Kentaro Ohno
彦根のお土産の中心はやはり彦にゃんグッズでしょうか。彦根城の城下町として栄え、滋賀県の代表的観光地にもなっているここは、長い歴史を持つ街なので、老舗、銘菓もたくさんあります。和菓子や周辺で栽培されているお茶、琵琶湖でとれた鮎など、地元の人に代々愛されてきた商品が多く、味もお墨付きです。今回は、ここに来たら買って帰ってほしいおすすめの商品5つをご紹介します。旅の思い出として、ぜひ一つ買ってみてはいかがですか?
いと重菓舗
まずは彦根銘菓とも呼ばれる上質な和菓子を提供されている老舗和菓子屋さんです。彦根城付近にいくつか店舗があるので、お店が見つけやすいのも嬉しいですね。
こちらでは、彦根が「日本の開国を決断した井伊直弼公の城下町」であることにちなんで、和と洋を融合させた「和魂洋才」のお菓子も販売しています。大納言小豆をチーズケーキと合わせた「和こん」や、和菓子屋さんには珍しいシュークリームなど、彦根ならではの和洋の味を楽しめます。
【埋れ木】
http://blogs.yahoo.co.jp/uw1221_935/12190130.html
いと重菓舗のお菓子の中でも銘菓と名高いのがこちらの『埋れ木』です。白餡を牛皮で包み、抹茶と和三盆を混ぜたものをまぶしています。
これがとっても甘くておいしいんです。
かといって甘すぎず、非常に上品な味なのでついぱくぱくと食べ過ぎてしまいます。
彦根みやげといったらやはりこの『埋れ木』は外せません。
「和菓子は五感で楽しむもの」との精神を大切にする老舗だけあって、この「埋れ木」も、見た目の美しさが何とも言えません。まずこの美しさに見とれ、そっと切り分け口に入れた瞬間に広がる甘味。和三盆のふくよかな甘味の中、ほのかに香る抹茶の風味がたまりません。
■ 基本情報
- ・名称: いと重 本店
- ・住所: 滋賀県彦根市本町1-3-37
- ・アクセス:彦根駅から963m
- ・営業時間: 8:30 ~ 18:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0120-21-6003
- ・料金: ~1000円
- ・公式サイトURL: http://www.itojyu.com/
菓心 おおすが
もう一つ、彦根の有名な老舗和菓子店『おおすが』です。こちらのお菓子は色々とバリエーションに富んでいます。
炭を生地に練り込んだ黒いどらやきなど、楽しんで食べられるお菓子が揃っています。
小さなお子さん向けなら、ひこにゃんの人形焼もお勧めです。ひこにゃんの全身をかたどったこのお菓子は、生地はもっちり、小豆はふっくらで、お味もさることながら、見た目のかわいらしさが抜群です。かわいいもの好きの女性へのお土産にも喜ばれそうです。
三十五万石
http://www.lococom.jp/talist/22530329665/2247546/
いろいろとご紹介したいお菓子はありますが、やはり一番はおおすがの看板商品『三十五万石』です。パリパリの薄皮最中で中身は上品な甘さの粒あんに、なんとおモチ!
このパリパリモチモチな食感が本当にクセになるんです。
おモチの代わりに立派な一粒栗が入ったバージョンもあるんですが、こちらも非常に美味!
包装もとても綺麗で高級感があるので、目上の人へのおみやげにも利用しやすいです。
中身のつぶ餡は、ふっくらと炊きあげられた北海道産の小豆。求肥のもっちりとした食感が、パリッとした最中の皮と、つぶの感触を残す餡によく合うんです。全国菓子博で名誉総裁賞を受賞したこともあるという彦根銘菓。お土産には最適です。
■ 基本情報
- ・名称: 菓心 おおすが
- ・住所: 滋賀県彦根市中央町4-39
- ・アクセス: 彦根駅から881m
- ・営業時間: 8:00~18:00
- ・定休日: 8:00~18:00
- ・電話番号: 0749-22-5722
- ・料金: ~1000円
- ・公式サイトURL: http://www.kashin-ohsuga.com/
みやおえん
琵琶湖の東部山間にあるお茶の名所「政所(まんどころ)」をはじめ「朝宮」「土山」といった近江のおいしいお茶処のお茶を扱っている、有名なお店です。明治五年創業のかなりの老舗であり、お茶の品質がしっかりしています。
こちらのグリーンソフトは、リピーターも続出の絶品で、これもぜひ食べて帰りたい一品です。ミルク分を控えめにして、お茶の味を引きたてているソフトクリーム。本物の抹茶を使用しているので、風味が違うと言います。
http://www.city.hikone.shiga.jp/0000001681.html
玉露 大老
http://www.city.hikone.shiga.jp/0000001681.html
おみやげにするなら国宝 彦根屏風の美しい図案が描かれたこちらの缶入りのものがおススメです。玉露なので値は張りますが、味は確かです。
またこちらの缶の見目麗しさは、きっとプレゼントした人の心に響くはず!
大切な人のお土産にどうぞ。
「大老」はもちろん、井伊直助公から名付けられたもの。彦根で井伊大老がどれほど愛されているか、お土産を見るだけでも分かりますね。高級な玉露をいただくならば、淹れ方にも気をつかいたい所。60℃くらいのぬるめのお湯で淹れるのが良いそうです。
■ 基本情報
- ・名称: みやおえん 本店
- ・住所: 京町三丁目3番20
- ・アクセス: JR彦根駅より徒歩7分
- ・営業時間: 9:00~19:00
- ・定休日: 日曜日
- ・電話番号: 0749-22-0841
- ・料金: 500円~
- ・公式サイトURL: http://www.miyaoen.co.jp/index.html
あゆの店 きむら
『あゆの店 きむら』にはびわ湖を含めた滋賀県で獲れた鮎を使用した商品が揃っています。
甘いものが苦手な方にも安心してお渡しできるおみやげが購入できますよ!
さすが、鮎のラインナップは豊富で、どれにしようか迷いに迷ってしまいます。が、鮎以外にもおいしそうな魚介の加工品が色々です。しじみや小エビ、「ごり」というお魚の商品や、京の高級料亭にも取引されるという希少な魚「本もろこ」。奮発したお土産を買いたい時にもお勧めです。
小あゆ煮
いろいろとおいしい商品が揃っていますが、なんといってもおススメは朝イチでとれたばかりの琵琶湖産鮎をすぐに調理して作られた『小あゆ煮』です。昔ながらの製法が守られており、味付けも地醤油と地酒という地域ならではのものが使われています。ご飯に合わせても良し、そのままいただいてもよしな絶品グルメなんです。
こちらは、小さめの釜で少しずつ煮ており、熟練の職人さんが数時間つきっきりになっているという、手間のかかった一品です。それだけに、形も煮崩れすることもなくきれいにそろい、お味の方もむらがなく均一に仕上がります。
■ 基本情報
- ・名称: あゆの店 きむら 本店
- ・住所: 滋賀県彦根市後三条町725
- ・アクセス: ひこね芹川駅から1,612m
- ・営業時間: 9:00~19:00
- ・定休日: 火曜日定休
- ・電話番号: 0749-22-1775
- ・料金: 1000円~
- ・公式サイトURL: http://www1.enekoshop.jp/shop/ayukimura/
前谷酒店「酒舗まえたに」
やっぱりお土産で外せないのは地酒ですよね…!酒呑みには絶対に喜ばれる、彦根の地酒をたくさん取り扱っているお店をご紹介します。
こちらは彦根で九十年余り酒造りを続けられている老舗の酒屋さんです。
近江のお酒がずらりと取り揃えられているので、選ぶ楽しみもありますよ。
近江の地酒がそろっているのはもちろんですが、こちらは、近江以外のお酒も豊富にそろっているのです。
焼酎や国内の地方の銘酒のみならず、イタリアのワインまで。和リキュールには「完熟ふるふるマンゴー梅 酒」「嬉野アールグレイ和紅茶梅酒」「宮崎焼き甘栗和紅茶梅酒」などなど、気になる名前がずらり。どれにしようか、店頭でじっくり選び抜いて下さいね。
http://ub.shiga-u.jp/spot_view.asp?action=view&spot_id=602
喜楽長 滋賀渡船 特別純米酒
http://minkara.carview.co.jp/userid/516066/blog/30272213/
やっぱり地酒の中でも『大吟醸』は別格です。芳醇な香りは、一口飲むごとに身体を駆け抜けていきます。
こちらのお酒は滋賀県の喜多酒造で作られています。
酒舗まえたになら、こちらのお酒を始め様々な地酒を購入できます。
いろいろな地酒を見比べて選びたい!という方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
「喜楽長」の原料に使われている「山田錦」は、お酒を造るのに非常に向いたお米の様で、全国新酒鑑評会では常に上位を占め、金賞の受賞率も高いのだとか。「喜楽長」シリーズ以外にも、山田錦を使ったお酒はいろいろあるので、お気に入りを見つけてみて下さいね。
■ 基本情報
- ・名称: 酒舗まえたに
- ・住所: 滋賀県彦根市船町5-10
- ・アクセス: ・彦根市役所より北へ200m行き、最初の止まれ標識の交差点を右折、すぐ。
- ・営業時間: 9:30~20:00
- ・定休日: 毎週日曜日(祝祭日は営業)盆・正月休み有り
- ・電話番号: 0749-22-0575
- ・公式サイトURL: http://maetani.biz/
彦根のお土産はいかがでしたか?彦にゃん以外にもたくさんの魅力的な物があったのではないでしょうか。滋賀の代表的な観光地として多くの人が訪れるこの街は、歴史的情緒あふれる雰囲気で特に老舗和菓子店が人気のようですね。また、周辺はお茶の生産地としても知られており、茶葉の販売にも力を入れているようです。自分用にもよし、家族、お友達に、そして同僚にと渡せる、そんなひと品を集めてみました。旅行後の思い出話のお供に、ぜひ買って帰られてみては。