張られたロープをつたわせて、対岸の客へと団子を届けていることからつけられた名前です。団子を販売している茶屋の対岸から団子を買うには、ロープにぶら下げられたかごにあらかじめ団子代金を入れておき、対岸の店員さんに聞こえるように木づちで合図をします。するとかごは店員さんのもとへ空を飛んでいるかのごとく移動をし、折り返し団子が入ったかごが客のもとへ戻ってくるという仕組みです。

道の駅「厳美渓」

 地元で採れた野菜や花、果物などの販売や一関市でよく食べられている「もち」がたくさんそろっている道の駅です。

4.訪問者・参加者の声

5.場所